フィリピーナと共に
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フィリピン生活:カテゴリの記事一覧です。

2011年10月07日

369.哀悼の意

iPhoneで遊んでいて、iPhone上でアップル会長、スティーブ・ジョブズ氏の訃報を目にした。
それに何か皮肉めいたものを感じてしまう。
僕はもともとアップルのファンでもないが、このiPhone をいじりながら、その素晴らしさに驚きの連続の真只中だったからである。そして、そのiPhone上で、iPhoneの生みの親の死を知ったことになる。
おそらくiPhoneを手にしていなければ、僕にとってジョブズ氏の死は、一つの単なるニュースにとどまっていただろう。

ジョブズ氏の死去は、先日のジョブズ氏CEO引退が、実は自分の死期を感じとってのことではなかったかと関連付けてしまいそうなタイミングとなった。
実は本当にそうだったのかもしれない。彼はアップルが著しい業績回復を果たし、業界の脚光を華々しく集めていたその陰で、ここ数年病気(膵臓癌)との闘いの連続だったからである。
彼は医者から、余命いくばくもないことを宣告されていたのかもしれない。

僕はアップル崇拝者ではなかったが、アップルが倒産の淵から這い上がるための先陣を切った初代iPodを、それがデビューした直後に購入した。その後何代も新モデルが出たが、新しいiPodを買い替えずに未だにそれを使用している。
既にバッテリーがずたずたになり短時間でバッテリー切れになるが、それ以外は一つも不具合を起さずに、もう何年も愛用させてもらっている。
今思えば当時のジョブズ氏の頭の中には、既に現iPhone やiPadがあり、それを進める中であのiPodをとりあえず先行して出そうという発想だったのではないだろうか。
今のiPhoneを手にして、僕にはどうしてもそう思えてくる。

世の中に出てしまえばあのiPodも単純な製品だが、その単純な製品にあれほどの付加価値を付けたのは、やはり天才と呼ばれたジョブズ氏の手腕によるものだろう。
メモリーに音楽データを入れ込み再生するだけの製品だが、結局は当時主流だったカセットテープのウォークマンを完全に市場から駆逐し、それに代わる新しいカテゴリーを作り上げてしまった。
不動の地位を築くまでには、技術・価格・著作権など、技術的問題と政治的問題が山積みであったはずだが、それらを強引に片付けながら物にしたところがすごい。
面白い発想だけでのしあがれるほど、この業界は甘くないのである。
素晴らしい発想を具現化するための様々な力があったからこそ、iPodが売れiPhoneやiPadに繋がってきたはずだ。
ユーザーからは見えない裏の駆け引きを含む政治的手腕が実は大切で、簡単には真似られないところである。

56歳の若さであったそうだが、これだけの成功を収めた人だけに、早すぎる死はなんとも痛ましい。
アップルはこれから、追い上げが激しくなってきたライバル会社と、ますます激戦となる。とりわけグーグルとの戦いが、まさにこれから熾烈を極めると言われている。
天才カリスマ経営者のかじ取りを失ったアップルに、すでに先行き不安の声が上がっているようだ。
あれだけの大企業になりながら、たった一人の経営者を失っただけでそのような声が上がるということが、ジョブズ氏に偉大さを如実に証明している。

今は、数々の素晴らしい製品を我々に残してくれたジョブズ氏に、心から哀悼の意を表したい。


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エントリー:369.哀悼の意
2011年10月05日

368.医療保険が変だ

モナの検査の結果は、予想通り全て異常なし。
検査が全て終わった頃には、モナは早く家に帰りたくて仕方がなくなっていた。
しかし請求書が出来上がらず、昼頃からそれを待ち続け、支払いが出来る状態になったのがようやく午後の3時頃。

時間がかかったのは、保険が使える、使えないで少し揉めたからだ。
病院側が、保険に入っていればそれが使えるので、申請書を出してくれと言ってきた。
その時点でこちらは保険に入っていることなど忘れていたから、お〜、保険も役に立つなぁと喜んでいた。
しかし申請書に必要事項を記入し提出すると、しばらくしてから、保険は使えないことが分かったと連絡が来た。

モナが分かったと言って連絡をくれた看護婦を帰したあと、僕がビコールで話した内容を聞いて、えっ?となった。
普段払っている医療保険が使えないというのは、どう考えてもおかしい。
そこでモナが保険会社のホームページで保険適用範囲を調べ始め、それを読みながら「あ〜」と納得している。
なんて書いてある?と訊くと、「大変な病気だけ使えるだって」という返事が返ってきた。
「大変な病気ってなに?」と更に訊くと、「癌みたいにお金のかかる病気じゃないの?」と言われた。

それで納得するフィリピン人は実に変だ。
普段お金を払っていて、それがどのような場合に適用されるのか知らないことも問題だが、「大変な病気」で納得しているのも大きな問題である。
大変な病気とは何か・・・。自分が大変な病気だと思っていて保険が使えると思っていても、病院側に、「これは大変な病気ではないので保険は使えません」と言われたら使えない?
適用範囲がリストになっていないのかと訊けば、リストは見当たらないという(きっとどこかにあるように思えるが・・・)

どうも納得できないので知り合いのドクターに電話をしてみれば、大枠重篤な病気でしか使えないらしいが、その後そのドクターが入院している病院へ電話をしてくれたようで、結局保険が使えますという話しになった。
そうなるとますます頭の中は疑問符だらけになる。
騒がなければ100%患者負担???  騒いだおかげで保険適用???
こうなるとどこまでが決まり事で、どこまでが状況に合わせた運用なのか、さっぱりわからない。懐疑的に見ればつつきたいところが山のようにあり、しかしそれをやり出すときりがなく疲れる。
様々な仕組みもグレーだが、それを利用する側の人間もアバウトだから、僕のような外国人には訳が分からなくなるのである。

請求書を細かく見たら、全てに保険が適用になっているわけではなく、項目によっては100%ディスカウントもあれば、10%しかディスカウントにならないものもある。勿論100%患者負担もあり、トータルで2割ほど安くなっているだろうか。
一番高い項目は検査費用で、レントゲンや血液検査などに3000ペソかかっていて、それらは保険対象外。酸素吸入はもともと安いが、それは100%保険で賄えることになっている。
結局一泊二日の入院で支払ったトータル金額は7000ペソと少し(約14000円)。
思っていたよりは安かったが、モナが入院中、普段通っているクリニックの先生が勝手に病室へ来て、聴診器で少し様子を見て帰っていった往診代1200ペソが含まれていた。これは少し高い。
ユリのお産の時もそうだが、フィリピンではどこかの大きな病院に入院しても、主治医が最後まで関係し、しっかりとその分のお金を請求される。
日本でも、建物と設備だけを提供する病院が登場したようだが、フィリピンの医療システムはそれに似ている。

とりあえずモナは今元気になっている。
今日も朝から彼女は鼻歌交じりで、僕のiPhoneを自分のPCやiPhoneから探し出す方法に、一生懸命取り組んでいた。(それは放っておいて欲しいけれど・・・)

あらためて精神的障害となるものはないかと訊いてみれば、僕の運転するバイクの後ろに乗っていて怖かったことくらいしか思い当たらないらしい。
しかしそう言った後に、僕がすぐに怒るからそれも関係あるかもしれないと、付け足したように言われた。
それは自分も自覚するところだが、僕は、そこだけ聞こえないふりをしていた。
コメント以外でも、今回のケースでは心のケアが大切かもしれないというアドバイスを頂いたりして、ブログの読者、友人には大変感謝している。(大変ありがとうございます)
今回は多くの助言に、僕も気をつけねばならないという境地に至っているが、さて、いつまでその気持ちが持続するだろうか。
とりあえず昨日は、モナにマーボーなすを作ってやった。
僕もなかなか美味しい出来だと思ったが、モナもともて喜んで食べていた。


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2011年10月04日

367.モナ入院

数日前からモナの体調が何となく悪かったが、昨夜に悪化した。
彼女は体が酸欠状態になっているようなことを訴え出した。
酸素が足りないといい、体を触ってみると手足が冷たい。ぐったりしていると、体が冷たいからまるで死人のようだ。
手足をマッサージしてやると体温は回復し、息苦しさも解消したようだったが、今朝再び同じ症状に陥って、体の力が入らないと言い出した。

それからが大変だった。僕は早く病院に行こうと言ったが、ママは、誰かの魂が悪さをしていると言い出し、ダディーに火のついた蝋燭を持たせて悪魔払いのようなことが始まった。
モナに、あなたも信じているの?と小さな声で確認したら、肯定も否定もせずに、彼女は眉毛を上下に動かすだけ。真剣なママにとりあえず付き合っているだけのように見えた。
それが終わるころ、そろそろ病院に行くと言おうとしたら、2階のリビングで見知らぬおばさんがモナの背中や手足に、薬のようなものをつけてマッサージしていた。
マッサージをしているおばさんは、良く日本のテレビで見た霊能力者のおばさんに瓜二つの顔付きで、見るからに怪しい。おそらくその人もママが呼んだのだろう。

昨日もモナは具合が悪かったが、適度に放っておいたら本人も毅然としたところを保っていたが、周りでそのように大騒ぎをするほど、モナはどんどんぐったりとしていく。
多分に精神的なものがあるように見えるが、聴診器の検診と血圧くらいはチェックしておきたいと思っていた。彼女はもともと血圧が低いので、極度に血圧が下がっている可能性もある。

ようやく霊能力者による悪魔払いが終了したので、モナをバイクの後ろへ乗せ、通いつけのクリニックに行ってみた。
心音、呼吸器系の音、血圧共に異常無し。そこのドクターの勧めで、近くに病院に検査入院することになった。
医者も精神的なものではないかと言う割には、少し様子を見ようという話しにならずに不思議と入院となる。とにかくこちらは大げさだ。
検査など昼のうちにやってしまい、後は家で養生しても良いではないか。

以前フィリピンで誰それが入院したなどと日本で聞いて、それは大変だと思ったりしたものだが、結局はこの程度だったのかもしれない。その証拠に入院した人は、全て数日後に入院の事実などなかったようにピンピンしていた。
少し馬鹿馬鹿しい気もしたが、モナもママもすっかりその気になっているので、入院の準備を整えるために帰宅後、僕は家でユリを抱きながら、いってらっしゃいとママとモナを見送った。

しばらく仕事をしていたが、モナからメールが入った。今日僕が病院に泊まれるかというものであった。もし僕が泊まれなければ、ダディーか弟のロンにお願いするとあったので、誰かは泊まる必要があるらしい???・・・僕だけの話であれば、一晩一人で寝ろというつもりだったが、結局誰かが泊まることになるのなら僕が泊まるのが良いだろうと、パソコン、インターネット端末、簡単な着替えを鞄に詰め込んで、病院に来た。

入院先のドクターの見立ても原因は精神的なものではないかということで、最近心配事はないかなどと訊かれたようだ。
モナは身に覚えがないと思っていたが、よくよく考えれば、昨日レガスピに僕が運転するバイクの後ろに乗り、僕が結構スピードを出していたのでずっと緊張していたなどと答えたようだ。

それでも入院は取りやめにならず検査も続行するようだが、モナは酸素吸入器を鼻の穴に突っ込みながら、すっかり元気にTVを見たり僕のiPhoneに入れたゲームなどを一生懸命やっていたりする。
酸素吸入していると楽になるなどと話しているが、昨夜のマッサージでも楽になってぐっすり寝ていたのだから、やはり精神的なものなのだろう。
医者に大きな問題はないなどと言われ、すっかり気を楽にして回復に向かっているようだ。

それで僕はどうかと言えば、ベッドの上で楽しそうにゲームをするモナの隣に寝そべって、この原稿を書いている。
ここはプライベート病院で、しかも個室。明日は数万円請求されるかと思えば、せっかくだからゲームなどせずに病人らしくしろとも言いたくなるが、また息が苦しいなどと言われても困るので、全くホテルらしくない部屋でもホテルに泊まったつもりになって、モナと一緒に僕もくつろいでいるという次第。
やはり何か納得しがたいものがあるが、病気だと言われると仕方ない。まして、本当に大きな病気であればそれはそれで大変であるし、とりあえず元気になれば良いと思いこむしかないのだろう。

とにかくフィリピーナというのは、自分が病気だと思い詰めると本当に弱い。ママもそうだが、それが繰り返されると、本当はどれほど深刻な病状なのか分からずに、今回のようにまたかと大上段に構えて様子をうかがうことになる。
とりあえず検査の結果はまだ出ていないが、「特に異状なし」で終わりそうな気が激しくする。

僕は今、それよりも新しく購入したiPhoneが働かずに、頭にきている。
昨日グローブ(携帯電話会社)では、24時間後に電話番号が取れて電話が使えるようになると言ったが、24時間などとっくに経過した夜になっても、電話は全く使える気配なし。相変わらずiPhone の電波は圏外表示となっている。
それでグローブのカスタマーサービスに電話をしても、今度はそれが役立たず。訳のわからないアナウンスが流れ、言われた通りに番号を選択していくと、結局煙にまかれるように該当なしで、電話を切ることになる。
それを数回繰り返し、カスタマーサービスへの問い合わせも諦めた。
全てがいい加減で、すんなりといかない。すんなりいかないことは予想していたが、その予想通りになっても腹が立つ。
たまには良い方に予想を裏切って欲しいものだと思いながらも、iPhone に電波が届くのは、どうやら明日以降になりそうだ(涙)
踏んだり蹴ったりの1日だった。


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エントリー:367.モナ入院

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