フィリピーナと共に
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国際恋愛:カテゴリの記事一覧です。

2009年04月15日

リン4 セブへ

いよいよ待ちに待った夏休みがやってきた。
成田は海外旅行へ行く人で、普段よりも数倍人が多い。

チェックインカウンターで突然言われた。
「申し訳ございません。お客様のお座席のクラスを変更させていただきたいのですが・・・」

その時はセブの直行便チケットが取れず、JALで香港まで行き、そこでセブ行きを購入しようとしていた。
しかもディスカウントチケットは予約が取れなかったので、ノーマルチケットを購入したのだが、団体旅行が入ったために、エコノミーからビジネスクラスへ変更して欲しいとの話であった。
まさかそんな特典が付いてくるとは予想していなかった。

変更チケットでも、ビジネスクラスの専用ラウンジが無料で利用できた。
込んでいる空港内だったが、ラウンジは静かなものだった。
僕はラウンジ内でパソコンを開け、まだ購入していなかった香港からセブまでの空席状況を調べていた。
それまでの数日間はずっと香港-セブの空席状況をトレースしていた。
日本の夏休み期間ではあったが、そのルートでのセブ行きはまだ余裕があった。

香港では無事にセブ行きのチケットを購入できた。
空港内で正規チケットを購入したので、往復で5万円ほどしたような記憶がある。
リンとは香港でお別れをする予定だったので、香港-セブの往復チケットを購入した。
帰りは日本で購入したJALのチケットで、香港から日本へ帰国する予定だった。
香港空港からリンへ電話をして、セブ行きチケットを購入できたので、予定通りにその日セブへ行くということを伝えた。

セブ空港ではリンが待っていてくれた。
ほぼ3か月ぶりの再会であった。
セブに到着する前は、やはり外人だから空港で抱き合ったり、キスをしたりするのだろうかなどと、映画のシーンを想い浮かべて考えていたが、実際にはそんなことは全くなかった。
リンはなんとなく他人行儀な雰囲気だった。
リンが事務的にタクシーの運転手に行先を告げた。
タクシーが発進してから、久しぶりと言って、リンが僕の首に手を回しながら軽く頬にキスをした。
それ以外、タクシーの中ではほとんど会話はなかった。
僕はリンと知り合った頃を思い出しながら、流れる窓の外の景色に見入っていた。

ホテルは前と同じマリオットだった。
そして食事は、二人の思い出の場所、チャーコール。
かつてセブで過ごしたような恋人気分に戻るまで、時間はかからなかった。

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カテゴリー:国際恋愛
エントリー:リン4 セブへ
2009年04月14日

リン3 香港旅行計画

もうすぐ夏になろうとしていた。
リンと楽しい日々を過ごしたゴールデンウィークから、3か月経過していた。

毎日電話で話をしても、所詮は電話だ。直接会いたい。

夏休みには、当然会いたいと思っていた。
そしてその夏休みには、一緒に香港へ旅行しようということになった。
リンは勿論フィリピンの外へ出たことはない。

本当は日本へ招待したかった。
しかしフィリピン人は、簡単に日本へ入国できない。
入国VISAを取得しないといけないが、そのVISAの取得が面倒なのだ。
入国VISAを取得する方法を調べてみたら、召喚状+必要書類だけでも厄介なことがわかった。
その上VISAが降りるまでの期間も確定しておらず、不確定要素が多すぎた。
そこでVISAが不要な国、シンガポールや香港などを、旅行の候補にあげた。
彼女にしてみると、近場で手頃な海外旅行でもあった。

まずはリンにパスポートを申請させた。
これは簡単だった。
リンはパスポートを手にしただけで、早くも興奮していた。

香港で待ち合わせをすれば僕は楽であったが、リンがそれまで乗った飛行機といえば、以前二人で貸し切った小型セスナだけである。
そんな彼女を一人で国際線に乗せ、香港で待ち合わせなど無謀であった。
よって僕が一度フィリピンへ行って、彼女と一緒に香港に出かけることにした。

香港行きを決めてからは、二人の会話はもっぱら香港旅行の話題となった。
僕は仕事で、香港は何度も行ったことがあったが、観光をしたことはなかった。
ホテルも、恋人と泊まるのであればと、多少は気を使った。
購入したガイドブックやインターネットで、ホテルや色々なスポットを調べつくした。
フィリピンではリンがガイド役になってくれるのだから、今度は自分がガイド役にならなければという気負いがあった。

日程や香港でのスケジュールは大体決めた。
ホテルも予約した。
シェラトンホテル香港タワーで、夜景が見える部屋をリクエストした。
4スターから5スタークラスのホテルであれば、見栄えも悪くはないだろうと思った。
ディスカウントプライスであったが、それでも1泊約4万円だった。

彼女は初めての海外旅行に興奮していたが、僕も準備段階で興奮していた。

夏休みが待ち遠しくてたまらなくなっていた。

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リン2 絶えない問題

銀行からリンに送金する。
送金後はいつもすぐリンに電話をした。
送金が済んだことを知らせ、彼女を安心させたかった。
リンの嬉しそうに言う、ありがとうを聞きたかった。


夜は毎日電話で話をした。
話題はお互いの生活の様子、ゴールデンウィークの思い出話し、彼女の家族の様子、今後の再会プランなどだった。
毎日話をしているのに、なぜか話題は尽きなかった。

時には僕の英語が伝わらず、何度も説明をする。
彼女が内容を理解すると、その場合は英語でこう言えばいいと、教えてくれる。
高い授業料ではあったが、彼女は僕の英会話の先生でもあった。

仕事を終えてからの電話であったから、いつも電話をするのは夜10時や11時になった。
フィリピンとの時差は1時間であるから、現地の夜9時から10時ということになる。
それからの長話となると、こちらは深夜1時や2時を過ぎることもあった。
リンは仕事をしていないので、時間を気にすることはなかった。
僕は電話だけでも、かなり体力を消耗するが、特別苦痛には感じなかった。

リンの家族は、母親、兄1人、姉1人、弟1人、兄の子供7人の12人家族である。
リンは僕が家賃の支払いを約束した、自分専用のアパートに住んでいて、姉も内縁の夫と別のアパートで暮らしていた。
母親と兄と弟は、以前リンが住んでいたアパート近くのあばら小屋のような家に住んでいた。
子どもたちは、ほとんどリンの部屋にいたが、本来の拠点は、そのあばら小屋のような家であった。
また母親も、よくリンのアパートに来ていた。

これだけの大家族だと、問題も絶えない。
大なり小なり、常に様々な問題が発生していた。
だから電話で話をすると、「問題がある」と唐突に相談されるケースが多かった。
ほとんどが、お金の絡む問題だった。
問題ということばが出ると、常にドキッとした。

母親が病気になって入院するかもしれない、兄が働く気になったが家具職人をするための工具が必要、姉の旦那が遊んでばかりいる、子供たちの学校用の文房具が必要、携帯が壊れたから新しく買いたい、弟が家に帰ってこない、そして1年に一回必ずやってくる家族の誕生日、クリスマス、バレンタイン、ハッピーニューイヤー、お祭りなどのイベント類、その他いろいろ。

ひどかったのは、僕が彼女に買ってあげたアクセサリーや自転車など金目のものを、彼女の兄や弟や、彼女に内緒でポンショップ(質屋)へ入れてしまうという話であった。
それが、彼らの飲み代やギャンブルに消えてしまうという話であったから、僕もやるせない気持ちになった。
彼女も憤慨していた。
以前、彼女の部屋から現金が消えてしまったこともあった。
それも弟の仕業ではないかと、彼女が話をしていた。
そんなことがあり、彼女のお金や物品に対する管理が厳しくなった。
彼女の生活の変化がもたらした、家族の亀裂であったかもしれない。
いや、リンは元々兄のことは信用していなかった。
そして働こうとしない弟のことも良く言わなかった。

嬉しい話もあった。
兄から逃げ出した奥さん、つまり7人の子供たちのお母さんから、リンに連絡があったそうだ。
子どもたちの事を心配しているとのことだった。
働いて少しお金をためたら、家に戻ると話していたそうだ。


日本からの送金で12人を養うことになるのだから、確かにお金はかかるのだ。
リンは、内縁の夫と一緒に暮らす姉にも、時々お金を渡しているようだった。
その姉の夫も、働かず遊んでばかりの、問題児であった。
フィリピン男性のこの手の話は、リンの家族に限らずよく耳にした。
だからフィリピンの男とは結婚したくないというフィリピン女性は多かった。

問題を相談されると、その都度追加送金の約束をするはめになった。
月に10万円の約束であったはずが、いつも間にか毎月20万円は送金するようになっていた。
そして多い月には送金金額が50万円にもなった。
毎月の収入から足が出て、預金を取り崩すことも多くなってきた。
最初はさほど気にしていなかったし、リンにも僕に対し遠慮があった。
しかし、生活費を送ることが当たり前になってきたら、自然と送金金額も大きくなっていった。

当時僕の預金口座には、800万円を超える金額が入っていたが、それが少しずつ目減りしていった。
月日が進むにつれて、預金目減り分をボーナスで補てんしても追いつかない状況になっていったのである。
しかし、付き合い始めて最初の頃は、お金のことより彼女を喜ばせることが優先だった。
その頃は、彼女の要求に常に応じても、金銭的にはまだまだ余裕があった。

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