フィリピーナと共に
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国際恋愛:カテゴリの記事一覧です。

2009年06月11日

リン75 融資の話し

これから続く話は、ここで書くべきかどうか迷いました。
しかしこの部分を省略すると、やはり人生放浪記の意味合いが半減してしまうので、ありのままを書くことにします。
少しフィリピーナの話題と離れるかもしれませんが、気にならない方はどうぞお付き合い下さい。

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毎月ぎりぎりの生活をすることは自分自身それほど苦にならなかったが、やはりリンや自分に何かがあった時どうにもならない状況が不安でならなかった。
金利だってばかにならないしここは安い金利でお金を借りて、カードの残債を整理しておいた方が良いだろうと思った。

僕は「おまとめローン」や「低金利ローン」をインターネットで調べ始め、そこで3つの業者をピックした。
3つとも金利1%〜8%で多重債務者歓迎など、美味しい言葉が並んでいる。
僕は最初から怪しそうだと疑いながらも、もしそれが本当だったらという想いで試しに電話をしてみたのである。
最初の会社は年配らしき女性が出たが、話の内容が明らかに詐欺っぽく、しつこく自分を繋ぎ止めようとする相手を振り切って電話を切った。
そもそも電話番号が携帯だったので、もし詐欺まがいであればその手口でも勉強しておこうくらいのつもりだったのである。

しかし僕は2つ目の会社で引っかかってしまった。
会社の名前はトータルサポートといい、インターネットのページには東京03で始まる電話番号が記載されていた。
期間限定の特別金利1%で審査はあるが相談にのるのでまずは気軽に電話をくれといった、それらしい言葉が書いてある。
金利1%なんてありえるのかなと思いながらの電話だった。
「はい、トータルサポートです」
電話口の向こうに事務所のざわめきが感じられた。
電話で客と話をしているらしき他の男性の声も聞こえてくる。

「インターネットで1%の金利と見たのですが、これは本当でしょうか」
「もちろん本当です。ただし金利は審査結果で若干変わりますが、それでも他よりは全然低金利ですよ。融資のご相談ですか?」
「ええ、金利の安い処でいま抱えているローンをまとめたいと思ってるんですが・・」
「あ〜、うちはそんな相談が多いですよ。それで現在の借入状況はどのような感じになってますか?大ざっぱでもいいので、会社名と金額を簡単に教えていただけますか?そしたら審査部に回して、結果が出てからすぐに折り返しますから・・」
「いや、まだ借りると決めたわけではないので、そこまで具体的な話は結構です」
「いやいや、この金利1%は今だけの特別な金利ですから、審査だけでもどうですか?審査に通ればもうけものですよ。」

話し方がきちんとしていて、審査部があるまっとうな会社であることをさりげなくアピールしていた。

少しの間躊躇したが「それじゃ審査だけでも・・」と名前、生年月日、住所、勤め先、そしてその時点の借入金額とカード会社を電話口で告げた。それに借入希望額は300万とした。
相手は、これだとちょっと厳しいかもしれないが、とにかく審査部には何とか希望に添えるように話を通すからと、そこで一旦電話を切った。

翌日、東京03で始まるトータルサポートの番号から僕の携帯に電話がかかった。
「審査の結果がでました。結果はやはり少し厳しいですね。どうもブラックリストに名前が載ってるようですよ。それでも何とか力になりたいと思いまして系列の保証会社にむりやり話を通して保証してもらえることになりました。ちょっと条件があるのですがそちらの保証を使ってはどうでしょうか?その保証を利用すると弊社の審査部の人間もなんとかできるかもしれないと言ってくれているんですよ。」
本当は貸出などできる状態ではないのだが、それでも骨を折って何とかならないかと頑張っているような口ぶりであった。
僕は相手を疑っている反面、本当に低金利でお金を貸してもらえるのならというかすかな希望の光がその時心の中に芽生えた。

「その保証会社を利用するとそこにお金を払う必要があるから、結局は金利が上がるようなものですよね」
「保証会社にお金を支払う必要はないんですよ。ただこの業界も信用を大切にするとこでして、Markさんとうちは過去に取引きもありませんしブラックに名前が載っているということもありますので、保証会社もはいそうですかという訳にはいかないんですよ。それでですね、信用を作るために一旦委託金を払っていただくことになります。それはあくまでも信用を作るためだけのものなので、後ほどお返しするお金になります。」
「それはいくらになるんですか?」
「今回は300万の融資希望ということなので、2割の60万が必要となりますね。」
「それって少しおかしくないですか?お金に困っているから融資をお願いするのに60万を払ってくれと言われても、そんなお金は出せないですよ。」

「お話はよくわかります。ですから私どもは業界の繋がりを利用して、そのお金も融資する場合があるんですよ。ただし信用ができましたらその60万はすぐにお返ししますから、その後速やかに返していただくことになりますが・・。」
「え?それじゃあ僕はそのお金を借りて一旦委託金を払い、融資が決まったら戻った60万を返せばいいんですか?」
「はい、その通りです」
「はあ、それでもお金を払うというのは少し気が引けますね。やはり今回はやめておきますよ。」
相手はちゃんとした会社のような雰囲気であるが、それでも疑っている僕は一旦この話を打ち切ろうと思った。
リスクがないのならこの話に付き合ってもよかったが、そこで60万というリスクが見えたからである。

それでも相手は「いやぁ〜・・困りましたね。こちらもすでに保証会社や審査部に根回しをしていますし、実は結構頼み込んでここまでこぎつけたんですよ。どうか私の顔をつぶさないでくださいよ。」とたたみ込んできたのである。
僕はその押しに負けて、もう少し付き合うことにした。

「それではこれからお伝えする番号に電話をして、融資の申し入れをしてみてください。相手の審査部にはこちらから話を通しておきますので、審査は問題なく通るはずです。それと電話口にでる人はそのような話は知りませんので、弊社との話を含めた事情は言わないで下さい。もし言うと問題になり審査が通らなくなってしまうので、気を付けてくださいね。融資の理由はレジャー資金にしておいて下さい。それで大丈夫ですから。」

先方から2つの会社と電話番号を伝えられた。
一方の融資希望額を50万、もう一方を30万にして、とりあえず残りの20万は僕のためにとっておいてくれとのことだった。
その会社は消費者金融ではあったが、よくテレビで宣伝しているところではなく、僕は初めて名前を聞く名前だった。

一応インターネットで調べたら、確かに2つともしっかりとした会社であることがわかった。
少なくともお金がこちらへ流れてくる話であるから、それを実行すること自体は問題ないだろうと思い、立て続けに2つの会社へ電話をしてみた。

電話口で先方の質問に答え身分証明書をFAXした結果、二つともあっさりと審査が通った。
30万の融資をお願いした会社には、枠は50万取れているので30万といわずに50万まで借りて下さいよと言われた。
ブラックリストに載っているのに、よく審査が通ったものだと思った。しかも希望金額より多い枠まで取れたという。

そして融資をお願いした金額50万円と30万円、合計80万円はすぐに自分の銀行に振り込まれた。


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カテゴリー:国際恋愛
エントリー:リン75 融資の話し
2009年06月10日

リン74 倹約生活

フィリピンからの帰国便の中では、リンとの今後について真剣に考えざるを得なかった。
少なくとも金銭的なことについては事態が悪化するばかりで、それが好転する材料や兆しはどこにも見当たらなかった。
愛情があればなんでも乗り越えることができるという言葉は嘘だと思った。
いくら愛情があっても、お金がなければ物理的に多くの支障が発生するし、気分だって晴れないではないかと思っていた。
フィリピーナを恋人にするということが、これほど大変なことだとは思わなかった。
それは日本人としての見栄やプライドのようなものが引き起こした、いわば自分の巻いた種によることがわかっていても尚、そんな考えが自分の中で支配的になっていた。
リンの件は片付いたのに、心の中は重たい暗雲が立ち込めているようにどんよりと重苦しかった。


帰国後しばらくして、カードの支払明細書が次々と届き始めた。
恐れていたキャッシングの支払は、最終的にはトータルで月に12万円ほどになることがわかった。
しかし良く見ると、支払い額に対する利息のウエィトが異常に高いような気がした。
リボルビング払いは月々の支払額が少なくて済む分、利息金額が高くつくことは考えればすぐにわかることであったが、あらためて現実を突きつけられるとやはり驚かずにはいられなかった。
返しきるまでに何年かかるのだろうか?
できればまとめて返しいたいほど利息を馬鹿らしく思った。
これにプラスして、消費者金融から借りた50万の分が月に1万5千円ほどあった。

毎月の支払いを整理してみた。
バブル崩壊後に価格が下がった新築マンションの住宅ローンが10万ほどあった。
それとは別に、会社から低金利で借りた500万の住宅ローンの支払が毎月均等払いで3万5千円ほどある。

あとは生命保険、自動車保険、駐車場代、水道や電気、ガスの公共料金、携帯やインターネット回線代、新聞など、それらを合わせると10万円ほどになる。

そこまでを合計すると、給与をもらってから右から左へと消えていくお金が毎月35万ほどになった。
それにリンに対する送金の10万をプラスすると、合計で45万になる。
これで僕の手元に残るお金は10万そこそこという計算だった。

結局はリンへの送金を減らした分がローンの返済に入れ替わっただけであった。
むしろそれより悪化している。
そして頼みの綱であった貯金も底をついている。
あとは上手にボーナスを活用していくしかない。

外食が多い僕は、月10万は決して余裕の金額ではなかった。
そして意外ときついのは、タバコ代やコンビニでのちょっとした買い物代だった。

リンへの送金を打ち切ると楽にはなるが、そうした場合リンや彼女の家族が生きていくために行わなければならない選択肢は限られていた。
リンがどうしなければならないかが目に見えている状況で、送金を打ち切ることがどうしてもできなかった。
これが他人事であれば、きっとそんな無理な送金はやめるべきだと自分も忠告するだろうと思った。
しかし実際にこれほど深く関わると、それが簡単なことではないということをいやというほど思い知らされていた。

しかしその頃僕は、それが家族に対する心配や愛情に似ていることをはっきりと自覚していた。
仮にリンがどこかのお金もちでもつかまえて幸せに暮らしてくれたら、僕はそれでも良いと心から思っていたからだ。
いや、もしかしたらそれを願っていたのかもしれなかった。
心のどこかに、明らかにもう解放してもらいたいといった気持があった。


僕は自然と自分の生活費を切り詰めるようになっていった。
電気やガスを節約するのは勿論、コンビニの買い物や外食も控えるようになっていた。
食料品の相場価格もわかるようになり、それが身に付くとあそこスーパーよりこちらのスーパーが安いなどということも分かるようになっていた。
冷凍食品は週に数回半額セールをするので、その時に買わないと損だということも初めて知った。
そしていつの間にか、特売品にときめく主婦の気持ちがわかるようになっていた。

一人分の自炊は結構高くつくということもわかった。
チェーン店の牛丼を食べた方が安く済みそうだったが、毎日それを食べてみるとすぐに飽きてしまった。
次第に一回作ったら何日間か食べられるものを作れば、外食より安く済むことがわかってきた。
必然的にカレーやシチュー、煮物を作る回数が増え、そして冷凍庫を多く活用するようになった。
作ったものだけではなく、安いものを見つけるとすぐに買って冷凍庫にぶち込むようにしていた。

新聞やCS放送は解約し、車は極力使わずに少々遠いところでも自転車を多用した。
これは健康にも良いから一石二鳥だと思った。

もちろんフィリピンパブへは行かなくなった。
行けなくなったという言い方の方が正確かもしれないが、一旦足が遠のくと、以前夜になると行きたくてうずうずしていた中毒のような感覚が嘘のように消えていった。
本はハードカバーの新刊はできるだけ買わないようにし、読む本はドキュメンタリーから小説の単行本が中心となった。
そしてもちろん以前良く行ったパチンコもぴたりとやめた。

このようにして僕は、自分の生活を次第に改めていったのである。
しかしそれでまたお金が貯まるようになったかと言えばそんなことはなく、それらはギリギリの生活を維持するための最低限の施策であったが、こんなことをして月々の給料だけで暮らせるようになっていった。
おそらくそれらを考えずに生活をしていたら、本当に毎月が赤字ということになっていたはずである。

リンは例の借金問題でどたばたしてから、一切お金の話をしなくなった。
お願いしても無駄であることを知っていたからかもしれないが、さすがに遠慮しているのだろうと思っていた。
こちらから敢えて問い合わせることもしなかった。
無い袖は振れないのだから、聞くだけ野暮だと思っていた。
そしてリンへの電話も節約対象になっていた。だから以前は毎日かけていた電話が1週間に1度ほどの頻度になった。
後はパソコンから彼女の電話に直接メッセージを送るだけにしていた。
それだけでもずいぶん負担が減ったような気がした。

しかしこの綱渡りのような生活は、あまり気が休まらなかった。
次第にこの借金をなんとかして少し楽になりたいと思い始めたのであるが、それがあだとなり、ますます自分を追い込むことになってしまうのである。

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カテゴリー:国際恋愛
エントリー:リン74 倹約生活
2009年06月08日

リン73 返済

飛行機から外へでた瞬間のあの蒸し暑い熱気が体を包見込んでも、その時はいつものような感慨も興奮もなく、ただ自らを奮い立たせるかのように気合を入れ直した。

空港ではリンと弁護士のサム、そしてその妻であるフィーが出迎えてくれた。
リンは浮かない顔をしながら「Very sorry」と言ってきたが、僕はひとまず彼女に「its ok」と声をかけ、初めて顔を合わすサムと握手をし挨拶を交わした。
そしてフィーにもありがとう、助かってるとお礼を述べた。

以前周囲の人間から、サムは独立し様々な方面で活躍している腕利き弁護士と聞いていたので、大柄な欧米人タイプのいかにも利発そうな人間を想像していたが、実際の彼はやせ型で身長もそれほど高くない、どこにでもいるようなフィリピン人であった。
もちろんスーツなどを着ているわけではなく、ポロシャツに綿パンという普通の出立の彼に対して少し頼りない印象を持った。
しかし今回の彼の対応は迅速で、その日も食事をしながらミーティングをし、次の日からどうするかを決めようということで空港まで来てくれたのだった。

方針は決まっていた。
決まった金額を全て支払いかたをつけることである。
ただし支払金額が報告されていた金額を大きく上回った場合、払いきれないので再度作戦を立てる必要があった。

支払いは自分が直接出向いて行いたいとサムに申し出た。
彼は日本人は顔を出さない方が良いと言ったが、これだけの大金を他人任せにすることはできなかった。
結局足元を見られないように、先にサムが交渉をして金額が確定してから自分が出向いてお金を返すことにした。
交渉は減額のためのものではなく、突然金額が跳ね上がったりしないようにするためのものだとサムは言った。
要は金額が減るということは期待するなということである。

リンとは色々と話すべきことはあったが、それは全てが無事に済んでからにしようと思っていた。
夜はリンの身に何かがあると困るのでホテルへ泊めたが、初日の夜はリンと今回の件について何も話さず、体を重ねることもなかった。
特に冷たくしていたわけではなくできるだけ自然にふるまってはいたが、やはりどこか二人の間はぎくしゃくしていた。
リンが申し訳く思っている気持は彼女の態度からひしひしと伝わってきたので、責める気持ちを押さえていたわけではない。
しかし慰める気持ちも起こらず、、何か心の中が無風状態にでもなったかのように呆然としていた。
それは今回の事に決着がついた後、日本へ帰ったら自分のことを考えなければならないからだった。
カードで目一杯お金を引き出した後にどうなるのか、あまり深く考えていなかったし、考えたくもなかった。
漠然とした不安が込み上げてくるのであったが、まずは目の前のことを片づけようと、その湧きあがってくるものに無理やり蓋をして押さえ込んでいた。


翌日昼からサムが交渉にでかけ、夕方には金額が確定した。
金額は当初の予定通りだったが、書き込まれた金額を支払えば今後一切関知しないという念書を取りつけてきた。
その間僕とリンは、午前中から大小合わせていくつかの両替え所を回り、小分けに200万円をペソに交換したのである。


確定金額はおよそ23万ペソ、38万ペソ、そして35万ペソの96万ペソであった。
それはサムがきちんと確認した数字だということだった。

翌日ランチを取ってから、サムと一緒に事務所を回った。
サムは最初の調査時及び前日と同様、ボディーガードとして体格の良いポリスを連れてきた。
普段は本物のポリスであるが、個人的に袖の下をちらつかせ依頼すると、拳銃を持って駆け付けてくれるのがフィリピンである。

事務所はいずれも、外からは一見それとはわからないような普通のアパートだった。
中に入っても事務所というよりは普通の住まいという感じの部屋で、そこには留守番でもしているかのような男が二人いるだけであった。
それもポロシャツにサンダルという風情で、マフィアの遠縁の人とは思えない普通の人である。
悪の巣窟かと思っていた僕は拍子ぬけをしたが、強面の人たちに取り囲まれるよりはずっとましである。
二人は特にいかつい外見ではなく、また凄むわけでもなく、淡々と事務的に返済手続きを進めるのであった。

3箇所いずれの場所も同じような感じであったが、最後の一人は「おめでとう」などと言い嫌味な笑みを浮かべながら握手を求めてきたので、「You too」(あなたもね)といい、握手をせずに踵を返し事務所を出てきた。
あの態度と笑みには、確かにちんぴらの本性が見え隠れしていた。

悶着の一つか二つはあるかと思ったが、事は思っていた以上にあっけなく終わり、ただ持ち込んだ大金があっという間に無くなっただけという感じだった。
簡単すぎるような気はしたが、回収した借用書などの書類関係は弁護士のサムに確認してもらっているので問題はないはずであった。


僕はサムとフィーを夕食に招待することにし、リンの待つホテルの部屋へ戻った。
借用書をリンの前に差し出すと、サンキューとソーリーを繰り返すリンの目から、涙がぼろぼろとこぼれ落ちた。

「もうおわったんだから泣かなくてもいいよ」と言っても、リンはベッドの端に座ったままうなだれていた。
それでもリンはホッとしているはずだった。
しかし今後のことを考えると、手放しでは喜べない自分がそこにいるのだった。

「ハニー、怒ってるの?」
涙声でリンが話しかけてきた。

「いや、怒ってないよ。ただこれからのことを心配しているだけだよ。今度は自分の借金のことを考えなければならないから・・・」
「ほんとうにごめんなさい」
「まあいいよ。僕は仕事をしてサラリーもらえるから。明日お兄さんに会えないかな?直接話しておかないといけないことがある。」
「わかった、あとで聞いてみる」

リンの兄には、今後同じようなことがあった場合助けることはないとはっきり伝えておかなければならない。
もう助けたくてもおそらくできないだろう。
そして子供たちの事も含めて、積もり積もった怒りがある。
これ以上なめるんじゃないと、その怒りを思い切りぶつけたい衝動にかられていた。

そしてリンにも、同じ過ちを繰り返さないでくれとお願いした。
もしお兄さんが同じことをしたら、今度は見すてろと言った。
そして事態が悪化する前に、相談して欲しいとお願いをした。
もう過ぎてしまったことをくどくど言っても仕方がない。
その話はそれで終わりにした。

夕食を共にしたサムには、封筒にいれた10万円(5万ペソ)を渡した。
弁護士の月給はおそらく10万から15万程度であるから、相場をよく知らないが、きっと割のいい仕事だったに違いない。
その証拠に、ポリスのバイト代はその中から捻出するからいらないと言われた。
高い支払であったが、それでも彼が動いてくれたから自分がそこまで奮起できたのである。
それを考えると、べらぼうに高い報酬というわけでもなかった。

電話の話では、リンの兄は翌日ホテルの部屋を尋ねると話していたが、結局は姿を現さなかった。
僕は先行き暗い想いを抱えながら、その翌朝セブを後にしたのである。


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エントリー:リン73 返済

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