フィリピーナと共に
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フィリピン生活:カテゴリの記事一覧です。

2011年10月13日

375.珍道中

小雨が降る中、我が家を朝9時、Sさんのお宅を10時に出発した。
出発時は小雨と思っていた雨も、Sさんの自宅を出る頃にはやや激しくなり、その雨は予想に反して道中激しさを増すばかりであった。

前日の夕方に日本から緊急の仕事の依頼があり、僕は車中でその仕事に追われることになった。
動く車の中で細かい資料を読むため、時折目眩に似た気持ち悪さが襲ってくるが、それを押してでも形にしなければ日本の担当者が泣かねばならないほど切羽詰まったお願いだったので、とりあえず目処がつくまでがんばることにした。

気がついたら遠い地と思っていたナガを通りすぎ、iPhoneのGPSが捉えた現在位置を見るとかなり進んでいるように思えた。
気持ち悪さも激しさを増してきたので、一旦資料を鞄にしまいこみ、景色を眺め運転するSさんと話しながら車をマニラに向けて進めた。
途中iPhoneのバッテリー消耗が激しいことに気付いた。昨日から、やけに充電に時間がかかっていた。しかも少し使っただけで熱を持つし、充電時にも激しく加熱する。
買ったばかりなのに、どこかに不具合があるようだ。

道中の写真を撮ろうと思っていたが、仕事とiPhone の都合でそれを諦めた。
山の中の道は、ガソリンスタンドを始めこれといった建物・施設はなく、時々小さな町がある程度。町を通り過ぎればひたすら山道を走ることになる。
道路の至るところがでこぼこで、気を抜けば突然車を激しい震動が襲う。日本のように整備された道路とは全く事情が異なる。

Sさんが、すごいことを言いだした。
「ガソリンがやばい、ガス欠で止まったら怒られる(奥さんに)・・」
運転席の計器を見ると、ガソリンエンプティーのオレンジランプが点灯している。
手前でガソリンスタンドへトイレ休憩で立ち寄った際にガソリンを補給するつもりでいたが、忘れてしまったそうだ。
走っているのは森林地帯に囲まれた何もない道路。次の大きな街まで30Kmはありそうだが、確実にその手前で車が止まると言っている。さてどうしようということになったら、後ろでモナと隣り合わせで座るSさんの奥さんから、
「まだ問題になっていないのに問題にしてもしょうがないディバ!問題になってから考えればいいよ」
と、大変適切な(?)アドバイスが飛んできた。確かにまだ問題になっていない。
問題になるということは、何もない山の中で、土砂降りの雨の中、車がガス欠で止まって動けないということだから、とりあえず車が動いているうちは問題は表面化していないという言い分は、確かに正しい(ような気もする・・・汗)。

Sさんは「確実に止まることが分かっているんだけど・・・」と、後ろに聞こえないようにつぶやいていた。
Sさんはエコノミー運転を心掛けるが、昇り坂にさしかかると、車ではなくSさんが悲鳴を上げる。
ガソリンがぎりぎりの場合、車の傾き具合でエンジンが止まるのは僕も過去に経験済みだ。
小さな村に差し掛かってもガソリンスタンドなどあるはずがないので、速度を落とし道端のサリサリストアを見ながら、コーラ瓶に入れたガソリンを売っているところを探した
あてた。
3本(3L)入れたら次の町まで間に合う計算だが、コーラ瓶3本程度のガソリンを入れたところで、ガソリンメータはピクリとも動かない。

無事に隣町に辿り着き、ガソリンを満タンにして、そこで遅めの昼食。
ガソリンスタンドで教えてもらった町一番の高級レストランに入ったら、4人前のビーフン、チャーハンがそれぞれ150ペソ(300円)。味は十分合格。田舎町は安いと感激し、僕はちょっと食べ過ぎてしまった。
そのレストランでiPhone死亡。手持ちのパソコンで充電を試みても、充電中にはなるが、実際にはチャージされない。これは日本に持ち帰らず、すぐに購入したグローブへ持ち込んだ方が良さそうだ(涙)

時間を出来るだけ節約したランチのつもりだったが、どうやら1時間ほどそのレストランに居たようだ。車を出して時間を見ると、もう3時を過ぎていた。
Sさんが予定時間を大幅にオーバーしていると言っている。
そんな矢先、僕は自分の体調の変化に気付き始めていた。
お腹の調子がなんとなく悪い。ガソリンスタンドさえない道を走っていくのだから、トイレなど全く期待できない。
いざとなればジャングルの中で・・、などと考えていたら、本格的に陣痛が始まった。
時間が押していて申し訳なかったが、とりあえず早目に腹痛宣言をしておこうと決意し、
「済みません、ちょっとお腹の調子が・・・この先トイレなどないですよね・・・」

Sさんはトイレがありそうな場所を探して止まってくれると言い、僕のために焦り出してくれている。
しばらく車を走らせていると、僕のお腹は、やばい>落ち着く>やばい>落ち着くの、下痢時によくある周期変動モードに入っていた。
頭の中では、雨よけの傘をさしてくれるモナの脇にしゃがみこんで、野で放出する自分の姿を想像しながら、それはあまりにも情けない、その場合は濡れながらでも是非一人でひっそりとやらせて欲しいなど考えていた。

幸いにも、ガソリンスタンド、ホテル、コンビニ、キャンティーン(食堂)が一つになった建物があり、車がそこへ滑り込んだ。
僕は急いで車を降り、歩くとやばそうな肛門に力を入れ、そのせいで少し体を反ら気味の歩き方になりながらも何とかキャンティーンのトイレの中に駆け込んだ。
まるで水のような下痢がほとばしるように出てきた。実は朝にもお腹の調子が悪かったが、それを忘れてランチを食べ過ぎた罰である。
トイレには紙など無かったが、手桶の入ったバケツの水でおしりを洗い流し一息ついて、かなりきわどいタイミングであったと個室の中で振り返った。
もう少し遅かったら、どんな大惨事を招いていたか・・・。

車はケソン国立公園の中を通り、更にマニラへ近づく。途中で予想外の激しい渋滞にまきこれながら、時間ばかりが押していくが、町の様子から都会に近づいているのが分かる。
そしてようやく高速の入り口に・・・。
高速に入ってからは、僕は不覚にも眠ってしまい、気付けばアラバンの出口前であった。
初めてみるアラバンの街中は、マニラに引けを取らないほど大きく賑やかである。
Sさんの自宅は、賑やかな場所から車でわずかに走ったサブディジョンの中にあった。
一旦サブディビジョンに入ると、先ほどまでの街の喧騒がうそのように静まり返り、ガレージに車をしまい込んだ大きな家が並んでいる。
そして夜10時頃、Sさんの自宅へ到着。
Sさんの家は、以前芸能人が住んでいた家らしく、日本でも明らかに高級な部類に入る大変素敵なデザインの大きな家だった。
家の中にプールがあるなど、その辺の高級ホテルよりもはるかに高級で、かつ住居として一番求められる落ち着きがある。
街が近く、かつ静かで広くリラックスできる理想の家。モナと二人でいいね、いいねと繰り返し言いながらそこへ泊めて頂く。
美味しいカレーをご馳走になり、ちょっと特別な焼きイカでアルコールを取りながら、11時過ぎまで話をしていた。
考えてみればつい先日知り合ったばかりなのに、まるで随分前から知り合いだったかのように世話をして頂く。本当に図々しい限りだ。(続く・・)

一夜明けて僕は今、イミグレーションに来ている。永住ビザの手続きが無事できそうだ。
その待ち時間を利用して、この原稿をアップしている。
ちょっと慌てて書いているので、雑な内容になっているかもしれないが、落ち着いたらまた、詳しくいろいろとお伝えしたい・・・。


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エントリー:375.珍道中
2011年10月12日

374.急遽マニラへ

また台風が来ている。
今回の台風はちょっと煩わしい。日本への一時帰国に合わせ、明後日(木曜日)マニラへ移動するつもりだったが、それにドンピシャのタイミング。
帰国前にはパーマネントビザの手続き(正式に許可がおりたのでスタンプを貰う)と再入国手続きをしてからフィリピンを出国したいが、今週末の金曜は台風の影響でイミグレーションがクローズになる可能性があるらしい。
そのような情報が飛び込んできたので、急遽明日(水曜日)、マニラへ旅立つことになった。

今回はいつもと違う旅となる。
先日ご自宅へご招待頂いたSさんが、車でマニラまで連れて行ってくれることになっている。Sさん、Sさんの奥さん、お子さん、僕とモナの5人で行く。
よってSさんと電話で台風の件を協議し、出発を一日早めて明日(水曜日)出ようということになった。
マニラではホテルに泊まらず、Sさんのマニラ近郊のご自宅へ泊めて頂くことになっている。
そこには普段、Sさんの奥さんのご両親、娘さん二人が住んでいる。娘さんたちは、マニラ近辺の学校で勉強されているようだ。

何から何までお世話になりっぱなしで、恐縮で身が縮みそうだが、そのうち一度はタバコシティーからマニラまで、昼の時間帯に途中の景色・様子を見ながらバスで移動してみたいと思っていたので、大変有り難いお話であった。
また写真が増えそうである。そして楽しい旅になりそうだ。

今回の台風の予想進路は、レイテ、ビコールを通り、ほぼルソン島の上を通過しながらマニラ直撃予定。
台風の規模はそれほど大きくないが、前台風の傷跡が癒える前の矢継ぎ早に襲ってくる台風だから、みんな嫌気がさしているに違いない。
その台風に追いかけられるように、明日は車で北上することになる。

前回の台風では、ちょっと面白いことに気付いた。
こちらで大きな台風が襲ってくるとなれば、外出は危険なので家に籠城覚悟で台風に臨むことになる。
すると普通は食料品を買いだめなどして備えなければならないが、この辺は台風が来るとほぼ100%停電になるので、冷蔵庫の中身を整理しておく必要がある。
よって悪くなるものは、台風が来る前にほとんど食べてしまわなければならない。

前回の台風で長い停電になり、僕はそこで初めて「冷蔵庫の中身が悪くなるなぁ」と気付いてつぶやいたら、モナが「大丈夫、壊れるものはみんな食べちゃったから・・」と、既に対策済みであることを教えてくれて、僕は激しく感心した。
先の事を考えないフィリピンの方々と思っていたが、この場面では完全に負けた思いであった。さすがに台風慣れしていらっしゃる。
それ以外にも、大きな台風が来ることが分かれば、家の窓を木の板で塞ぐなど、どんどん台風を迎え撃つ準備を進めていく。そのような時、日本人の僕はただ作業を見ているだけで、そのような自分を頼りなく感じて仕方なくなる。
そんな時は都合よく、持ちつ持たれつでお互い得意な分野で頑張っている、などと考えたりするのだから、僕もかなりいい加減な奴だと卑下もする。
今度の台風は、それほど大げさなことにはならないと思っているが、幸い我が家は洪水になる心配もなく、また家にはダディーを始め逞しい人たちが揃っているので、安心して家をあけることができる。

さて、明日は初めて見る町をいくつも通りすぎマニラへ向かう。(このブログが公開されている頃、僕はその道中にある)
リアルタイムでお伝えできればより楽しいかもしれないが、それができるだろうか。
昨日お伝えしたブログ掲載写真容量アップの件は早くも承認されたようだから、うまくいけば写真をアップできそうだ。


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2011年10月11日

373.ミスコミュニケーション

昨日タイルとタイルの間に入れるブラックストーンと書いたが、それは間違いで、テラスを縁取るためのストーンだそうだ。
モナに言わせればデザインだそうで、いろいろと細かな所にこだわりがあるようだ。

昨日その石を、レガスピに探しにいくことになった。15Kg程の石を買うそうなので、ダディーのトライシケルでレガスピに向かった。
トライシケルでレガスピに行くのは少々疲れるが、せっかくの機会なのでレガスピまでの道々の風景を写真に収めブログで紹介しようなどと思いながら、とにかくばしゃばしゃとiPhoneで写真を撮ってみたら、レガスピに到着した頃には写真が600枚もの数量になっていた。
それを取捨選択しすぐにでもブログにアップしたいが、実はこのブログにおける写真容量の枠が決まっており、現在許容枠一杯に使用してしまったので、現時点で一枚の写真もアップできない状況。今容量アップの申請中なので、それが通ったら実現したいと思っている。

レガスピでは石を売っている場所を探すのに少々手間取ったが、無事にお目当てのブラックストーンを見つけることができた。
ついでに、なんとゴーゴーバーなるものも発見してしまった。その界隈にはいくつかのバーが並んでいる。取り立てて行きたいとも思っていないが、田舎にはそのような店が無いのかと思いつつも、いやしかし、無いはずがないなどと不思議に思っていたので、その疑問が解消されたという意味で少しすっきりとした。(誤解を招かないための説明が面倒・・笑)
分かってみれば実に意外な場所(町の外れ)にあるので、これまで気付くはずも無かったということだ。

ダディーがトライシケルに石を積んで、一足先にタバコシティーに帰った。
昼食で立ち寄ったジョリビー(ファーストフード店)でダディーと別れ、食後、僕とモナは和食の食材が売っているというお店へ行く事にしていた。
先日Sさんから教えてもらった店で、主流は韓国商品だが、味噌や出汁などの日本食材も少し売っているという情報を頂いたので、一度行かねばならないと思っていた。
店の場所は、モナがSさんの奥さんに直接教えてもらっていた。

ジョリビーの前でジプニーに乗り、運転手に大方の場所を伝えた。
幸い乗客が僕たちの他に一人だけだったので、運転手はその付近で速度を落とし、店を探しながら走ってくれた。
聞いていた学校を通りすぎ、教会も通りすぎ、ガソリンスタンドも通りすぎたが、お目当ての店が見当たらない。
しばらく走ってみたが、どうも通りすぎている感じがしたので、一旦ジプニーを降りることにした。目印のガソリンスタンドはもう見えないほど通りすぎている。
そしてトライシケルを止めて店の名前を告げて聞いてみたが、分からない、見た事がないという答え。

もうつぶれてしまったのだろうかと不安がよぎる。
モナがSさんに電話をして、場所をもう一度訊けないかと言うので、電話をさせてもらった。すると奥さんが外出中とのことで、Sさんは奥さんに連絡を取り、様子をあらためて伝えてくれることになった。

5分ほど待つと、Sさんから電話がきた。
奥さんに連絡が取れて、奥さんがモナの電話番号を知っているので直接外出先から電話してくれるという話しを聞いている最中に、モナの電話が鳴っていた。
モナがお店の場所を再確認してもう一度ジプニーで通りすぎた場所まで戻ることになったが、二人とも細かいお金が無かったので、歩いて戻ることにした。

その道々、
「奥さんの電話番号を知っているのなら、あなたが直接電話すれば良かったじゃないか」と言えば、
「だって今ロード(前払いの電話料金)が少ないから・・」との返事。
「お前なぁ、それなら俺の電話を使えばいいじゃないか、人に物を聞く時に、何で相手のロードを使わせるんだよ」
「へへへ、そうだね・・・」
そんなところは本当に無頓着だ。これだから日本に居る時など、平気でワン切り攻撃を浴びせ相手から電話をさせるなどという横柄なことができるのだろう。

さて5分か10分か歩いて戻ってみれば、その店はガソリンスタンドの中にすぐに見つかった。最近は日本でもガソリンスタンドの中にコンビニやコーヒーショップがあったりするが、それと同じような形の店であった。道理で最初に発見できなかったわけである。
しかしそこで、不思議な考えが頭をよぎった。
これが、ちょっと入り組んだ場所にあったなら話は分かる。
しかしモナは、目印のガソリンスタンドを、その名前まで聞いていたのである。そして実際に、そのガソリンスタンドはすぐに分かった。
であれば、そのガソリンスタンドの「中にある」というちょっとしたやり取りや確認で、最初から目的地は簡単に見つかったはずである。

いつも思うのだが、その簡単な詰めが無いおかげで、何事にも時間や労力が余計にかかっているように感じるのだ。
我が家の中でも、それと類似した行き違いが多くある。これは僕とモナとのやり取りだけではなく、モナとモナの家族のやり取りでも頻繁に発生する。
つまりこのようなミスコミュニケーションは、言葉の壁による行き違いだけではなく、何かもっと違う深い理由があるのではないかと、僕はいつもそれを見ながら思っている。

タガログやビコールの言葉は、詳細を詰めるための言語体系になっていないのだろうか。
もしかしたら、普段フィリピン人が使用している言語そのものに、何か欠陥があるのかもしれないと、僕はそんなことまで疑っていた。(おそらくそのようなことはないだろうが・・)
とにかく言葉のコミュニケーションが変だ。いつも肝心なことが抜けているように思える。
だから僕はいつもモナに、コミュニケーションの方法がおかしいのではないかと言っている。

同じフィリピン人同士でこれだから、彼女が日本語を使用して僕と話をする時など、言葉の壁の問題も重なってもっと酷い誤解が生じることがある。
最近はミスコミュニケーションについて、言葉体系からくるコミュニケーションの風習、フィリピン人のアバウトさ、普段のフィリピン人同士のやり取り方法(風習)などを考慮し、もっと深く考えて注意する必要があると思い始めている。

教えて頂いた店には、麺つゆ、海苔、味噌、出汁、鰹節などがあった。
それらを買ったのは言うまでもないが、それ以外にキムチ、韓国製ソース、インスタントカップうどん(生生と書いているので生めんタイプか?本日試食予定)、韓国のアイスクリームなどを購入した。金額は合計1000ペソ。2000円だからやはり少し高いが、僕は身近にそのようなものが売られていることを目の当たりにして興奮していた。本当に有り難いことだと、神に感謝する想いであった。

買い物をしてすぐに自宅へ戻ると、最近風邪気味のユリの咳が酷いので、急いでクリニックへと連れて行った。
ドクターは僕に、英語を使うのは疲れるから早くビコール語を覚えなさいと言いながらも、ユリの件では英語で話してくれる。

どのくらい咳が続いているか、熱はあるかなど、お決まりの質問があった。ユリはずっと平熱で、咳が酷いだけで普段は元気だとモナが答えた。吐いたりするかと訊かれ、それもモナがイエスと答えた。
どんな時に吐くのか、咳をした後に吐くかと訊かれ、モナがミッドナイトかなぁなどと答えているので、僕はその脇から、咳をした後にだけ吐くと答えると、ドクターは頷きながらカルテに書き込んでいた。

ドクターがここで確認をしたいのは、吐くのは何かがきっかけになっているのか、それともきっかけが無くても吐くのか、それを知りたいのだが、モナはミッドナイトなどと吐く時間帯を答えている。しかもミッドナイトは嘘で、咳の後に吐くのは昼の時間帯でもある。
英語でのやり取りを聞いていると、ここにミスコミュニケーションの原因が少し見える。

ここでモナは、相手の知りたいポイントを理解していないか、もしくは想像できていないのだ。そのどちらのウエイトが大きく占められているのかは分からない。
しかし、相手が何を知りたいか、何を重要視しているのかについて無頓着だから、答える内容が時折このようにちぐはぐになる。
会話の背景となっている事柄に知識があれば、相手が何を求めているのか容易に想像がつくものだが、それも希薄な場合この傾向は加速されると考えられる。
病院での例を上げたが、例えば日本人が普段、どれほど時間や効率を気にしているかを分かっていなければ、相手の対応は普段のアバウトさをふんだんに発揮した内容になるということだ。

とにかく普段の会話のずれは、このようなことも原因の一つになっているらしい。
どうやらこちらの側は、普段の会話に必要以上とも思えるほど緻密さを増し、気持ち、背景、ポイントを細かく説明する必要があるようだ。(それをやってもすぐに忘れられてしまうから、ちょっと疲れる時もあるが・・これは時間がかかりそうだ・・笑)
原因が分かればこのように対処方法も考えることができるのだから、これは少し前進した思いで、昨日僕は何か収穫を得た気分になっていた。


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