フィリピーナと共に
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フィリピン生活:カテゴリの記事一覧です。

2011年07月19日

294.料金水増し

今朝電気使用料の請求書が来たが、いつもの倍近い料金になっていた。
明らかにおかしいと、モナの弟のロンが電力メータを確認し、請求料金が水増しされていることがわかった。
ロンは早速バイクで、町を回っている電力会社の電力メータチェッカーをバイクで探し出し、我が家のメータの前に連れてきて再チェックさせ、請求書に記載された電力使用量が明らかに間違いであることを認めさせた。
電力会社社員は、間違った、すまない、すぐに修正すると謝って帰ったらしいが、そこに立ちあったママが、相当きつく文句を言ったらしい。
もし電力会社が難癖をつけて認めないようであれば、僕も日本語(何を言っているかわからない日本語で怒鳴った方が、明らかに効果的な場合が多々ある)で怒鳴りつけてやろうと下に降りて行ったが、既に電力会社社員が帰ったあとでさえ、ママの顔は険しく、まだ興奮している。

単なる間違いで、すぐにそれを認めて帰ったのであれば、何もそこまで怒る必要もないではないかと事情を良く聞けば、電力使用量の水増しは、確信的に行われた可能性が大きいから、きちんと文句を言わなければまたやられると思っていることがわかった。

ここタバコシティーの電力会社は、現在赤字に喘いでいるらしい。
そこで文句の出る可能性の低い大きな家を中心に、使用量を水増しして請求書を出す事件が、巷で数々発覚しているらしいのだ。
つまり会社ぐるみで料金水増しを行っている可能性が、極めて高いということである。
もし我が家のように発覚すれば、メータチェッカーの間違いでしたと謝れば、とりあえず事は済む。気付かなければ儲けものということらしい。
我が家は家が大きくても台所は貧乏だから、残念ながらそのような請求書にはきちんとチェックが入る。

いやいや、何とも・・・、公共メータにまで、きちんと目を通し疑わなければならないのかと、唖然としてしまう何でもありの世界だ。
日本であれば、積算電力計は誤魔化しできないように封印されている。これは使用者がメータを戻すことも念頭に置いての措置だが、フィリピンのメータも、一応簡単に封がされている。
しかし電力会社に勝手にメータをいじられたら、今度はお手上げとなる。
あとで誰にも真似できない封印シール(例えば日本のハンコを利用する等)か、気付かれないようなマークをつけて、開けたら分かるようにしておかなければならない。

実は積算電力計の誤魔化しは、フィリピンだけの話ではない。これは東南アジアの国々では、普通に発生している。また、電力料金踏み倒しも多々あるため、電力計に料金支払い済みのプリペードカードを差し込まないと電力供給をしないとか、無線ランで常にモニターできる等、新しいタイプのスマート電力計設計・試作依頼が手元に来ている。
供給側も使用者側も、お互いに騙し合いをするため、公共料金メータをもっと厳正に管理する必要があると検討している政府もある。
第3世界とは、このようなものだという事を示す一つの例である。


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2011年07月18日

293.友人シンガポールへ

モナの友人のAが、いよいよシンガポールに旅立つ。
とにかくこの旅立ちまで、いろいろと厄介だった。

Aはかつて、日本のPPで働いていたが、当時彼女には日本人の恋人がいた。
恋人は外資系一部上場会社のエリート社員と聞いていたが、実際に会って見れば噂通りの男で、外見、収入、頭脳、社交性、遊び方と、全てが整いスマートで僕より10歳若い。
僕などはとても足元に及ばずと思わせる人物で、Aにとって彼は、溺愛する自慢の恋人だった。

かつてAの恋人は、モナと付き合う僕が怪しい人物だとAに漏らしていたらしい。
確かに僕は怪しかったに違いない。
モナの会いたい攻撃に煩わされるのを避けるため、当初僕はモナに、自分の携帯番号を教えなかったからだ。
しかし逆に僕は、僕を怪しいと言った彼をまた、怪しいとモナに告げていた。
同じ日本人、同じ職業を持つ身として、A経由で聞く彼の言動に明らかな嘘(収入や接待に関する話)があることを見抜いていたからであるが、当時のモナは、僕の言う事を全く信じていなかった。それだけAもモナも、彼を信じ切っていた。

結果的にAはその彼に酷い裏切られ方をし、結婚をダシに騙されてフィリピンに帰されたあと、日本に戻ることも彼と連絡を取ることもできず、泣いてばかりの2年間を過ごしてきた。
数か月前にAに、日本にいる彼から久しぶりに連絡が来たと思えば、内容は、自分は結婚をするから、今後電話やメールなどで煩わせないでくれというものであった。
おそらくAは、2年間欠かさず、彼の携帯を鳴らし、メールを送り続けていたのだろう。

失意と共に、子供2人を抱えた現実の生活も苦しくなったAは、どこで知り合ったのか、シンガポール人と渡りをつけて、シンガポールでいかがわしい仕事に就く事を決めた。
話を聞いた時に危ない内容だと直感したが、それでも僕が彼女の生活を支えてあげる義理はないし、物理的にも無理である。必要以上にそれを止めろとは言えない。
彼女の決意は固く、どうしてもシンガポールで働くと言ったAは、飛行機代を誰かに借金し、実際に一度シンガポールへ旅立った。
しかしシンガポール入国の際、イミグレーションでどのようなやり取りがあったのかは不明だが、明らか働きに来たことを見破られたAは、シンガポールへの入国を拒否され、そのままフィリピンへ戻ってきたのである。
通常、フィリピン人はツーリストVISAで何食わぬ顔でシンガポールへ入国し、その後就労VISAを取ることも可能であったはずだが、彼女はイミグレーションで上手な説明をできなかったのだろう。
とにかくきちんとしたインビテーション(召喚状)を持って出直してこいとのことだった。

Aは借金までして作ったエア代を無駄にし、それから数カ月、再びシンガポール入りを目指しシンガポーリアンと話をしていたらしいが、どうもインビテーション(召喚状)がうまくいかないらしい。(そもそもそれがとても怪しいのだが・・)
とうとうこちらに泣きが入ったので、あまり気乗りはしなかったが、彼女のしつこさに負け、こちらでシンガポールの知り合いに頼みAのインビテーションを用意した。
Aはまともに学校を出ておらず、英語も不確かなところがあるため、フィリピン国内でまともな職に就くのはかなり難しいことが、僕にもモナにも彼女自身にも分かっていた。
そのことは、誰にもどうすることもできないのである。
何も手がなければ、せめてお願いされたことだけでもやってあげるかという事であった。

Aはそのインビテーションを持って、ようやく昨夜、シンガポールへ旅立った。
シンガポールの国際空港では、こちらの知り合いが彼女をピックすることにしている。
再びイミグレーションにて疑義が唱えられた場合、対応できるようにするためである。

そこまでは関わったが、それから先は、こちらで一切手助けできないことをAに伝えているし、実際にどうにもできない。
なんとも後味の悪い手助けであるが、フィリピンで貧しい家庭に育ち、まともな教育も受けなければ、このようにならざるを得ない人が多いと推測する。

個人的に渡りを付けたシンガポーリアンは、一体どのような男なのか、彼女も多くを語らないので、こちらでは詳しい話を訊かなかった。
シンガポールでの仕事について具体的な話を聞いたが、それから察するに、その男は日本のやくざのような人間ではないかと想像している。
頭はあまり良くないが、優しく人の良いAは、傍目に騙され易い危うさを持っている。
モナに言わせると、すぐに人の言う事を信じる傾向があるそうだが、僕から見てもそれがわかる。
やくざでも、彼女を自分の収入源とみなし、彼女の安全を確保してくれる人物であれば良いが、場合によっては早々に薬を打たれ、失意のどん底に落としこまれる可能性もあるハイリスクな渡航である。
せめてシンガポールで誠実なお金持ちでもつかまえ、華々しく凱旋してくれたら良いと願うばかりだ。

今思えば、怪しい恋人と一緒ではあったが、日本にいた頃の彼女は本当に幸せそうだった。
せめて今でも日本で働くことができたなら、その方が幸せに違いない。少なくとも体を売ることはない。

海外に出る機会が多いフィリピン人には、いつもリスクが付きまとう。
人が良いから騙される。しかし騙すのもフィリピン人だったりする。
親しい知り合いの男性は、ドバイへの渡航手続きと現地職業斡旋代として、なけなしの大枚をはたいて渡航したが、現地でパスポートを取られ、職も斡旋してもらえずに、収入もなく、そのうち不法滞在で路頭に迷うことになった。
彼の救出には、ドバイのフィリピン総領事館を巻き込んで、電話代(日本から中東地区への電話代はべらぼうに高い)、弁護士代、本人フィリピン帰国飛行機代と、結構な金がかかった。
香港、台湾、シンガポール、中東地区へメイドとして出た女性は、働く家で暴力やレイプ被害に遭うこともよくレポートされている。

このような惨状を見れば、出稼ぎ先としての日本は、安全で上等ということになる。
勿論看護師としてアメリカやカナダへ出稼ぎに出たフィリピーナなどは、高い収入を得ながら現地で幸せに暮らしている例もある。
しかし、不幸な話ほど目立つのか、身の回りでは圧倒的に可哀そうな話しの方が多い。
しかしこれが世界の現状だと、割り切る必要があることも、承知しなければならない辺りが切ないところである。
世界には、海外に出稼ぎに出る希望が残されているだけ、幸せではないかという話が、いくらでもあるくらいだ。

もしかしたら、Aの元恋人は、当ブログを読んでいるかもしれない。
もし読んでいれば必ずこの話が自分のことだと気付き、少しは心が痛むかもしれないが、僕はよその男女間に何が起ころうと知った事ではなく、それを責める気持ちも褒める気持ちも一切無い。この記事はそのような感情は、一切抜きで書いている。
ただ僕個人として、今、モナの友人Aを大変不憫に思っている、ただただ、それだけである。


いよいよ旅立ちとなり、僕はもう少し何とかならなかったか、そして彼女の今後は大丈夫なのか、本当に心配になってきた。シンガポールでまずい連中に捕まると、お金を稼ぐどころの騒ぎではない。
胸騒ぎもすると同時に、イミグレーションでの彼女の対応も心配で、うまく入国できれば良いと思ったり、土壇場ではあるがやはり止めた方が良いのではないかと思ったり、無事に入国できることと、できないことと、どちらを心配しているのか分からないような心配の仕方をしていた。

そして、ここまで話を引っ張っておきながら何であるが、本日、なんとAは、今度はフィリピンのイミグレーションで引っ掛かり、フィリピンから出国できなかったことが判明した。
それがAからではなく、シンガポールからの連絡で分かったのである。
おそらくAは、あまりのショックにダウンし、今頃泣いているのだろう。
こちらからAに電話をしても、一向に電話に出ない。

フィリピンやシンガポールのイミグレーションでは、召喚者とAの関係を親戚とするよう申し合わせてあったが、シンガポール経由の説明では、フィリピンの出国イミグレーションでファミリーネームが違うことを指摘され、そこから説明がしどろもどろになったらしくボロが出たということらしい。ファミリーネームの違う親戚などいくらでもいるのだから、最後まで親戚だと言い張れば済む話だから、本当にそれだけなのか・・・。
もしかしたら一度シンガポールではねられているので、何かのリストに名前が載っているのではないかなど、いろいろ疑っている。

再び渡航費が無駄に終わり、借金だけが残った格好となった。
僕の心境も複雑で、何かホッとしたのと可哀そうだという、両方の気持ちを持っている。
知り合いに頼んで、マニラの日本人向けフィリピンパブで働けるよう、お願いしてみようかなどとモナと話しているが、おそらく稼ぎの少ないそのような店では、借金の返済が追いつかないのだろうなぁなどと考えれば、これもまた、どうしたものかと思うばかり・・・。
何とも手の施しようがないのである。


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2011年07月17日

292.ピカピカの爪

日本は相当暑いようだが、徐々に熱帯化しているのだろうか。
ここ数日、フィリピンもとても暑い。
これが日本であれば、涼しいコーヒーショップ、パチンコ、図書館などへ行くが、フィリピンの田舎では、モールへ行くのが一番となる。
暑い時にはひときわモールが賑わうのだそうだ。買い物さえしなければ、ただでいくらでも涼むことができる。

かつてタクシーに乗ると、寒いくらいエアコンが効いて、しかもうるさい音楽と怖いほどの乱暴な運転を、それがフィリピンの「寒い、うるさい、早い」の3大サービスだなどと教えてもらった。
当時、寒いとうるさいがなぜサービスなのか理解できなかったが、こうなると、寒いことがサービスの一つというのはとても理解できるようになる。
(ちなみにうるさいは、フィリピン人は音楽が大好きで、家の中でもラジオのボリュームをがんがんあげて聴いているし、それがニュース番組でも、なぜかボリュームが大きい。基本的に大きい音が好きなのか?)
これほど暑いと、寒くていいからどこかに避難したいと考え、真っ先に思いつくのがモールだから、年がら年中暑いフィリピンでは、エアコンのよく効いた場所というイメージがとても大切ということになりそうだ。

とにかくこれだけ暑いと、体力の消耗が著しく頭が回らない。
自分の体が慣れていないだけかと思えば、フィリピン人家族もみんなげんなりしている。
僕がベッドの上で昼寝をし、2時間後に目覚めれば、ユリとモナも隣でぐっすり寝ているということが良くある。
かつてフィリピーナとは本当によく寝る人種だと思ったが、自分がそうなって初めて、このようなことだったかとしみじみと気付く。
暮らしてみれば、外が暑い時に出かけるなど狂気の沙汰で、屋内で寝ているに限るという心理が痛いほどわかるようになる。

家の中は外よりもはるかに涼しいが、本当に暑くなれば、扇風機の風が生ぬるくなる。
少々高い気温の中で昼寝をすると、眠りが深くなってしまうらしく、目覚めた時に妙な感覚に陥ることがしばしばある。
例えば土曜の昼に昼寝をし、夕方目覚めた時に、余りに眠りが深いせいで、目覚めたのが日曜の早朝だと勘違いしてしまう。
しまった、寝過ぎた、もう日曜日、一日損したなどとボーっとした頭で思いながら、次第にそれが当日の夕方だと気付いて、今度は逆に、一日も儲けたなどと思うことが何度もある。
とにかく目覚めた時に、自分がどれほど眠り、起きた時点で、今何日の何時なのかさっぱり分からなくなるほど深い眠りに入ってしまうことがしばしばある。

そんな昼寝の深い眠りの中にいるとき、本日、とうとうモナがやってくれた。
寝ていながら、いたたたと何度か叫んだ記憶がかすかにあったが、目覚めたら足の爪が、見事に綺麗な形に整い、おまけにピカピカになっていた。
深爪が大好きなフィリピーナには、これまで絶対に爪を切らせることを許してこなかったし、寝ている間に勝手に爪を切ったら離婚だと宣言していたはずなのに、本日とうとうやられてしまったようだ。
おまけに「ポリッシュしておいたから、綺麗でしょ」などと言われ、ピカピカになった爪をニコニコ顔で指差すモナを見ると、あらためて離婚だなどとは言えず、「そっ、そだね」と言うしかない。

不覚にも寝てしまった自分の責任もあるが、そもそも捨てられて困るのはこちらも同じで、ここはとりあえず嬉しい態度も怒った態度もみせず、モナがいなくなってからピカピカに輝く爪を、一人でじっくりと観察してみた。
以前中国のマッサージ店で、全身マッサージとお試しに爪の手入れをお願いしたことがある。
マッサージの最中に眠ってしまい、起きた時に自分の手と足の爪がピカピカに輝いていたことで、しばらく色々な人から真面目にオカマ扱いされて以来、僕は爪がピカピカになることだけはどうにも抵抗があった。
だからピカピカになってしまった足の爪を眺めながら、明日からしばらく素足にサンダル履きは控えようかなどと、真剣に考えてしまうのだ。


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