フィリピーナと共に
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フィリピン生活:カテゴリの記事一覧です。

2011年03月15日

198.大丈夫か

今日は計画停電に振り回された。
停電予定の時間前、わざわざ公共スピーカーから、これから停電があることがアナウンスされた。その前までの計画停電はほとんどが中止になっていたが、今度は本当に停電になるのかと準備をするも、結局停電はなし。

サーバー、ワークステーションを落とし停電に備えていたのは、一体何だったのだろう。今日一日だけであれば良いが、この状態が向こう一か月間も続くのだろうか。
電車は運休となり、通勤の足を奪われた人も多数発生した。
電車の運休も、停電を考慮してのことではなかったのか。

電車を全面的に止めてしまったら、何が起こるかを政府は考えているのだろうか。
電車が停まるという話は寝耳に水で、これがしばらく続くとなれば、経済的に大きな影響が出るのは必至だ。小さな企業や個人事業者の経済活動が一か月間も阻害されれば、それは相当大きな打撃となる。

被災地の方の災難を考えれば、苦難を共有することについては納得できる。協力できることはできるだけ協力し、食糧や労力・神経を、少しでも被災地の方へ向けてもらえれば良いと思うし、そう考えれば一日数時間の停電など、何とでもなる。

しかし電車が突然停まり、停電はあるのかないのかわからないでは、あまりにもお粗末な無計画停電である。
止めると決めたら予定通り止めるべきだ。そうなって初めて、公表されている計画に基づいて、こちらも予定を立てることができる。

公表された停電のグループ分け表にも問題がある。現在僕の住んでいる住所は、3つのグループに属している。おそらく細かく分かれているのだろうが、表をみるだけでは、ここが一体いつ停電になるのかさっぱり分からない。
総じて今回の計画停電は、詰め切れていない施策を唐突に発表し、大勢の人を混乱に陥れたひどい話に見えて仕方がない。


昼には原子力発電所の爆発事故が報じられたが、夜には2号機の燃料棒が全て露出してしまったという、驚愕のニュースが飛び込んできた。
これまで原発の問題は、日本のことだから大丈夫だと高をくくっていたが、さすがにこのニュースには心配になった。
原因は水を流し込むポンプの燃料切れ?燃料切れと聞けば、そんな単純な理由だからこそ、素人には理解し難い何か特殊な事情があるのかと思うが、燃料を入れて水の注入を試みると発表してから10分も経たずして、水位が上がってきたと報道された。本当に単純な燃料切れだったのだろうか。
水位が上がって安心というニュースが出て間もなく、今度は圧力が上がり過ぎている?
なんとも怪しくなってきた。

原発が大爆発を起こして大惨事になるということは、あまり想定していないが、東京電力の右往左往が見え始めているところに、危うさを感じる。
計画停電もしかりで、もっとしっかりとした会社だと思っていたから、それとのギャップが、それを強く感じさせるのである。

また、こうやって成り行きを見ていると、原子力というものはやはり人間の手に負えないものなのだろうかと思ってしまう。一旦暴れ出すと、どうにも手の付けられないように見受けられるのだ。
原子力発電の効率が良いのは理解できるが、効率ばかり追い求め、人間は触れてはならない物に触れてしまったのかもしれない。
今回の事故は、その危ういものに頼り過ぎていたことをも明らかにした。

日本の技術力を信頼していた世界中も、今回の事故には大きく注目しているはずである。
この事故を見て、日本の技術力は思っていたよりもチープだったと思うか、日本の技術力を持ってしてもこれだから原子力は怖いと思うか、その捉え方一つで教訓としての大きさが違ってくると思われる。


電気の問題、原子力発電所の問題、そして通勤電車やガソリンの問題、そして食糧や他の物資の問題。首都圏も混乱している。このような混乱ぶりは、戦後で初めてのことではないだろうか。
現民主党政府のハンドリングが悪いのだろうか。それとも他に要因があるのか。素晴らしい能力を持ってしても、それを凌駕するほどの災害だったのか。
僕にはさっぱりわからない。

それにしても皮肉ではないか・・・、原子力発電所に何か起こると、みんながTVにかじりつき、電力消費量が増えている・・・これ、TVを見ていて気が付いた。

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カテゴリー:フィリピン生活
エントリー:198.大丈夫か
2011年03月14日

197.考え方の相違

モナとのスカイプ会話は、どうしても地震の話題が多くなる。
地震報道のTVは付けっ放しで、しかも会話中に僕がいる部屋が揺れたりするものだから、必然的にそうなる。

モナは、日本は危ないから早くフィリピンに帰りなさいと言うが、仕事がきちんと終わらなければそうはいかない。
それに対してモナは、生活や人生よりも仕事が大切か?と言うが、僕自信がどちらを大切に考えるかとは別次元で、従わねばならない企業論理が存在するのも確かである。
それが嫌であれば会社を辞めるしかなく、明日からの生活をどうするかも併せて、真剣に考える必要がある。生活の手立てを抜きにして、どちらが大切かと言われても、閉口するしかない。
物事は複雑に絡み合っていて、多面的に見なければ正しい判断などできないことが多い。自分のことを棚に上げて言うが、一面的な見方で判断し行動し、あとで困ることになっているフィリピン人が、あちらこちらにいるではないか。

勿論僕は、究極の選択を迫られたなら、家族を含めた自分の人生・生活を選択する。この考えに迷いは全くないと、自信たっぷりに言うと、モナは、
「究極の選択を迫られる時ってどんな時?」と訊く。
自信と一緒に少し前に張り出した胸をさっと引っ込め、
「え?・・・う〜ん、ちょ、ちょっと待って、今考える・・」と、僕はたちまちポリポリと頭をかく状態となる。

「そうそう、明確な事実があり、それが誰しも納得する理由になると思われるケース」だ。
例えば、自分が不治の病で余命3カ月がはっきりしている時、モナや子供が死にそうな時、フィリピンの自宅が今回のような災害にあった時・・・こんな時に、それを理由にフィリピンに帰りたいと申し出て、いや、仕事優先だからだめだと言われたら、その考え方は明らかに自分の人生観と異なるので、迷わず会社を辞めてフィリピンに帰る。これでどうだ、パーフェクトな回答だ。

「日本でもっと大きな地震があって、あなたのいるビルディングが壊れたら、あなた死んじゃうでしょ。その危険はそれとは違うの?命の問題でしょう」
「はぁ?・・・うんうん、それはね・・・ちょ、ちょっと待って、今考える・・」

何か考え方に違和感があり、この意見の相違の根本原因は何かと考えながらも、それが何かわからない。
この話題において価値観の相違はないようだが、その先の考え方に相違がある。モヤモヤしたものが僕の中にあるのだが、スパッと気持ちの良い考えが咄嗟に頭に浮かばない。とりあえずそれを棚上げにして、質問に対する自分の考えを説明する。

「・・・・そうそう、それはね・・、不確実な未来予測に基づく物言いだ」
大地震がきて、僕はそのせいで死ぬかもしれないからフィリピンに帰らせてくれと言ったら、「お前は馬鹿か?それとも預言者か?」と一蹴されるのは目に見えている。
「おお、僕は自分の直感を信じる」と言って会社を辞めてフィリピンに帰っても良いが、それは自分自身で納得できないだろう。
逆に、「フィリピンに帰ったら、マニラのギャングに拉致されて殺される心配だってあるだろう」とか、「近所のマヨン火山が大爆発を起こして、溶岩に飲み込まれる危険もあるだろう」言われれば、たしかに同じ理屈で「おっしゃる通り」となる。
でもそんなことは誰もわからない、不確実な話しである。
確かではないのだから、それをフィリピンに帰る理由にするのは無理があるし、不確実な不安や心配事は、どこにいても石を投げれば当たるほど溢れかえっている。
勿論その話しに真実味があれば、不確かでも話しが通じる可能性はあるのだが。

もやもやした違和感は解決しないが、とりあえず僕の考え方は以上である。
それでまだ何か?
「わたしはただ、傍にいて欲しいだけ。一緒にいたら心配ないでしょう」
「・・・・・」
そう言われたら、僕はそれ以上何も言い返せない。それにしても、それは何の心配か?
地震なのか、それとも他のことか?・・とも訊けず、やはり僕はただ閉口する。


しかし、今の日本が危ないという話は、もしかしたら正しい見方かもしれない。
地震恐怖症の僕としては、それがあるからできるだけ早く、フィリピンに帰りたいと思っている。
しかし悲しいかな、さらに大きな関東直下型大地震の可能性など、誰にもわからない。

それにしても普段は、(治安の面で)フィリピンは危ない・・という話が一般的だから、いつの間にか話が逆転していることに、本当はどっちが正しい?などと考えてしまった。


(追記)・・・一旦記事書いてから、次の内容を追加した
フィリピンでは、原子力発電所の事故についても報道されたようだ。そして、更に続けて大きな地震がある可能性についても、報道されているらしい。

それにより、モナの心配がますます大きなものになっている。飛行機が無事に飛んでいる今のうちに早く帰ってきなさいと、しきりに言い出している。モナは何か、嫌な予感がするそうだ。
ついでの僕の両親も、フィリピンに連れてこいと言っている。
僕の両親については、モナも心配をしていた。
「あなたとあなたのパパとママは、放射能の心配はないの?」
「電気のない生活しているでしょ。あなたと一緒に、すぐにフィリピンに来なさい。そこにいたら心配でしょうがない」

とても有り難い話しである。
実は地震の前から、一度フィリピンに行かないかという話を両親にはしていたが、歳を取ると、はいそうですかと簡単にはいかないらしい。しかもパスポートを持っていないから、それじゃ明日という訳にもいかない。おまけに毎日の仕事を持っているから、それじゃ少しだけということもできないらしい。

モナには、電気が通じたこと、電話で話をしたことを伝え少し安心してもらったが、モナの心配病は、ますますエスカレートすることが予想される。
今は心配のしすぎで体調が悪く、息が上手にできない状態になっているらしい。幸い心臓は苦しくないが、酸素が足りないような感じで、目眩があるそうだ。

確かに立場が逆であれば、僕も心配をする。家族を連れてすぐ日本へ逃げてくるように言うかもしれない。そんな時に彼女は、素直に僕の言う事を聞いて、すぐに日本へやってくる準備を始めるような気がする。
だから僕も彼女の心配だと言う話を、決してうるさいなどと言わずに聞いている。
今はそれくらいしかできない。



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カテゴリー:フィリピン生活
エントリー:197.考え方の相違
2011年03月13日

196.続・大地震

家でニュースを見て、今回の地震が如何に壮絶だったのかが良くわかった。
大勢の人が亡くなり、行方不明になっているとのことで、犠牲になった方々やその家族のことを思うと心が痛む。
自分の町が津波に飲み込まれ破壊される様を、何もできずにただ呆然と眺める人々の姿も、痛ましい限りだ。
そして家族の安否さえも確認できず、大きな心配を抱えながら寒い夜をむかえている人も大勢いる。自然のいたずらは、本当にむごい状況を作り出した。
自分も一昨日は大変だったが、震源地近くの被災者に比べれば、僕の大変さなど全く軽いものである。

昨夜部屋に帰って家の中をよく見れば、ベッドも机もTVも、位置が数十センチずれていた。棚の上にあるはずのペットボトル醤油がないので探してみれば、床に置いたごみ箱に突き刺さるように入っていた。細かいものがいろいろと倒れ、または落下している。
しかし電気・ガス・水道のライフラインは健在だった。食べ物も水もあり、いつでもトイレが使え、シャワーもできる。暖かい部屋で、ベッドの上で眠ることができる。


神奈川で揺れに遭遇した時、まっさきに頭に浮かんだのは、震源地はどこか・・であった。今回の地震は、エネルギーがものすごく大きいと感じたからである。もし震源地が神奈川の近くであれば、自分の体験した揺れが最大級のもので被害も何となく想像できるのだが、もし震源地が遠いということであれば、どこかは大変なことになっていると直感した。そしてまっさきに田舎(秋田)の両親のことが頭に浮かんだ。

すぐにインターネットで調べると、予想した通り、震源地は関東から少し離れていた。
田舎の両親は震源地に近いので心配になったが、全く連絡が取れない。
昨日の朝、埼玉在住の弟に連絡がつき、両親の安否を尋ねると、偶然に一度だけ母親と電話が繋がり、両親の無事を確認したということだった。しかしその後も何度となく田舎へ電話をしたが電話は一向に繋がらず、今日になってようやく話しをすることができた。

田舎ではずっと電気が停まっていたらしく、今朝からようやくそれが復旧したようだ。
電気が無いのでTVを見ることができず、ラジオも電池が切れて、情報が取れなかったそうだ。今朝TVを見て、東北太平洋沿岸の被害映像を初めて見たそうで、驚いたと話していた。
こちらは地震一色のTVをずっと見ているから、今さらそのようなことを言う母親に、妙なギャップを感じた。一番情報が欲しい被災地の方々も、同様の状況かもしれない。

停電で他に困ったことは、暖房だそうである。僕の実家はたまたま昔の反射式石油ストーブを捨てずに持っていたので、それを引っ張り出し、暖を取っていたらしいが、ほとんどの家庭では暖房がなくなり、寒さを我慢しながら時々車のエンジンをかけてその中で体を温めることをしていたらしい。言われてみれば、エアコンだけでなく、ファンヒーターも電気が無ければ使えないということに、今さらながら気付いた。
電気がないので、ガソリン・灯油を買う事ができず、また買えるのがいつになるのかわからないので、できるだけ節約をし、ガソリンと灯油を使用していたそうである。
またどこへ行っても食糧が不足し、スーパーも入場制限を実施するところがあるそうだ。しかも長い列に並んで購入する食料品の価格は、例えば米であれば通常3500円が3900円といった具合に、高騰(便乗値上げ?)しているそうである。
母親が
「電気がちょっと無くなっただけで、生活が成り立たなくなってしまうことを思い知らされたねぇ。便利なものの上に胡坐をかいていたからこんなことになってしまうのよ。昔の生活を少し思い出す必要があるかもしれないねぇ。ほんとに良い教訓になったわ」
などと話していた。
「フィリピンだったら大丈夫だよ、頻繁に電気が停まるけど、みんな平気で暮らしているから」という言葉が喉まででかかったが、フィリピンの生活について「あら、まあ」と余計な心配をするかもしれないと、それを飲み込んだ。
「相変わらずお金は無いけど、こうやって無事を確認し合えるだけ幸せってものだねぇ」という母親の言葉で話しを締めくくり、電話を切った。

フィリピンにいるモナとの連絡は良好だ。あらためてインターネットが強力だということを思い知る。情報伝達の効率が良い上に、迂廻路が多数あるから全く問題ない。昨日駅で足止めをくらっている時でも、IP電話やモバイルPCを持っている人だけが、他と連絡が取れる状況だった。
通信関係は、基地局、アンテナ設備など、停電になると自家発電やバッテリーに切り替わるようになっているらしい。だから停電になっても、それで数日間は平気で動くとのことだ。だから本来、通話制限がなく、キャパシティイーも十分あれば停電でも携帯は繋がる。よって電波でインターネットに接続するモバイルPCは、停電エリアでさえ問題なく使用できた。おかげで地震当日の移動中は、心配するモナへPCから絶えずチャットメッセージを送ることができた。

昨日・本日も朝からスカイプで、フィリピンのモナと普通に話しができている。
昨日から今日にかけて、モナの元へモナの友人・モナと僕の共通の友人たちから、たくさんメッセージが飛び込んでいるらしい。その全てが、旦那は大丈夫かというものらしい。スカイプで話しをしている時にも、そんな問い合わせのメッセージがモナのPCに届いた。
「still alive」(まだ生きている)と伝えてくれと言ったら、彼女は笑いながら、その場で本当にそのままの返事を返していた。

フィリピンでも日本の惨状は、映像を交えて詳しく報道されたようだ。
そしてフィリピン大統領は、いち早く日本に対して支援の用意があることを表明した。モナに言わせれば、多くのフィリピン人が日本にいるのだから当たり前らしい。そうか、そんな観点でこの表明を捉えるのかと、少し意外であった。
フィリピンでは特に津波の被害がクローズアップされているようで、モナは、車や家が流されて可哀そうだとか、畑が海水に浸りもったいないなどとか話していた。ダディーも同じことを話していたそうだ。多くのフィリピン人が、同じようなことをつぶやいたと思われるが、いやいや、命あっての物種である。


僕がこのような大きな地震に遭遇したのは、2度目である。まだ学生だった30年前、秋田沖地震というものを経験した。
一番揺れの激しい地域で体験したその地震は、神奈川で感じた今回の地震よりもはるかに過激で、揺れている最中は歩くどころか、立つこともままならなかった。初めて地震というものに恐怖を感じた体験であり、僕はその恐怖体験がトラウマとなっている。
僕の住んでいる部屋は4階となっているが、そのせいで、余震が来る度に部屋はゆっさゆっさという感じの不気味が揺れ方をする。この建物は大丈夫かと心配になるが、とりあえず一昨日の揺れに耐えたのだから、問題ないはずだと自分に思い込ませ、平静を保つように努力している。それでも揺れ出すと落ち着かない。何があってもなかなか起きない僕だが、地震があると目を覚ますから、地震に対してはかなり臆病になっている。

いずれにしても、今回の地震は日本に凄まじい爪後を残した。
この地震は、ずれた地盤の距離が普通の地震よりも格段に長かったようだ。東北の海岸では、地面が数メートルも海側へせり出したそうだ。(つまり日本の国土が少し広くなった)
この歪みが日本中に影響をし、各地の震源が刺激され新たな地震が誘発されているそうである。
事実、今でも時々揺れてい。まだまだ油断は禁物であるし、はやく落ち着いて欲しいと切に願っている。
被災地の方々に対しても、できるだけ早く落ち着けるよう、心から祈っている。

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カテゴリー:フィリピン生活
エントリー:196.続・大地震

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