フィリピーナと共に
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フィリピン生活:カテゴリの記事一覧です。

2011年07月10日

285.愛について


一昨日から、突然メールのやり取りに不具合が生じ、往生していた。
新しい開発ツールをインストールし、それと同じタイミングでメールサーバーが変更になってため、原因の特定が難しい。
開発ツールのダウンロードには、ウイルス駆除ソフトを一旦解除しないと、肝心の実行ファイルが手元に届かないケースがある。
そのために、二日間ほどウイルスチェッカーを外していたので、何かにPCが侵された心配もあった。もしくはハードディスクの残りが少なくなったせいかもしれない。

様々なアプリケーションを再インストールしたり、PCにスキャンをかけてみたりで、おかげで、PCの動きが鈍くなり、何事も思ったように進まない。時折PCがフリーズすらする。
出したつもりのメールは届いておらず、最初は仕事関係のメールも手元に届いていなかったので、それが発覚してからは大混乱だった。
前回記事はコメントも多く、超遅いインターネットにそんな状態が加わり、実はコメントの返信にも往生していたのである。

さて、前回の記事に登場した御仁の行動には、僕もかねてからいろいろと考えさせられてきた。
今回は、愛についてという大変青臭いテーマであるが、実はこのテーマについては、いつかブログに出したいと思っていた。
しかし、自分の考えをどのように表現すればよいかわからず、延び延びになっていたのだが、前回、前々回出した記事と合わせ良い機会だと思ったので、内容が不十分ながら、今回出してみることにした。
またこの記事は、今後出したいと思っている記事にも深く関連するので、その記事を出した時に参照していただければと思っている。

とにかく、前回や前々回の記事で紹介したような、前後の見境もなくはまり込んでしまうケースは往々にしてあることだが、結局その先に天国が待っているか、地獄がぽっかりと口をあけているかはわからないけれど、何が起ころうとも自分の責任で対処しなければならないということだろう。
特に重要なのは、不幸な結末に至っても、それを決して相手のせいにしない潔さが必要なことだと思われる。
反省したり、懲りずにすぐに次のお相手を探したり、何をしても本人の勝手だとは思うが、とにかく悪い結果を招いたからと、恨みのこもったみっともない愚痴だけは言わない方が良い。
それほど自分が大切であるなら、最初から自分を追い込み痛めつけるようなことをしない方が賢明である。

少なくとも前回の記事に登場した御仁はそれを重々承知しており、軽口で冗談のような愚痴や文句は言うが、相手を恨み、これまでの出費を損害だと考えることはしない。
彼は自らそれを明言しているし、それから察するに彼の一連の行動は、計算づくの厭らしいものではないことが察せられる。

であれば、あの暴走的な行動に入っていく動機は理解できるものの、それを数年間も支えるエネルギーの源とは一体何なのかということになる。
彼は決して有り余るお金を持っているわけではない。いつもぎりぎりの、綱渡りのような生活の中でそれを続けている。

それが愛の力というものなのだろうか。
僕は前々から、彼を見てそのことを考えてきた。

彼の不思議なところ、いやこの場合立派なところと言えば良いのか、それは自分を長年支えてきた妻を捨てることはないと、はっきりと頻繁に口にすることである。
とすれば、彼の目指すゴールは、そのフィリピーナと一緒になって、一生を共にすることではないことが明白である。
その気持ちが明白ならば、よそで怪しい女にうつつを抜かすことをとっくに見抜いている奥さんに少なからず精神的なダメージを与えているのだから、そんなことなどすぐ止めてしまえば良いと周囲の人間は言うのだが、彼に言わせればそうはいかないらしい。
よくよく聞けば、金銭的に妻子に迷惑をかけることはしたくないが、気持ちはそのフィリピーナに向いているのである。
さて、ではそれほどのエネルギーを秘めた愛とは一体なんなのだと、当時僕は、自分のことも含めて随分と考えたのである。

愛情を広辞苑で引いてみれば、そこには
「相手にそそぐ愛の気持ち。深く愛するあたたかな心」「異性を恋い慕う感情」
などと書かれている。

その「愛」とは何かと再び広辞苑を頼ってみれば、
「親兄弟のいつくしみ合う心。広く、人間や生物へのおもいやり」「男女間の、相手を慕う情。恋」「かわいがること。大切にすること」「このむこと。めでること」・・・

読み進むにつれて、分からなくなった。
いや、正確に言えばそうかと納得できるのであるが、僕が知りたいのは、そのような気持ちの正体とは、一体何かということであったのだ。
かつて僕は、一方では自分が疑いを持つ愛に触れ、一方では疑いの余地のない愛に触れ、その中で揺れる自分の心に気付きながら、一体愛の正体とは何で、自分がどのような気持ちを持っているのかを見極めたいとも思っていたのである。
それを見極め、将来考えるべき方向性を見出したいと考えていた。

そのような折り、ある小説に登場する大学教授が、女性のすがるような愛に対して、愛情について語る場面に出会った。その中で彼は、次のように語っていたことが印象的で、今でもはっきりと覚えている。

「愛情というものは、どんなに辛くとも、ひもじがったり、乞うたりするものではない、辛ければそれに耐え、ひもじければそれを克己(おのれにかつこと・意思の力で、自分の衝動・欲望・感情をおさえること)することだ。それが出来ないようなものは、愛と名付けられるものではなく、安易な激情に過ぎない」

耐えて克己することはとても難しい。誰もが自分が可愛いからである。だからこそそれを克服することが、本当の愛なのだと言っている。
そこには、キリストの自己犠牲に通じる意味合いがある。

しかし僕は、確かにそのような側面もあると思う一方、理性的に説明されるとますます疑いを持ってしまう。
子供じみた言い方であるが、愛とは、怒りや悲しみと同様、理性とは対極にある感情の一つなのに、ここで言われる愛とは理性で作り上げるもののような言い方をしているからである。

しかし、単なる感情として噴出する言葉や行動は、もしかしたら一時的な迷いかもしれない、だからそれは真の愛とは言い切れず、それが理性で咀嚼され、その感情に関わる様々なことがコントロールされて、初めて真の愛なのだと言い直してみれば、なるほどそのような気がしてきたのだった。
愛とは、感情と理性とが組み合わさって作られていくものかもしれないと、この辺りで薄々感付いてくるのである。

まどろっこしい内容に、愛の正体などどうでも良いではないかという方がいらっしゃることは承知している。
そんな小難しいことを考えて恋愛をする奴はいないということだ。それはそうである。
だから、このようなことを真剣に考えること自体、もしかしたら自分は人間として、何かが欠落しているのだろうかという気もしてくるのだが、一方ではそれが、やはり意味があると思い直すのである。

なぜかと言えば、愛自体やそれが引き起こす行動について考えることは、理性を形成したり修復したりするのに役立つからである。
これは愛に限らず、人間の様々な感情について深く考察することが、同様の効果をもたらす。
そしてそう考えた時に、自分の中でも無意識に愛という感情を、理性と結びつけていることに気付くのである。
何かパラドックス的で混乱を招く分かりにくい話になっているが、感覚的に何となくわかって頂ければ大変有り難い。

愛とは、理性が絡んで初めて本物と言えることは、どうも確からしい。
前回の記事に登場した御仁は、最初に衝動的な感情に流されてしまったものの、後には、もし自分がさっと手を引いた時に、彼女がどうなるかを考えている。
かえってそれが彼を底なし沼の底へと引き込んでいるのだが、様々な思慮が底なし沼から這い上がることを彼に拒ませているのだ。
勿論その様々な思慮には、余計なことや考えなくてもよいことが含まれているかもしれないのだが、そこがまた、愛という感情の複雑なところだろう。

理性とは思慮的に行動する能力を指すが、とにかく彼が底なし沼から抜けられないのは、まさにその理性のせいである。
面倒だとか、不安だとか不満という感情を、この理性がしっかりと押さえこんでいるのである。
とすれば、なるほど愛の正体が、少し分かりやすく見えてくる。
前述の広辞苑による説明もまさにその通りだが、このように考えてみれば、身近な実感を伴ってわかってくるのである。

そしてある時、事件が発生した。
その御仁が、明らかにうろたえながら相談に来たのだが、あまりにも我慢がならなくなって、相手の女性を殴ってしまったというのである。
その方は僕より長い人生経験を持ちながら、それまで女性に手を出したことは一度もなかったそうだ。
手を出した状況を聞けば、僕であれば手を出さずに無言でその場を後にし、二度と連絡を取らないだろうという屈辱的な内容で、御仁が激怒したのが手に取るようにわかった。
しかし彼がうろたえていたのは、フィリピン女性は自分に手を上げた男性を絶対に許さないというが本当か、そうであれば、もうおしまいだ、やはり暴力は最低だったというものだった。
僕もその辺りはよくわからないと答え、彼は極度に落ち込んでいたのだが、結果的にその女性はその御仁と別れなかったのである。

その態度に彼は、今度は逆に、なぜだ、不思議だと僕に言ってくるのだが、彼女のその御仁に対する接し方を見ていると、打算で我慢しているようにはとても見えないのである。
僕が見る限りでは、そこには御仁さえ気付かないほどの静かな愛が存在し、そこまで彼を怒らせ手を上げさせてしまった自分を恥じて、後悔しているようにさえ見えた。

僕はそれを見て、少しほっとするような気持ちになった。
御仁の尽くしてくれる態度や気持ちが、その女性の理性に訴えかけるものがあったのだろう。
そのことがいつの間にか彼女の安心感に繋がり、離れたくないという心情を作ったのだと思われる。
そうだとしたらそれはやはり、一つの立派な愛ではないかと思われるのだ。
そして僕はこんなことを考えながら、激しく表に出るものだけが愛だと勘違いしていたことに気付いたのである。

フィリピーナと日本人には、歳の離れたカップルが多い。
僕はかつて、そこに本当に愛というものが存在するのかと、不思議に思っていたものだ。
しかし、ここで述べたことに照らし合わせれば、それもあるのだと今はしっかりと納得している。


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カテゴリー:フィリピン生活
エントリー:285.愛について
2011年07月07日

284.ご相談2

いやいや、すみませんねぇ〜、面倒なお願いしちゃって・・・。
なんか彼、ちょっと安心したみたいですよ〜、普通だって言われて。
「普通なんだ、そうか・・」なんてつぶやいちゃったりして、こっちは大笑いですよ。

だれがその世界に引き込んだかって?そりゃぁ決まってるじゃないですか、ぼくですよ、ぼ・く!
だって惰性の域に入ってくれば、刺激剤でお仲間が欲しくなるじゃないですか、それが人間の心理ってものでしょ!まさかあんな風になるとは思ってませんでしたけどねぇ〜。

だったら自分で責任取れって?それはむりむり、だって同じ穴のムジナだもん、そんな人間の言うことなんて、聞くはずがないじゃないの。
最初はねぇ、彼も僕のことを尊敬のまなざしで見てましたけどね、今はもう、白い目で見てますって・・・、いや、いや、ほんとだって。

え?会ってくれって頼まれた?そりゃ無理ってもんでしょ、あなたはフィリピンにいるんだから。はぁ?スカイプに登場させる?いやぁ〜、あいつもわかってないねぇ、スカイプなんかで知らない奴と話しするフィリピーナがどこにいるのよ〜。

まあ、僕も最初はわからないことだらけで、毎日話を聞いてもらいましたけどね。
彼女に会ってもらって、「ありゃ、俺でも騙される」なんて言われた時には、褒められてんのか、決定的なことを言われてんのかわからなくて、随分悩みが深くなっちゃいましたよ。

でもやっぱりあれが良かったねぇ〜、あのシーソーゲーム理論。
ほんとにそうだったね、こっちが引くと、途端に向こうが弱気になっちゃってさぁ。全然しおらしくなっちゃって。目から鱗だったねぇ〜。こっちも本気で別れようって思うくらい追い込まれてましたからねぇ。
「いい加減にしろ、もう止めてやる〜、付き合いきれるかぁ〜」ってね。
それから、コロッと態度変わっちゃったもんね。まっ!それもすぐ元に戻っちゃったけどさ。いやぁ、あれはホントにいい勉強になりましたよ〜。
僕も今でこそいろいろとあっちこっちでふいてますけどね、これでも人には語れない、涙、涙の苦労を背負って、勉強したんですから。

え?僕のことはどうでもいい?十分すぎるほど語ってる?
そんな失礼なぁ〜、そりゃあまあ色々聞いてもらいましたけどねぇ、日本の旦那とぐちゃぐちゃになっちゃって、フィリピンに買った家の借金も払えなくなって、VISAの更新のために別居の旦那に金運んだりしてさ、そりゃひどい状況だったもんねぇ。
あの旦那もひどい奴だったけどさぁ。だから彼女もスポンサーを探してたんでしょうねぇ〜、そうじゃなきゃ、こんな所帯持ちのちんちくりんを相手にするわけないじゃない、あんなナンバーワンのいい女がさ。

だからねぇ、マンション代も、電気もガスも水道も携帯も、あれからず〜っと変わらず、毎月きちんと僕が払ってやってますよ。
え?まだ続いてんのって?と〜ぜんでしょ〜!だってさ、それ止めちゃったらさ、彼女は体売るしかないんだから。ど〜すんですかぁ、そうなったら。

それだけじゃないですよ、ちゃんと体を張って御奉仕してますよ〜、夕方マンションに行って、寝ている彼女を起してさしあげて、持参したご飯食べさせて、コーヒー淹れてあげて・・・、彼女が食べて化粧してる間に、洗濯物の取り込みだって僕がしてあげてるんですから〜。

洗濯?それはたまにしかしませんけどね、部屋の掃除は僕がやってますよ、だってあの人、だらしないんだもの〜。もう、汚い汚い。
カップラーメン食べたら空容器はそのままだし、脱いだ服もそのままでしょ!
僕なんか潔癖症だから、「あぁぁぁ!」って頭抱えて叫んでますよ、ほんとに。とにかく汚いのは、僕が耐えられない!
え?嘘?そうは見えない?ちがうってば〜、ほんとにそ〜なんだから。店ではあんなに澄ましてるけど実際そうなんだから・・、なんでだろうねぇ、ほんっと不思議だよなぁ。

だからあの人はもう、女王様ですよ、女王様。今は僕のおかげで何一つ困らないはずですよ。ここまでしてあげる人は、まずないでしょ〜!
え?それ前も聞いた?いいじゃぁないですか〜、何回でも聞いてくれれば。

とにかくね、ここまでくれば、毒を食らわば死ぬまでってやつですよ、え?死ぬまでじゃない?皿まで?
も〜、相変わらず細かいんだから・・、い〜じゃないですかぁ、どっちだって。
とにかく行ける所まで行きましょって感じですよ。僕はもう、腹をくくってますからねぇ、腹を。そこが他とちょっと違いますよ。
彼みたいにオロオロなんかしないんですよ、そんな幼稚園児みたいことはそつぎょー!ですって。

これだけ生活の面倒みてるんだから、店には行けないよってピシッと言ってますからね、ピシッと!まあ泣きが入れば何とかする時もありますけどね・・、たまにはですよ、たまに!

え?全然ピシッとしてない?やっぱりそう見えます?
僕もそんな気はしてたんですけどねぇ・・、やっぱりそう見えますか・・。
そんなの気構えだけじゃないのってみんなからも言われてたんですけどねぇ、しっかり言い返してましたよ、わかってねぇなぁ〜、悔しかったら真似してみろって。
真似なんかできる奴はいねぇなんて言われてましたけどね。

彼女は相変わらず同伴だアフターだって、あっちこっちの男といろんなとこに行ってるみたいでさ、僕には一切、詳しい話はしないでしょ!翌日まで連絡が取れなくなって怒って問い詰めると、それも仕事だなんてさぁ、何でも仕事のせいにしちゃって、それでも僕がちょっと付き合いで違う店に行くと、すぐにばれて携帯に電話が入って、「ソンナトコロデナニシテンノ!」なんて言われるわけでしょ!僕に言わせりゃそれこそ仕事のうちだってのに、ぜんぜんわかってくれないんだから、その偏った考え方って何って思うわけですよ。

いっそのこと仕事なんて辞めろよって言いたいけどねぇ〜、フィリピンの家の借金だ、家族の生活費だ、お母さんの病院代だなんて言われたって、そんな援助してたら今度はこっちが冷え上がっちゃいますからねぇ〜、それを言う勇気はないわけですよ、ムカつくけど。
こんな生活が、もうすぐ4年ですよ、4年。
我ながらよく続いてるって感心してますよ。
2年前にギブアップしそうになったあの頃が、何だったんだろうって思いますよ、ねぇ!

でもねぇ、時々俺って何なのかなぁって思ったりして、これでも考えちゃったりすることがあるんですよ。
ねぇねぇ、なんでこーなっちゃうんですかねぇ?教えてくれます?
わからない?自分の胸に訊け?またまたぁ〜、冷たいなぁ〜、ほんとに。


「Mさんも、変わらないねぇ〜」
「変わらなきゃいけないような気が、とってもするんだけど・・・」
「なんかかわいそーなー」
「おーおー、日本人って、結構かわいそディバ」
※ディバは日本語で「でしょ!」


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カテゴリー:フィリピン生活
エントリー:284.ご相談2
2011年07月06日

283.ご相談

いっそ彼女の気持ちが私から離れてくれたら私の気持ちにも整理がつくんですが、本当の心を寄せてくれていないようで、でも離れてもいないんですよ。
付かず離れず?そうです。まさにそんな感じですよ。

こちらがやきもきしている時は、さっぱり連絡もないし、こちらからの電話も無視するくせに、それじゃあどこかで遊んでやるぞという気になって、脳天気でどこかでカラオケを歌ってたりすると、そんな時に限ってずぼんのポケットに入った携帯が振動するんですよ。
え?超能力?ええ、ええ、どこかで透視しているじゃないかって感じです。

そんな時に、電話に出られるわけがないじゃあないですか。
私は決して無視したくてしてるわけじゃないんですよ、出れないんですよ、電話に。
ステージから自分の席にもどっても、そのコールが気になって仕方が無いし、またかかってくるんじゃないかと、女の子の会話もどこか遠い世界の出来事ですよ。
次に携帯が震えたらどうするか、頭の中はそれでいっぱいになって、早く時間がこないかなぁなんて考える始末で、そんなところに来てしまったことを、思い切り後悔なんかしちゃってるんです。
たった一度のコールに、天国から地獄へ、一気に突き落とされた気分ですよ。
とにかくセット終了で速攻で店を出て、またかかってくる電話を自宅で待つか、それともすぐにこちらから電話をして言い訳を言うかなんて悩んで、気付いたら彼女のお店の前にいたりするんですから。

そんなんで、そりゃもう、随分貢いでいますね。彼女の店に行く代金、化粧品やハンドバッグやアクセサリー、洋服、食事代・・・もう怖くて、全部でいくらかなんて計算できませんって。

ホテル代?いやいや、まだそんな関係には至っていませんよ。
結構ガードが固いっていうかなんていうかねぇ、しかし女の操を大事にしているって感じで、それはそれでまた、そそられたりするもんじゃないですか、でしょ?

付き合った期間ですか?そうですねぇ、大体半年くらいでしょうか。初めて会ったのは、もっと前ですよ。ええ、きっかけはお店です。
最初は個人的に親しくなりたくて、とにかく一生懸命通いましたよ。今思えば、なんでそんなにのめり込んだのか不思議なところもありまして。

だってそうでしょ?最初から訳ありだってこと、正直に話してくるんだから。
でも盲目になるってぇのは、このことなんですねぇ。正直に話してくれたことで、ますます親近感を感じてしまいましてねぇ。この子は信じていいかもなんて思いましたよ。
しょうもない旦那がいる、別れたいけど別れられないなんて言いましてね、それも子供のためと思って我慢しているなんてね、外国から来て、いじらしいじゃないですか。

最初からあなたみたいな人に出会いたかったなんて言われたら、そりゃーねぇ、悪い気はしないってもんですよ。そんなセリフが本当によく似あう、物静かで綺麗な、いい女なんですよ。
フィリピンの店って、こんないい女がいるんだって驚きましたね。それまで私は、日本人専門でしたからねぇ、なんで今までこんな楽しい場所があることに気付かなかったんだろうって、なにか損した気分になりましたね、ほんとに。

で、気が付いたら次第に振り回される感じになっちゃいましてねぇ。本当に自分のペースに引き込むのが上手・・、っていうか、常に彼女はマイペースなんです。
それも最初は、物静かな印象とのギャップが神秘のうちだったんですけどね、私にも心というものがありますから、そりゃあ疲れることだってありますよ。

それに最初は内気な女だと思っていたら、結構きついところなんかもありましてねぇ。
一度私とあなたの関係は何かって聞いたら、今は友達だけれど、あなたの心掛け次第みたいなことを言うんですよ。間接的にですよ、あくまでも間接的に・・。まあ、私の解釈の問題もあるかもしれないんですけれどね。

僕はそれで、あっ、そうだよね、恋人じゃないよね、なんて安心しましてね、他のお店にいる時に迂闊に彼女の電話に出たら、彼女は烈火のごとく怒りだしましてねぇ。
いやいや怖かったですよ。
「イカウ イマ ドコニイル!」なんていきなり問い詰められましてね、「イカウ、アコノコト、ダマチタディバ!」って、いつもこちらが疑ってることを詰問調で言われたりするもんだから、つい焦っちゃったりして、「モウイカウトアウ、イラナイ、オミセコナクテイイ、アコハココロイタイ、アナタノスキニシナサイ!」
なんて怒鳴って一方的に電話を切られましてねぇ、それで、あっ、私ってすごく罪深いことしているんだって気が付いたわけですよ。
お店の女に、そんなに本気で怒られたことなんてなかったんで、結構真剣なの?なんてことが頭をかすめたりしながらオロオロしましてね。
それからすぐにお店を出て、彼女に電話をかけ直しても、一向に電話に出てくれない。完全無視ですよ、無視!
まるでどっちが客だかわからない状態ですけど、それこそ本物の男女の仲って感じじゃないですか。

仕方がないから心配になって彼女のお店に行ってみたら、
「ヤッパリ ココガイイカ?アコガ イチバン ディバ!アコ ウレチイナァ」
なんて、電話とは全然違う態度で甘えてくるんです。
私は何がどうなっているのか、正直わからなくなりましてね、こっちはちょっとしたパニックですよ、パニック。
でもとりあえず彼女の機嫌が戻ったことで、結局閉店まで付き合っちゃったりして盛り上がったんですけど、時間が経ってから考えてみたら、やっぱりわけがわからなくて・・・。
本当に不思議な人だなぁなんて思ったりしてですね、それがまた、妙に気を魅くわけですよ。
それって演技なんですかね?え?違うと思う?やっぱり地ですか。不思議なもんですねぇ。

そんなことが続いて私もいたたまれなくなりましてね、ちょっとまた、訊いてみたんですよ、二人の関係は何かって。そしたら
「イカウハ スペシャルナ オキャクサン ディバ〜、ヤサチイシ スケベジャナイ フィリピンジン ソノスタイル ダイスキヨ アイ ウマレル フチギナイディバ〜」
なんて、喜んでいいのか悲しんでいいのかわからないことを言うんですよね。
混乱するのも慣れましたし、それも楽しいんですけど、やっぱり悩みますよねぇ、このまま突き進むのもお金がかかるし、どうすればいいかってですねぇ。
やっぱり私は騙されているんですかね、どう思われます?

え?普通?そんな人はごまんといるから、心配ない?
そっ、そ〜なんですか?
それで私はどうすればいいんでしょうかねぇ。
え?まかせる?自分で決めるしかない?
そうですか・・・、そんなもんですかねぇ・・・。

ってか、ちょっと頼みますよ、一度彼女と話して、彼女の人となりを確認してもらえませんか。あなたの勘でいいんですよ、ただの勘で・・。
え?できない、そんなことしたら、殺される?だれに?奥さんに?
そりぁねぇ、「アナタ ダレト ハナチテンノ!」なんて言いながら目がつり上がっちゃったら、こっちは蛇に睨まれたカエルですからねぇ・・、ええ、ええ、わかります、わかります。


「ねえ、マハール、今のスカイプの人、だれ?」
「Mさんの友達だって、話し聞いてくれって頼まれた」
「もっとちゃんと教えてあげればいいでしょ!」
「話聞いてくれって言われただけだから・・・それに俺だってわからんて、一緒に暮らしててもわからないんだから、人にことなんてわかるはずないじゃん」
「なんかかわいそーなー」
「おーおー、日本人って、結構かわいそディバ」
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エントリー:283.ご相談

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