フィリピーナと共に
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2009年05月13日

リン52 ハニーとリン

2回目にハニーの店に行ったのは、その1週間後だった。
前回は僕からハニーのことをいろいろ尋ねたので、その時は彼女の方から先制攻撃があった。

「あなたは奥さんいますか?」
「いないです」
「恋人はいますか?」
「いますよ」
「え〜、そうなの?それはなに人?フィリピン人?」
彼女はがっかりした様子もなく、続けて聞いてきた。

「そう、フィリピン人」
「日本のお店で働いている人?」
「違う、彼女は日本に来たことがないよ。今セブに住んでる。」
ここまではどこのお店に行っても最初に交わす会話だった。

「そうですか・・。ねえ、アコ(わたし)にチャンスある?」
「なんのチャンス?」
「あなたの恋人になるチャンス」
「ないよ」
「アイジンは?」
「そんな言葉、よく知ってるねぇ、だめ!」
僕は敢えてきっぱりとした口調で言った。
ややこしい事に巻き込まれるのは御免だという気持ちがあった。

「冷たいなぁ。心痛いなぁ。ふん!」
「だってしょうがないでしょ。恋人がいるんだから。」
「ねぇ、あなたの恋人の話を教えてください。いいですか?」

「ふん!」とは言うものの、彼女は態度は相変わらずフレンドリーだった。
そしてリンの話に興味を示してきた。

僕はリンと出会ったてから現在に至るまでの話を、かいつまんで話しをした。
ただしリンがゴーゴーバーで働いていたことは伏せた。
毎月の送金についても話をしたが、具体的な金額は言わなかった。

「なに〜、それ奥さんみたいだね。あなた子供いるの?」
「子供はいないよ」
「それじゃ責任ないでしょ?それでも毎月お金送るの?いいなぁ、彼女ラッキーだなぁ。」
「そう?ラッキーなの?」
「ラッキーでしょ?あなたみたいな日本人ゲットできたから。彼女ハッピーでしょ?」
「たぶん・・・」
「なんでたぶん?あなたもハッピーでしょ?」
「たぶんね・・。この話はもう終わり。もう違うトピックスにしようよ。いいですか?」

彼女は何でも自分のことをストレートに話すかわりに、人のことも同様に聞いてくるような気がした。
複雑な心境でいる僕は込み入った会話を避けたかったので、リンの話を早々に打ち切りたかった。

「わかった。最後にひとつだけいいですか?彼女はマガンダ(美人)ですか?」
「わからないなぁ、僕はそう思うけど・・・」
「アコとどっちがマガンダ?」
「それはあなたの方がずっとマガンダだよ。へへへ。」
「あ〜、彼女の方がマガンダでしょ?ボラボラ(お世辞)いらないもん。ふん!」

最後に鼻をならすような「ふん!」という言い方が、彼女の癖だった。
嫌味な言い方ではなく、それは彼女の愛嬌を感じさせるものだった。


「ねぇ、あなたの好きな歌は何?アコそれ勉強するよ。」
話題はカラオケの話になった。
僕のレパートリーは広かったが、少しマニアックな歌が多く、曲名を行っても彼女が知っている歌はほとんど無かった。
そんな中で彼女がとても気に入ったのがBobby Caldwellの「Come To Me」だった。
歌ってみせたら彼女も知っている曲だった。
「それ、アコのお母さんの時の歌だよ。すごい古い歌。でもこの歌いいね。大好き。」

歌詞の中に「Let me love you Honey!」(あなたを愛させて下さい、ハニー!)という下りがある。
全体的にとても甘い歌詞の歌だったが、その甘い言葉が、自分に向けられたメッセージのような気がするから好きという単純な話だった。
お店に行くと必ず彼女は僕にその歌をリクエストした。
僕は恥ずかしくなってきて、リクエストに応えるのは数回に1回程度だった。

こうして僕は、いつの間にかハニーの店へ1週間か2週間に1度ほどのペースで通うようになっていた。


リンとは相変わらずだった。
時々追加の送金をお願いされ、時にはそのことで喧嘩になった。
そんな時は、日本のお店で使うお金があったらそれを彼女にまわせばいいのにと、自分で自分を責めることもあった。
しかし店にはついつい足を運んでしまうのだった。
そんな自分を馬鹿な奴だと自嘲するようになっていた。

喧嘩になっても結局僕はお金を送った。
彼女が困っていると思うと、そうせざるを得なかった。
それが愛なのかそれとも惰性なのか、自分でもさっぱりわけがわからなくなっていた。
親しくなったハニーにその話をすると、「あなたはリンのこと、ほんとに愛してるなぁ。それは愛でしょ?」という返事が返ってくる。
そう言われてさえ、僕には自分の心の中がわからなかった。

ハニーは僕に、頻繁に同伴をお願いをしてきたが、僕は全て断っていた。
そもそも同伴の意味がわからなかった。
彼女たちに何かを買ってあげたりご馳走したりして、その挙句お店にも同伴の料金を取られる。
女の子の面倒を見た代わりに、お店の飲み食い料金をサービスしてもらいたいくらいだった。

それにハニーはやはり危険だった。
自分の気持ちをストレートに僕にぶつけてくる。
ただアキのケースと違ったのは、アキは心の底から湧き出るような想いを抑えながらも、それとなくわかるという雰囲気であったのに対して、ハニーはストレートでかつ明るい。
どこまでが本気で、どこからが冗談なのかが分からないといった気楽さがあった。
だから僕が冷たく断っても、彼女は沈み込むことがなく、「冷たい、ふん!」と言うだけで済んでしまう。
それで後を引かないというのが、ハニーのいいところだった。

僕は事あるごとに、ハニーとリンを比較していた。
隠し事をせずなんでも話しをして、あなたのことが好きだということを全面に押し出してくるハニーとリンは、見事に対照的だった。
ハニーは僕に恋人がいることや、僕がリンのことを愛していることは認めながらも、僕に対する気持ちは自然のものだからしょうがないでしょうというのが、彼女の理屈だった。
そう言われると確かに否定しようがなかった。
そして僕は、ハニーのそんな明るい振る舞いに、彼女の僕に対する気持ちを軽く見ていたのだった。


まもなくハニーがフィリピンへ帰国という時になって、僕は大変な過ちを犯してしまった。

これがハニーがいたお店。この頃はタレントがショータイムをやっていた。
omose2.jpg

お客さんがステージの上でカラオケをしている
omise4.JPG

僕とハニーも一緒にカラオケ
omose3.JPG

彼女が帰国直前の写真。なぜこんな雰囲気?それには訳があった。
omise.jpg
写真は怖いなあ。でも雰囲気がわかるでしょ?小さい写真ですみません。

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2009年05月12日

リン51 子供の父親

「ちょっと聞いていい?プライベートな話だから、いやだったら話をしなくていいよ・・・」
「なに?いいよ。」
「あなたはまだ小さい子供がいるでしょ?そのお父さんはどうしたの?」
「子供のお父さんは逃げたよ〜」
彼女は少しふざけるように言った。
(「逃げたよ」の「げ」のイントネーションが上がる感じ・・・)

「は?」

僕は心底驚いた。
子供のお父さんが逃げたことにではなく、そんなに重大で、かつ人には知られたくないような事実をあっけらかんと簡単に言うことに対して驚いていた。
しかもフィリピンパブの中で、彼女は若いタレントで僕はその日初めてのお客さんである。

「それ、あなたのお客さんみんな知っているの?」
「みんなじゃない。聞かれたら教えるだけ。だってはずかしでしょ?それ。」

(一応羞恥心みたいなものは持っているんだ・・)
「だからアコ日本で働くしてるでしょ?ほんとはいやだよ、この仕事。でも子供のため、仕方ないでしょ?」
「そうだね、まだ子供小さいし、離れてると淋しいでしょ。子供は誰が面倒みてるの?」
「淋しいよ。毎日声聞きたいし、顔見たいよ。でも今は写真見るだけで我慢してる。子供は私のファミリーが見てるよ。」

「あなたにはちゃんと全部教える。だってあなた大事だから。」
「僕が大事?なんで?」
「あなたアコのタイプだから・・・。」
「は?」

驚きの連続だった。
こんなにストレートにそんなことを言われたことは初めてだった。
嘘かもしれないが、なんでも正直に話しているようにも思えた。
フィリピーナマジックにはまってはいけないという警戒心が頭をもたげたが、いつの間にか彼女のペースに引き込まれているようだった。

子供の父親は、彼女が大学に通っていた時の恋人だったそうだ。
「彼もアコも初めてだったから、何もわからないよ、その時。子供できた時はびっくりしたよ。」
「そんな事をすれば子供ができることは知ってたんでしょ?」
「それはわかるよ。でもタイミングとか、子供できないようにするのはどうするかとか、それわからないでしょ?」
「はあ・・」

「それでなんで恋人逃げちゃったの?」
「彼浮気してた。他の女にも子供作ったよ。それアコの子供と近いタイミングよ。今彼はその女と結婚した。」

彼女は当時、心からその恋人を愛していたそうだ。
しかし他に女がいてその女性も妊娠した。
その女性の父親はフィリピン軍の将軍職についており、その父親が怖くて逃げられずに、しかたなく将軍の娘と結婚をしたという話だった。
しかしハニーは、彼の自分に対する愛も疑っていた。
ハニーが妊娠した時の彼の態度に、全く誠意がなかった。
彼女は学校だけは卒業したくて、妊娠しながら学校へ通い卒業証書を手にした。

もともと彼女の家はそれほど裕福ではなく、入学時は母親が頑張って働いて学費を捻出していたが、途中から母親が体を壊し、それもままならない状況になっていた。
しかし彼女はアルバイトをして、自分で学費を稼ぐ道を選んだ。
彼女がやっていたアルバイトは、劇団員という変わったものだった。
劇団はフィリピン中で公演を開催している本格的なもので、入るにはオーディションをパスしなければならない。
そのオーディションにパスし劇団に入ってからは、彼女は劇団からお金や精神面で多大な援助を受けた。
そんな苦労をしながら通い続けた大学を、卒業間近で妊娠というアクシデントのためにあきらめることはできなかったそうだ。

しかたなく入った劇団だったが、その時の仲間は彼女の貴重な財産になった。
今でも親友として付き合っている友達が何人もいる。
その仲間が妊娠してから恋人に捨てられ、どん底にいた彼女を救った。

卒業して子供を産むまでは、親友と、親友の夫が自分を親身にサポートしてくれた。
毎日様子を見に来てくれ、病院へも一緒に行ってくれた。
病院代や生活費も援助してくれた。
まるで子供の本当の父親のようなサポートだった。

今は僕もその親友を知っている。
その夫は本当に温厚な心の優しい人間で、僕も心から信頼しているフィリピン人の1人だ。

妊娠してから子供が生まれるまで、元恋人はただの一度も様子を見にくることは無かった。
子供を産んだ後の彼女の家には、赤ん坊のミルク代もなかったそうだ。
彼女は子供を産んですぐに、マニラで働くことを決意した。
1年間、マニラの日本人向けクラブで働いた。
マニラの日本人向けクラブは、日本のフィリピンパブと同じだった。
他のゴーゴーバーのように、女の子を持ち帰ることができない。
女の子と外で会うには、日本と同じように同伴というシステムを用意している。

マニラのその手の店で働くのはやはり大変だった。
日本と同じシステムといっても、やはり水商売である。
下心を持った男たちがたくさん来る場所で、100%気持ちよく働けるわけはない。

そこで働いている時に、日本で働かないかという話が彼女の元へ舞い込んできた。
彼女は迷っていた。
日本で働けば、フィリピンよりもお金を稼ぐことができる。
しかし不安もあるし、何より子供と長い時間会うことができなくなる。

恋人に裏切られた彼女の心痛は、並々ならぬものがあった。
その彼女を支えていたのが子供だった。
その子供と遠く離れて暮らすことにはためらいがあった。


マニラで働いている時に、一度元恋人が様子を見にきたらしい。
しかし店には入らずに、店の外で彼女が出てくるのをずっと待っていた。
彼はそんな店で働くのはやめろと言ったらしい。
彼女はこの店はそんなに悪い店じゃないと彼に言ったが、彼は信じなかった。
そして、もし仕事を辞めたら子供のミルク代はどうするかという話には、彼は終始無言だった。
ハニーは既に他の女と結婚して自分を捨てた元恋人が、なぜ突然現れてそんなことを言い出すのかを理解できなかった。
よく話を聞いてみると、結婚した女性とうまくいっていないということだった。

彼は復縁を希望した。
彼女は一言「ナンセンス」だと言って、彼の申し出を一蹴した。
その時の彼との話で、それまで引きずっていた様々な重苦しい想いを、ようやく整理することができた。
そして迷っていた日本行きを決意した。
日本へ行くことについて、その彼は猛反対をした。
ハニーは、責任をとるつもりもないのに彼女の人生に土足で踏み込んでくる彼を許すことができなかった。
彼のお願いを振り切るようにして日本に来た彼女は、全く彼と連絡を取らなかったし、彼も日本までしつこく連絡をよこすことはなかった。
この元恋人には後日談があるが、それはまだまだ先の話である。


普通であれば重苦しい話であるが、彼女からは全く暗さを感じなかった。

後でいろいろわかるのだが、彼女はもともと神経質で、底抜けに明るい人間ではなかった。
彼女の几帳面な学習ノートが示しているように、フィリピン人にしては珍しく計画性と行動力を持ったがんばり屋の女性で、考え方は日本人に近かった。
フィリピン人の陽気さと、日本人の堅実性を双方持ち合わせている人だった。
彼女の母親が中国系フィリピーナなので、その血を受け継いでいるのかもしれない。

帰り間際に彼女が言った。
「全部ホントの話よ。正直がいいでしょ?アコのこと、嫌いになりましたか?」
「そんなこと無いよ。大変だけど頑張ってるね。偉いよ。」
「偉いって何?」
「簡単に言うと、あなたはグレートだってこと」
「なにぃ〜、ボラボラ(お世辞)。それじゃまた指名してくれますか?」
「さあ、それはわからないなぁ」
「あ〜ん、心痛い。冷たいな。」
「ははは・・」

特別く騒いだり、ゆったりとしたわけでもなかったが、何か心に残る時間だった。
それが何だったのかよくわからないが、僕はその後ハニーのいるフィリピンクラブへ通い、彼女がフィリピンへ帰国するまで指名をし続けることになった。

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2009年05月11日

リン50 勉強家のハニー

初めて会ったにも関わらず、ハニーは何でもはっきりというタイプだった。
そして人懐こく明るい・・。

「ねぇ、アコ(わたし)のこときらい?」
「いや、そんなことはないよ。どうして?」
いきなり子供がいる話をされて実際には少し引き気味だったが、僕はそれを正直に言えるほどずうずうしくはなかった。

「もし嫌いじゃなかったら、今日指名して。ね、いいでしょ?お願い。」
「いっ、いやぁ、いいけど。指名のお願いをされたのは初めてだなぁ。」
「だって指名にならないと、アコ別のテーブルに行かされるから。アコもっとあなたと話したい。」

僕が嫌いな図々しいタイプの女性かもしれないと一瞬思った。
これが彼女の営業方法なのかとも思った。
しかしそんな悪い女性には見えなかった。
そのギャップが不思議な印象を感じさせる女性だった。

「うん、いいよ。あなたからスタッフに言ってれる?」
「あなたからお願いしてよ。はずかしいでしょ?」
「そうなの?いいよ。」

僕は彼女にお願いされた通り、ハニーを場内指名した。
ハニーはニコニコと笑顔を浮かべ、僕の腕をつかみながらありがとうと言った。

僕は彼女の日本語の上手さを褒めた。
「あなたはまだ日本に来て3か月でしょ?どうやって日本語を勉強するの?」

ほんの3か月間でそこまで言葉が上達するのは驚異的だった。
彼女はB5サイズの手帳を取り出して見せてくれた。
その中には、小さな字で何やらびっしりと書かれていた。
よく見ると「はじめまして」「ひさしぶり」や「またきてください」「げんきですか」などのローマ字が、タガログと一緒に並んでいた。
単語だけではなく、基本センテンスもびっしり書かれていた。
それが何ページにもわたって書かれている。

「これ何?あなたが書いたの?」
「そうよ、毎日勉強。仕事が終わってから。カラオケも勉強よ。」

そんな勉強手帳を見せてもらったのは初めてだった。
(フィリピン人ってこんなに几帳面だっけ?)
日本人だってこんな面倒臭いことはしない。

別のページにはカラオケの歌詞が、少なくとも20曲分はローマ字で書かれていた。

「これも自分で書いたの?」
「そうよ、CDを聞きながら歌詞を書いて勉強してるの。だってカラオケ歌うのも仕事でしょ?」
「聞きながら書いたの?それってすごい大変じゃないの?」
自分が英語の歌詞を聞きながら書き写したらどうなるかを想像し、あきれるくらいに驚いた。

「大変よ。すごい時間かかるよ。でも勉強だから・・・」
「すごいね。尊敬するよ、ほんとに。」
「そんけいってなに?」
「あ〜、英語はrespect・・・you are amazing! ってこと。驚いてるよ、ほんとに。」
「あなた英語できるの?」
「Kaunti lang(少しだけ)」
「あっ、タガログも知ってる?あなたベテランだなぁ。」
「タガログはほとんど知らないよ。それはほんとにKaunti lang。ほんとだって!」

聞き取って書いただけに微妙に歌詞に変なところがあった。
それを見ながら、気が付いた箇所をその場で直してあげた。
あるページにさしかかった時に彼女が言った。

「それアコの大好きな歌なの。知ってる?今勉強してるよ。一緒に歌って!」
それは森高千里の「雨」だった。

「もしかしてこの店は、あのステージの上に上がって歌うの?」
「そうよ」
「え〜、やっぱり?ちょっと恥ずかしいなぁ」
「大丈夫よ。みんなあそこで歌ってるよ。ねえ知ってるでしょ?雨」
「たぶん・・・歌ったことはないけど・・・」

ステージの上で二人は「雨」を歌った。
彼女の歌声は、話をしているときとはうって変わって大人びたものになった。
音程も文句なしで、問題はただ一つ、日本語の歌詞だった。
ふり仮名のない漢字の部分は、僕が耳打ちして彼女へ教えた。

「雨は冷たいけど ぬれていたいの
あなたのぬくもりを 流すから
思い出も涙も 流すから
思い切り泣いて 強く抱かれたいけれど
今の私は 遠すぎるあなたが」

なぜか森高千里が作詞したこの歌が心に響いた。
その時僕は、ステージの上で淋しげなこの歌をうたいながら、リンのことを考えていた。

「なんでこの歌が好きなの?この歌の意味は知ってる?」
「だっていい曲でしょ?歌詞の意味はわからない。ねえ何?意味教えて?」
「これはロストラブの話だよ。悲しい歌。思い出も涙も全部雨で消してしまいたいって歌だよ。わかる?」
「そうか、そうだったんだ。それ悲しいね。でもいい歌でしょ?」
「そうだね。」

歌詞をローマ字で書き取りはしても、意味は理解していないらしい。

最初は図々しい苦手なタイプの女性かと思っていたが、裏表のない明るい女性だということがわかってきて、話しやすかった。
僕は初対面のフィリピーナには騙されないように警戒するようになっていた。
彼女たちの甘い営業誘惑に付き合っていると、お金がいくらあっても足りないからだ。
しかしハニーに対しては、その警戒レベルが少しずつ下がっていった。
そして彼女が努力家であることに感心した僕は、指名という形で少し応援してあげようかという気になっていた。
勿論それらも全てが、彼女が客をとるための作戦かもしれないという警戒心は残っていたが・・・。

プライベートな話を聞くのはどうかと思われたが、彼女の人懐こい性格についつい、気になっていた彼女の子供の父親について尋ねてみた。

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