フィリピーナと共に
ブログ構成がわかる目次はここから入れます
2013年07月28日

693.庶民の悩み

 昨日の土曜日、送金や支払関係で出かけなければならなかったので、一日外でゆっくり過ごそうと決めて家を出た。
 バス停につくとほぼ同時にバスがやってきたので、こうなるとまるでタクシーのようだと得した気分でそれに乗り込んだ。タクシーは四百五十円でバスは四十二円と、その差は四百円程度だが、運賃に十倍の開きがある。休日のお出かけに、普段の僕はこうしてバスを利用するのだ。中はエアコンが効いているし、利用の仕方、行きたい場所の名前、バスのルートナンバーの意味さえ分かればとても快適な乗り物だ。
 乗ったバスの乗客は僕が一人だけの貸切り状態だった。シートに座りヘッドフォンで音楽を聴いたら、シカゴのサタデーインザパークがたまたま流れた。ドラムやブラス楽器の年代を感じさせる乾いた音と、窓の外を流れる景色が不思議とマッチした。僕は乗り物に揺られ、こうして音楽を聴いて自分の世界に入り込むのが昔から大好きだ。これが自分のもっともリラックスできる時間の一つである。そう、その日がお気楽な土曜日であることを、僕はますます実感して楽しんでいた。

 細かい用事を済ませた後にモールへ移動し、僕は昼食にラーメンを食べた。そして食後はお決まりのスターバックスで、意味もなくまったり過ごした。
 今日は贅沢に夕食もモールで食べるか、たまにはマッサージでも行くかなど色々考え、髪をカットしてから少々白髪が目立っていたのでヘアカラーをすることにした。しかしコーヒーショップを出てモール内のヘアサロンで確認すると、ヘアカラーの価格が百八リンギット(三千円プラス)と言われ、高いから取り敢えず考えることにした。何かリラックスしたい気分なのでその半額のマッサージに行こうかとも思ったが、マッサージはその場限りだ。ヘアカラーはしばらく黒々ヘアーが持続し気分も若返る。モール内を一時間もぶらつきながらそんなことを考えて、高いけれど清水の舞台から飛び降りるつもりでヘアカラーをすることに決めた。ヘアサロンでは頭のマッサージなどもやってもらい、シャンプーをしてすっきり気分でそこを出た。

 さて、次の用事は子供へのお土産買いだ。ベルのお土産リクエストは、彼女がコレクションしているシリーズ人形の一つだった。どうやらベルはそれを、自分の部屋にデコレーションしているようだ。ユリは、ベイビーアライブという赤ちゃん人形をリクエストした。これは家族がペナンへ来た時に、トイザラスでそれを見つけたユリが欲しいと騒いだものだった。その時は本なども買ってあげた後だったので我慢させたが、ユリはそれをしっかり覚えていた。この人形は荷物になるから、マレーシアで買わずフィリピンで買えないかをモナに相談したが、フィリピンでは手に入らないらしい。ユリはインターネットでそれを見つけ、以前マレーシアに来る前からそれを欲しがっていたようだ。子供がインターネットを通し欲しい物を見つけるような世の名とは何とも恐ろしく、庶民からお金を吸い上げる仕組みはインターネットの普及で便利かつ巧妙になっている。

 モール内トイザラスでリクエストされた人形を探してみると、二人のリクエストである人形は何を買って良いのか分からなかった。ベルのそれはシリーズもののコレクションだから、違うメーカーの物を買っても意味がない。ユリのベイビーアライブはたくさんの種類があり値段もまちまちだった。そこでトイザラス店内で人形のある棚をばしゃばしゃと写真に収め、一度フィリピンで確認してもらうために送った。
 再び今度は違うコーヒーショップに入りまったりしようと思ったら、モナから人形についての返事が返ってきた。ベルの人形はそこにあるもので良いということ、そしてユリの人形はおむつがついているものを指定された。この時僕は、テーブルのコーヒーとケーキを前にしまったと思った。ユリの指定してきたそれは、シリーズ中最高プライスの二百五十リンギット(七千五百円)もするやつだったからだ。一番安いのが九十リンギット(二千七百円)で、僕はその中のどれかでよいと思っていたのだ。僕はモナに、慌てて返事をした。
「それ二百五十もするけど、本当に買うの? もうこの値段は、クリスマスプレゼント級だよ」
 言っている本人も少し庶民的過ぎると思ったが、高いことに変わりはない。ベルの人形も安くはないので、併せて軽く一万円を超える。
「高いね、お土産の予算はいくらなの?」
「予算は決めてない。できるだけ安く」
「それを買うと苦しいの?」
 その時の手持ちで買える値段だったが、いやいや楽勝と言うのはとても抵抗があった。
「買えなくはないけれど…、ねえ」
「それじゃあ任せる。買えるなら買って」
 そう言われると、また迷ってしまう。さっき百リンギットのヘアカラーを一時間悩んだくらいだから、その五倍の買い物を任せられても僕にとってこれは、「一晩考えさせてくれ」と言わねばならないレベルだ。次の雑談になって、僕がヘアカラーをした話になった。
「いくらだった?」
「百八リンギット」
「高いなぁ〜、まるで女の人のサロンプライスだ」

 ちょ、ちょっと待て! それでは子供の二百五十の人形は高くないのか?
 もっともそう言うモナにまるで悪気がないのは分かっているから、僕も腹を立てて話すわけではないが、そう言われるとこちらも少しは言い分がある。
 フィリピンにいたら、僕の普段の散髪は六十円、モナのヘアカットはトリートメントなどを入れて八千円。モナの場合、ストレートパーマをかけると更にその倍だ。マレーシアではインド系の安い散髪屋があれば三百円。先日はサロン系でカットして千二百円。こんな話になれば、僕の髪にかける普段の費用とモナのそれとの差額はなに? と、僕は素朴な疑問をぶつけずにはいられなくなってくる。もっともこの手の話題はもう自分も諦めているので、だいたい笑い話になってしまうが。
 
 僕はこの時、先日モナと話題になった僕のパンツの話も思い出した。
「最近パンツに穴があいてきたよ。ちょうど股のところがカスカスに薄くなってきてる。そろそろ買わなくちゃなぁ」
「アコのも穴があいてる」
「買えよ〜、新しいの」
「この前少し買った。(妊娠で)おっぱいが大きくなってきたから、ブラもきつくて」
 モナの下着も何年も変わらず、見慣れ過ぎたものが多い。自分の物はなかなか買えない性分だが、家族に穴のあいた下着を我慢して使ってもらうほど、自分の稼ぎが低いわけでもない。適宜新しい下着を買いなさいということは、過去にも何度か話していることだ。するとモナが言った。
「あなたのパンツ、この次帰る時にちゃんと持ってきてよ」
「なんで?」
「ソーイング(裁縫)するから」
 僕はこの言葉に少し感動して、「偉い!」と言ってしまった。日本人稼ぎの人と結婚したフィリピーナに、生計を共にして数年経過しても物を大切にする心が残っていることは、僕にとってとても安心できることである。
 しかし反面、自分のパーマに八千ペソ(一万六千円)を使う人が、稼ぎ頭のパンツに穴があいてそれをソーイングするというのは、さてこれをどう考えるべきか。なにか複雑な心境でかつ、モナのその言葉が冗談なのか真面目なのか、僕は彼女の真意をつかめなかった。僕は偉いと言ってしまった後に、こう言った。
「ソッ、ソーイングもいいね、まだ使えるからねぇ。でもちょうど股のところだから、下手なソーイングだと違和感があって気持ち悪いかもしれないからな。上手にやってくれないと困るよ」
「だいじょーぶよ」
 モナのこの大丈夫という言葉で、彼女が結構真面目に話していることが分かった。

 先日のそんな話を思い出しながら、僕はケーキとコーヒーを前に心ここにあらずでお土産をどうするか、また考えた。
 ユリは僕が送った写真をみて、しっかり指さし指定をしたようだ。彼女の中では既に、欲しいベイビーアライブ人形入手が確定しているかもしれない。既に興奮状態なのだろうか。先日リスク管理云々と言っておきながら、高い人形を撮影エリアから外すということを、僕は失念していた。というかユリには値段の高い低いは選択の理由にならないので、多分安いものに落ち着くだろうと簡単に考えていた。しかし子供のそんな嗅覚はすごい。写真だけで豪華で楽しそうなものをきちんと嗅ぎ分けるのだ。自分のリスク管理はなっていなかった。ならば仕方ない。これはもう、指定の人形を買ってあげるしかない。

 決めたら決意が揺らぐ前に買わねばと、僕はすぐコーヒーショップをあとにしてトイザラスへ入った。買うべきものは決まっているので、棚に直行し二つの人形のボックスをガシッ、ガシッと掴んでレジへ運び、強張った顔でニコニコ現金払いした。
 もうモールでディナーを取る場合ではない。この二つの人形の値段で、普段食べたくてもよく我慢をする分厚く美味しいステーキが、六枚は食べられるのだ。すぐに家に帰って夕食の支度をしなくては。

 部屋に帰ってから二つの人形の写真を撮ってフィリピンに送ると、すぐにフェイスタイム(iPhone同士の無料テレビ電話)をしたいと返事が返ってきた。電話が繋がるとユリのドアップ映像が出て、「サンキューベイリーマッチ、パパ」と言ってから、彼女はカメラにチューをしてきた。
 僕が、人形が首を振っておしゃべりする映像をフィリピンに送ると、ユリはもう飛び跳ねて大興奮し、「これから飛行機に乗ってそこに行く、それを早く欲しい」とはしゃいだ。ベッドの上や床の上で飛び回るので、危ないからもう止めなさいと言ってもその注意が彼女の耳には届かない。しかし「言う事を聞かないとベイビーアライブは捨てちゃうぞ」と言ったら、ユリは途端に動きを止めて再びカメラに寄ってきた。

 どれほど考えても、結局子供の笑顔にはかなわないのだ。僕はそれから、久しぶりに心を込めてスパゲッティ用のミートソースを作った。
 これが、涙が出るほど美味しかった。



↓ランキング参加中
にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ



posted at 16:06
Comment(12) | TrackBack(0)
カテゴリー:フィリピン生活
エントリー:693.庶民の悩み
2013年07月26日

692.嘘と言い訳

 放屁で生活リズムが狂ってしまったおかげで、今朝は寝坊した。ブログを更新した後我慢して起きていたが、いつの間にか寝てしまいドライバーとの待ち合わせ時間を十五分も過ぎてしまった。都合が悪かったのは本日から一週間、いつもと違うドライバーになったことで、最初から遅刻をしたのでとてもバツが悪かった。
 仕事を終えてから、放屁で狂った生活は放屁で戻そうと再び自作スパゲッティをたらふく食べて豆乳をがぶ飲みしてみたが、五時間経過した現在何事も起こらない。先日のあれは、やはりたまたま体調が悪かったのだろうか。

 夕食後にモナから電話がかかってきた。そう言えば仕事真っ最中に、「ユリのことで話がある」と彼女からメッセージをもらっていた。改まってそんなことを言われ何か問題があったのではと気になっていたが、モナはなぜか、ユリが嘘を付けるという話をし出した。ユリが何かを仕出かしてママに叱られたらしいが、その時ユリはママが作ってくれるはずのミルクをもらい損ねたので、モナのところに行き「ママは今忙しいからミルクを作って」とお願いしたらしい。モナはユリがママに叱られていたことを知っていたため、ユリが嘘をついていることにすぐに気付いた。
「ユリが自分に都合の悪いことを隠して嘘をついているのよ。すぐばれる嘘だけど三才で嘘をつけるのよ〜」
 モナは驚いているのか感心しているのか、興奮しているのかがっかりしているのか、様々な感情が入り混じったような妙な口調で僕に語った。
「一応半分フィリピン人の嘘だから、すぐばれるに決まってるじゃない!」と僕が言うとモナは笑って、「そんなことじゃなくて、三歳で嘘をつけるのよ。あの子は何を考えてるのかなぁ、時々遠くを見つめて考え事してるし。子供の頭は悪い方がいいかもしれないわよ」と、これまた顔が見えない電話のせいで、彼女は喜んでいるのか嘆いているのか分からないことを真面目に語りだした。モナはユリの頭脳が素晴らしいと信じているからそのような言い方になるが、続けて「これ、誰の態度かなぁ〜、マハル(僕のこと)かなぁ〜?」などと彼女の話が長くなりそうなので、僕は昼から気になっていたことに話題を差し向けた。
「ところでユリのことで話って何?」
 するとモナは「なによ!」という感じで、「この話よ」と言った。
「つまり整理をすると、あなたはユリが嘘をつけるという世紀の大発見をしたために、仕事に追われている僕に『ユリのことで話がある』と深刻そうなメッセージを送ってきた、そーゆーことか?」と言ってもよかったが、僕の気力は既に萎えていた。モナはやっぱり紛れもないフィリピン人だと心底そんな風に思いながら、僕はその場で深い溜息をついた。
 ついでに考察してみると、ユリの妙に気を引く物言いや態度は普段裏側に隠れているモナのそれに似ていて、僕はユリが、最近ますますモナに似てきたように思っている。
 ユリを見て「これ、誰の態度かなぁ〜?」などと言うモナには「あんただよ」と言ってやりたくなることも度々だが、まあ似ているから困るということでもないので、僕はそんな言葉も飲み込むことが多い。

 ついでにモナは、ユリの話し言葉が大人と同じように明確で、そして何かを注意するととにかく言い訳ばかりを言うと教えてくれた。
「半分フィリピン人だから、言い訳を並べるに決まってるじゃない!」と僕はまたまた余計なことを言いたくなったが、これも我慢した。ついでに僕がそこで少し感じたのは、小さな子供が言い訳を覚えその言語で多くの言い訳を言うということは、家庭の中に言い訳が蔓延しているからではないか、ということだ。自分たちが気付かぬうちに言い訳を並べているから子供が見習うというのは、十分考えられることである。モナにはこれと併せ、次の帰省時にしっかり説明しなければならない。
 つまりそれは、悪いことした子供が言い訳で話を逸らしたら、親は話を逸らさないよう気を付けるべきということだ。これは本当に大切な教育で、子供が色々な理由を並べようが、自分のしたこと自体が何かをしっかり認識させ、どんな理由があっても悪いことは悪いでしょうと念を押すように子供に教えなければならないのである。
「それをしっかりやらないと、本当にフィリピン人になっちゃうぞ」などと、口からそんな言葉がぽろりとこぼれたら角が立つかもしれないが、これは半分冗談で半分本気の言葉である。

 すぐばれるその場しのぎの嘘と言い訳、これはフィリピン人と一緒に仕事をすると多く出くわす彼ら彼女らの特性ともいうべきものだ。これはフィリピン人の専売特許ではなくマレーシアでも多く見られる現象で、南国の人とはどうしてこうなるのか、とても不思議である。
 最近は最初からそのようなものだと諦めているので、僕はそのことで血圧が上がることはないが、そんなことが細かく気に障る潔癖症の人は本当に自分の寿命を縮めることになるので、フィリピンでの生活やビジネスをあまりお勧めできない。そう言われるとますますそうしたくなると言う方は、まさしく自分を鍛える修行のつもりで臨むことをお勧めしなければならない。

 さて、もう少しこれを掘り下げて考えてみると、嘘や言い訳とは自己防衛である。つまりこう考えてみたらどうだろうか。嘘や言い訳が多いと言えば嫌悪感を覚え怒りがこみ上げる人も、自己防衛が多いと言えば少し違った感覚で嘘や言い訳を捉えることができないだろうか。彼らの嘘や言い訳は実は自己防衛の表れで、自己防衛が体に染み込む立場に長年甘んじてきたため嘘や言い訳が多くなった。
 もともと他国に強烈に支配された民族は、自分で考えることを放棄する傾向がある。自分で考え行動することは、死に直結するからだ。他国に長らく支配された歴史を持つフィリピンは、その辺りでそんな根性が身についてしまったのかもしれない。何せ欧米型の支配とは、何もかも自分たちが与えたものだけを信じ従っていればよいというスタイルだからだ。
 これは支配された国だけでなく欧米内の組織でさえ欧米型支配構造になっているから、実は欧米人も嘘をよくつく。しかしその嘘は少々レベルが高いので、簡単に嘘と見抜けないだけなのだ。
 例えば技術の世界で一つの興味深い実例をあげると、彼らの嘘は巧みだということが分かる。
 
 仕事でAの値が大きすぎるという問題を解決するための解析をしている。問題を検討する場合、Aという問題と何かの相関関係が見つかれば、突然こんがらがった糸がほぐれることになる。つまりグラフで縦軸にA、横軸にBを取り、Aの特性がBと強い関係があることが分かれば、Bを小さくすればAはターゲットの特性に収まると言う具合だ。そこで最初に当たりをつけAと関係のありそうなBとAの関係を測定してグラフにしてみる。日本人は真面目だから、Bに対してAがばらばらの値となれば相関関係なしでまた最初から悩むことになるが、業務成果にシビアな欧米人は自分の評価をあげるため、もしくは自分の首をつなぐため、ばらばらな結果になったAの値からBと相関関係のグラフに乗る値だけを取り、残りのデータを捨ててしまうのだ。そして堂々と、残したデータは実測値だから嘘ではないと嘯くのである。確かに余計なデータを捨てたグラフは綺麗な一直線上に乗るので、長らくみんなを悩ましていた問題が彼のレポート上で一件落着となり、彼は立派な成果を上げたことになる。しかし実際にやってみると当然問題は解決しないが、その時に当人は、別の条件が入り込んだと堂々と嘘を言う。
 これは立派で巧妙な嘘だが、この背景にも自己防衛があり、考え方や文化の大きな違いを感じる出来事だ。

 このような巧みで時に傲慢な嘘に比べフィリピン人の嘘は稚拙だが、本質は自己防衛であり長らくそれをしているうちに、何でも嘘や言い訳でその場を逃れようとする風潮が身についた…、こんな風に考えることもできる。
 また見え見えの嘘の背景には、先日の貧困の話ではないけれど、生活のためという切実なものも多くある。

 嘘や言い訳には、可愛いものと憎むべきもの、許せるものとそうでないものがあると僕は思っているが、それは自分が本当に追い込まれた時に、自分も自己防衛の嘘をついた経験があるからそう思うのだ。胸に手をあてて考えた時に自分も同じではないかと思える時、相手のことが許せる。
 最近は気付いた嘘に気付かないふりをするという、高等技術も覚えた。その時心の中では、酷い嘘に憐れみを感じ、切羽詰まった嘘には仕方ないと同情や理解を寄せる、それだけである。
 分かりやすい嘘には、必要以上に嫌悪感をにじませ相手をなじる必要はないと思われる。



↓ランキング参加中
にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ



posted at 02:54
Comment(0) | TrackBack(0)
カテゴリー:フィリピン生活
エントリー:692.嘘と言い訳
2013年07月25日

691.おならで狂った生活リズム

 よく笑いが止まらないとか涙が止まらないという話はあるが、昨日自分はおならが止まらず、自分のおかしな体調に呆れていた。誤解を避けるために言っておくと、職場でずっとおならをしていたわけではなく、夕食に自分で作ったスパゲッティを軽く二人前以上食べ、その後に豆乳をがぶがぶ飲んだらそうなった。スパゲッティと豆乳組み合わせの成す技なのか、たまたま自分の体調がそうだったのか分からないが、ベッドの上で明け方までガスを放出し続け、自分自身のその音で目覚めては、よくこれだけのガスが出るものだと感心していたという話である。もちろんその朝は寝不足で、職場にでかける時間寸前まで熟睡してしまった。モナが自分のメールに返事がないからと電話をくれ、そのおかげで目覚めてお迎えのドライバーを五分待たせるだけで済んだから助かった。
 モナは最近インターネットかTVで見た突然死が気になり、朝に僕のレスポンスが遅いか無いと、死んでいるのではないかと心配になるそうだ。それだけで死に結び付けて考えるのも唐突なような気がするし、自分ではそうそう簡単に死ぬと思っていないが、突然死に見舞われる人は誰もがそう思っているかもしれず、確かにモナの心配も理解できないわけではない。しかしこれは気を付けようもなく、自然の成り行きに任せるしかない。とりあえず朝寝坊したのはおならのし過ぎで寝不足だったと言えず、適当に誤魔化して会社へ行った。

 食べ過ぎたスパゲッティは自分で作ったトマトソースのもので、これが本当に美味しかった。度々ブログで料理自慢をしていた頃、北陸にある方からちょっとしたアドバイスコメントでもらって以来、「料理はシンプルに」をモットーに色々トライしているが、それから自分の料理が美味しくなった。以前から僕はスパゲッティと言えばミートソース派だったが、ここ二回ほどトマトソースを作っている。調理の仕方は簡単で、オリーブオイルでニンニクを痛め、そこに多めの刻んだ玉ねぎを入れて飴色になるまでゆっくり炒め、そこにホールトマト缶のトマトをつぶして入れて煮込むだけ。具は強めに炒めたしめじ(日本製)をたっぷり加えている。それに塩と胡椒で味を調え、最後にバジルを加える。フレッシュトマトで作って冷たいパスタにしてもよさそうだ。トマトペースト缶は味の輪郭がぼやけて難しい。(一回目はペーストで作った)二日目のソースはパスタとソースをフライパンの上で炒めながら混ぜると、それも美味しい。この時トウガラシを入れてピリッとさせると更に美味しくなりもう止まらない。いつもパスタを多めに茹でるが、昨日は食が止まらなくなり全部一人で平らげてしまった。満腹満足感に浸って早めに寝たまでは良かったが、結局おならのせいで寝不足に陥った。

 今日は久しぶりに近所の和食屋さんでサバの塩焼き定食を食べて部屋に帰ったが、昨夜の寝不足がたたりソファーでうたたねをしてしまい、目覚めたのが十一時頃だったろうか。たまたま会社から宿題を持ち帰っていたので、それから仕事を始め終わったのが朝の四時で、寝るかどうか迷ってこれを書きだしている。何を書くか決めずに書き出したので、さて何を書こうか成り行き任せだが、近況と言えばモナの定期検診結果が順調ということくらいで取り立てて話題もない。仕事はものすごく忙しい状態で、もはや所定の時間で追いつかくなっている。おかげで宿題持ち帰りという状況になった。
 来月初旬、久しぶりにフィリピンへ帰還を予定しているが、これも仕事が忙しすぎて一時危うくなった。しかし休暇をゴリ押しするため仕事のスケジュールを無理矢理捻じ曲げ、それで忙しさに拍車がかかってしまった。それでも本日の宿題を終え、ようやく先が見えてきて、休暇は予定通り取れそうだ。既に航空券を取り、マニラのホテルも予約済みである。休暇の準備は全て万端整っているから、あとはがんばって仕事を終わらせるだけだ。

 マニラでは、日本からやってくる二人の友人と会い行動を共にすることになっている。それぞれ別々にやってくる友人だが、一人は時々僕のブログに登場するNさんだ。今年初めてフィリピンに来てから、もう三度目の渡比となる。Nさんは勢い付いたら止まらない性格のようで、僕がフィリピンに帰る話をしたらまるで隣県にでも行くかのようなノリで渡比を決め、さっさとエアチケットを取ってしまった。突然決めたことなので、Nさんは三泊四日の短い旅行となる。例の友達彼女も合流するのか未定だが、おそらく一緒にどこかへ出かけることになりそうだ。
 Nさんのことを書いた時に、マニラにやってくるもう一人の友人はNさんの騙されようがまるで自分のことのようで心が痛むと話していた。その二人は現在面識がないが、マニラで初のご対面となる。この方もこれまでフィリピーナに騙され続けているが、その内容が痛すぎて僕も記事にできないほどだ。きっと痛い者同士、マニラでお互いの体験談を語り合い癒し合うのではないか。癒し合っているうちに脳内お花畑に花が咲き、再び騙されるために仲良く夜の街へ繰り出すような気がしている。もともと罪なき人たちで、僕も気楽にお付き合いできるお二人である。
 ここに都合がつけばカバナのSさんが合流する予定で、更にはギョウちゃんが奥さんに命じてモナに僕の帰国日程を確認させたとの情報が入っている。どうやらギョウちゃんもマニラに行くことを企んでいるようだ。カビテのSさんも一緒するような話もあるので何がどうなるかさっぱり分からないが、こんなイベントのある休暇の予定で、尚更今回の帰還が楽しみになっている。
 僕のマニラ滞在予定は三泊四日で、この間モナもマニラにやってくる。モナは相変わらずつわりに苦しんでいるが、家の外に出かけると楽だと言っているので良い気晴らしになるだろう。最近はフィリピン料理に飽きたと話しているから、たまにはマニラで変わったものでも食べれば、食欲が戻り体に良いのではないだろうか。
 ホテルステイが大好きなユリも、今からルーム、ルームと騒いでいる。ユリの中でホテルはルームと定義されているようで、大きな間違いではないが最初は何のことか分からなかった。マニラでの用事を済ませたら、僕は大自然に囲まれたタバコの自宅で、もうしばらくゆっくりする予定だ。
 さて、中途半端な時間になってしまったが、これからどうするか。睡魔に襲われ寝てしまったら、とても所定の時間に起きられる自信はない。またモナに起こしてもらうしかないか。



↓ランキング参加中
にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ



広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。