フィリピーナと共に
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2009年04月01日

初めてのフィリピン セブへの旅立ち5

言葉の通じない、20才近く年下のかわいい女の子ジェニー。
身長160cm弱で足の長いスリムな体型。豊富な黒いストレートヘアーが、背中中間のやや下までを覆っている。

水商売の子ではあるが、派手でさはない。
アクセサリー類は、安っぽいネックレス身につけているだけ。
指輪は一つもしていない。
香水は控え目で、そばにくると石鹸のような香りが漂ってくる。
やや濃い目のファンデーションと赤い光沢のある口紅だけが、唯一彼女を夜の女と感じさせる。
化粧を落とす時間が無かったのか・・。

ホテルに入るまで、異性というよりは、友達を部屋へ迎え入れるという感覚だった。
それにも関わらず、ホテルのエレベータの中でジェニーと二人きりになった時には、心臓が高鳴った。
そしてその時僕は、かつて経験したことのないシチュエーションに、戸惑いを覚え始めていた。

言葉をかわせないことが重荷である一方で、頭の中が、なにかエキサイティングな感覚に支配されていく。
エレベータの中での沈黙が、それを増加させていく。

少し前までは、全く見ず知らずだった人間と、さも親密な関係のようにしていることへの違和感。
自分がこれほど若い女の子と一緒に、ホテルの部屋へ行こうとしていることへの違和感。
初めて会ったにも関わらず、ジェニーが自分を信用しきっているように見える違和感。
そう、違和感だらけ・・・。

その違和感が、未知だった世界の入口に立っているのかもしれないという、エキサイティングな感覚に繋がっているのだったが、その時は僕自身、それを認識していない。

エレベータが静かに10Fに到着し、ドアが開いた。
部屋のキーを挿しドアを開け、彼女を先に部屋へ入れる。

彼女が、まだ整っているベッドの端に腰を下ろし、部屋の中を見まわしている。
そして、すぐにポーチから電話を取り出し、どこかへ短い電話をした。
(後で気が付いたのだが、彼女はお店へ、どこホテルの何号室に入ったと報告していたのだ。自分の安全確保のためである。ホテルを出る時も問題の有り無しを報告するルールになっているらしい。)

「drink? or tea?」・・(何か飲む?…と言いたい。)

「water!」・・(水。)

たったこれだけのやり取りで、とりあえずコミュニケーションが取れていることへの安堵感。
さて、次はどうする?それじゃ、もう帰りなさいはおかしい。
でも会話をするにも、英会話力ゼロでは、どうしようもない。

その時ひらめいた。

「my english no no!」・・(僕は英語はだめだめ。)
「please teach English」・・(僕に英語を教えてください。)

「ah…, first you take a shower!」・・(先にあなたシャワーしなさい。)

「シャワー?」
「you shower? or me shower?」・・(あなたがシャワーしたいの?それとも僕にシャワーしろといってるの?)

「you first!」・・(あなたが先)

「ファーストミィ?」
ファーストってどういうこと?

「next you?」・・(それじゃ次はあなたってこと?)

「yes」

「why you shewer?」・・(どうしてあなたがシャワーするの?)

「you first!」・・(あなたが先よ)

はあ?やはり会話になっていない。
少なくとも、僕はそう感じた。
ここで断固とした態度を取るべきか?それともいいなりになってしまうか?
しかしまだ十分に、この状況がよく飲み込めていない。

「ア〜、オーケー ユー・・ニード・・シャワー? ホワイ?」

「you first!」・・(あなたが先よ)

今度はシャワールームを指しながら言われた。

「ア〜、オーケー?」

カードや現金が入った財布がズボンのポケットに入っていることを確認し、渋々服を着たままシャワールームに入った。
もしかして、僕の持っている財布が目当てなのか?などと考え始めていた。
しかしシャワーを終えて部屋に戻っても、彼女はやはり部屋にいた。

僕が終わってからは、やはり彼女もシャワーを浴びた。
シャワールームから出てきた彼女は、さっきまではいていたジーンズをシャワールームに脱ぎ棄て、Tシャツだけの姿で現れた。
そして無言でベッドの中に潜り込んだ。

「you sleep?」(あなたここに泊っていくの?)

「yes」

僕はどうして良いかわからずに、たばこを吸い、ホテルのガイド等を見ながら、どうするかを思案していると、ジェニーは「Hey!」と言って、ベッドの上で、自分の横に来いというジェスチャーをしている。

そして僕も、ベッドにいるジェニーの横に潜り込んだ。

※( )中の和訳は、僕がその時伝えたかったことで、必ずしも文中の英語と意味が一致しません。

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