フィリピーナと共に
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フィリピン生活:カテゴリの記事一覧です。

2010年06月12日

120.日本滞在延長

日本に来て丁度1カ月になる。現在はマンスリーマンションに入っているが、部屋の延長願いを契約期限の1週間前に出す必要があるため、日本への滞在を更に1カ月延長することを決めた。これから始まる案件を多く抱えているために、日本でそれらをサポートした方が良いだろうということである。
モナに延長の件を告げると、彼女は静かな低い声で「やっぱり」と言い、頬杖をつきスカイプの画面越しに、しばらくこちらを無言で見ていた。
モナとの約束は、日本で仕事をするのはせめて1カ月おきにするということである。しかし実際には、1カ月日本、1カ月フィリピンが、1〜2カ月日本、1〜2週間フィリピンとなっているから、彼女が憤るのは無理もない。
しかも今月後半には、タバコシティーの大きなお祭りがある。モナはそのお祭りを一緒に過ごすのを楽しみにしていた。(もちろん僕も楽しみしていたのだが・・)そしてその後はダディーの誕生日だ。ママは僕が、あえてフィリピンでのイベントを避けているのではないかと、冗談まじりで話しているらしい。
確かに僕は、ユリの生誕1カ月、ベルの学校イベント、隣町のお祭り(ママの弟が住んでいる)、アン(モナの従兄で10歳の女の子、叔母さんが家でメイドをしているので、ほとんど毎日家に来てベルと遊んでいる)の誕生日、ママの誕生日など、ことごとく欠席している。先日ベルの誕生日にぎりぎり参加できたのがせめてもの救いだ。しかし誕生日を入れると、家族・親戚の多いフィリピンではそれだけでも頻繁にイベントが訪れる。イベントだらけのフィリピンでそれらにきちんと参加するためには、ずっとフィリピンにいる必要があると思われるのは僕だけだろうか。
これだけイベントがあると、どれが絶対に外してはならないイベントで、どれが居なくても失礼にならないものなのか、実は良く分からなくなっている。クリスマスやモナ、ベル、ユリの誕生日は、外せないイベントだろうことは分かるが、それ以外は実はわからない。いずれにしても当面は、仕事の面で日本サイドへ注力していかないと立ち行かない状況になるのが目に見えているので、我慢をしながら踏ん張るしかない。

経済の低迷感を払拭できない日本の雰囲気は相変わらずであるが、僕の働く会社も先日リストラを発表した。起業から25年ほど営業をしてきて、初めてのことだそうである。リストラの対象となったのは、今すぐ職を奪われても困らないと思われる65〜75歳の5名と、40歳の方が1名。
年配の方5名は、事務職1名、営業1名、設計者2名、設計サポート1名である。40歳の方は設計者として4年働いた方らしいが、あまりにもエンジニアには不向きだということは僕の目から見ても明らかで、職種を転換した方が自身も幸せだろうという気がする人である。
社長はみんなの前で、景気の2番底がやってくる気配があり、このまま何もしないでいると会社の存続が危ぶまれるので、断腸の思いではあるがとリストラの背景を説明をしていた。

大手はどの会社も、外にお金を出すことを必死に抑えている。値引き要請も多く、先日書いた通り、仕事は忙しいが儲からない。当社も例外ではなく、社内に手が余っている場合は、従来外へ出していた仕事を社内で賄うようにしている。

僕の会社では、設計者個人の収益が厳密に管理されている。個別にいくら売上があり、原価がいくらかかり、粗利がいくらあるか全て一目了然となっている。
社内においても、自分の仕事を誰かにお願いすると社内伝票が自分に切られる。手伝った方はそれが自分の売上に計上され、お願いした方は原価として払い出しするために、自分の収益が減る。そうやって個々にどれだけ会社へ貢献しているかが、金額ですぐにわかる仕組みになっている。
僕の場合は、フィリピンと日本を行き来する交通費や、日本への滞在費も原価として計上しなければならないから、何もしなければその分が自動的にマイナスになる。よって常にそれを意識して仕事をしなければならない。
社員それぞれは、稼ぎが少ない場合個々に社内の転がっている工数仕事を探しにいくことになるので、会社の仕事の全体量や稼ぎが減少すると、必然的に外へ出していた仕事が社内で賄われるようになる。稼ぎが少ない月が続くと社長の個別面接があるし、ボーナス査定は個別の利益金額と直結するために、それなりにみんなががんばることになる。
稼ぎが少ない月が続くと、社長の個別面接と相成り、何をしているのかと渇が入る。それが嫌だからがんばる人もいる。率の悪い仕事を敬遠する傾向になるなどの弊害もあるが、総じて小回りのきく機能的なシステムだと思われる。

社長は会社の全ての情報を、社員全員に公開している。会計士が毎月会社へやってきて、会社の損益表(P/L)やバランスシートを更新する。細かい数字の入ったそれらの経営数字は、全てそのまま社員に公開されるので、興味のある人は会社の数字的な状況をはじめ、役員報酬という欄を見れば、社長の給与までわかることになる。
そのような細かいものに興味を示す人は少ないが、僕は毎月、会社の回転資金の増減と、すぐに現金化できる金額をそれでチェックしている。それを見ていると、回転資金が大きく目減りしているのがわかる。回転資金は少なくとも月の固定費の3カ月分は欲しいところであるが、現金がそれを割り込んでいる。それが極端に減少すると、お金が回らないために黒字倒産となる。締めてみれば黒字であるが、お金が回らず手形に穴があくという事態である。もっとも僕の会社は、手形の発行は一切やらず全て現金決済なので、不渡り手形による倒産の心配はない。しかし良く聞く黒字倒産とは、そのような状況である。給料未払いとなる会社はその一歩手前で、回転資金が底をついた状態である。

日本人が安穏としていると思われるのは、今のご時世が厳しいと言われ、自分の会社も苦しいと言われそれを実感もしているはずなのに、会社の経営数字を具体的に確認する人が非常に少ないということである。特に大きな会社に勤めている人は、提供された数字を咀嚼しようとする人がほとんどいない。
会社勤めをしていれば、自分が何も付加価値を生み出さなくとも毎月給与が自動的に振り込まれると思っている。特に大きな量産を多く抱える大手は、自分の仕事の出来不出来がすぐに経営数字に跳ね返ることはない。どこか遠くの国、例えば中国やフィリピンやマレーシアなどで、現地の人が朝から晩まで立ちっ放しで頑張り、お金を生み出してくれるからである。しかしその上に胡坐をかいて安心していると、作る物がなくなり、そこでお金を生み出すことができなくなる。
結局はそうなって初めて自分の身に災難が降りかかるのであるが、そうなってさえ日本人は、自分の日頃の働きと、その結果の因果関係を明確に認識できる人が少ない。大方は会社の経営者が悪かったという話に帰結する。
経営者の戦略、戦術の失敗要因は確かに大きなウェイトを占めるが、それがどのようなものなのか全く関心を持たず、自分がどのように付加価値を発揮するかを考えず、ただただ毎月給与さえもらえれば良いという人に、経営者の悪口を言う資格はない。

豊かになった日本では、そのような人がとても増えたと思われる。もっともこれは日本だけの話ではなく、人間の性として、どの国でも豊かになれば見られる現象である。
豊かになって、このエアポケットのようなところへはまり込むのはある意味自然であるが、そのことに危機感を抱かなければ、かつてのヨーロッパのように経済がぱっとしない状況になる。(最近はアメリカよりもヨーロッパが頑張っていて盛り返している印象はあるが)

振り返ってみると日本は、経済が低迷してからかなりの年月を経過している。インフレがデフレに変わり、収入が横ばいから減少に転じる流れができてから20年が経とうとしている。その中で大波小波はあるが、大きな目で見れば20年である。それでも景気の低迷が一過性のものだと信じている人は意外に多い。
円が高値を維持できるのは、ひとえに日本の貯蓄高が大きいというところで、辛うじて信用を保っているからである。その信用が崩れたら、日本の転落にはもっと勢いがつく。

この流れを食い止め、上向きに転じるよう管新政権には期待したいところだ。
僕は管総理が若い頃、直接話を聞いたことがある。何かの公演だったように記憶しているが、まだまだ無名だった彼の話を聞いて感銘を受けた記憶がある。これまで政治家の話しは散々聞いたが、彼の話しには政治家独特の嘘っぽさがなく、説得力や力強さがあった。

さて、何やら大きな話しになってしまったが、とにかく今は自分の身近に起こっている不況に何とか手を打ちたいところだ。
僕は経営者ではないので、せいぜい自分が所属している部署を立て直すべくがんばるだけであるが、それが見えるまでは日本の仕事が中心になりそうだ。
しばらくはモナにも我慢を強いることになりそうだが、がんばることが自分たちの将来を切り開くことに繋がると信じて、今は耐えるしかないと思っている。
フィリピンから、早く帰ってきてといつも口にするモナが、その辺りをどこまで理解してくれるのか心配はあるが、日本へ出稼ぎに来て今の生活を手に入れたモナであれば、おそらく理解してくれるだろうと信じるしかない。

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カテゴリー:フィリピン生活
エントリー:120.日本滞在延長
2010年06月08日

119.脳への刺激2

先日太陽がいずれは燃え尽きるという話を書いた。それについて、モナから質問と異論が出された。

まず太陽は燃えているということに対して、燃えているなら太陽の周りには、酸素があるかということである。酸素がないと燃えるはずはないから、酸素はあると言うのだが、残念ながら太陽の周りには酸素はない。何かが燃える時に酸素が必要だということは、さすがに知っているのかと思いつつ、熱核融合についての説明を始める。日本語で話しても当然モナにはわかるわけがないので、まずnuclear fusion(核融合)という言葉を出すが、それは何?ときた。そこでつまずかれると、こちらとしてはとたんに苦しくなる。詳細な中身をモナにわかるように英語で説明するのは、至難の業だ。核分裂の知識がモナにも少しあったようで、そこで弾みがついてようやく説明が完了。(核分裂は簡単にいうと、あるものが分裂した際、結合のために使われていたエネルギーが余り、それが放出される。核融合はその反対。結合することで自身の持つエネルギーが少なくて済むものは、結合することで余ったエネルギーを放出するし、分裂することで自身の持つエネルギーが少なくて済むものは、分裂すると余ったエネルギーが放出される。それぞれ融合もしくは分裂で安定化する。一般的には融合で放出されるエネルギーの方が大きい??僕は専門家ではないので、知っているのはここまで。ややこしい化学式はよくわからない)

もう一点の異論は、太陽は燃え尽きないというものだった。「何で?」と訊くと、
「だって今までずっと燃えているから」
「・・・・・・」(これが科学を専攻した者の話か?)

僕はなんと応答して良いのかわからなくなって、おそらく5秒は静止していたと思われる。
その5秒の間に、「そうだね」と言って、そのまま話を終わらせるのが、面倒が無くて良いか、「いや、それはおかしい」と言って、また厄介な説明を、英語を混ぜてするのが良いかを思案していたが、根がまじめ(笑)なもので結局は説明するはめになった。

太陽は膨大なエネルギーを発散しているのだから、エネルギーの素になるものが必要で、それが無くなったら終わりだと言ったが、どうも納得していないようなので、また核融合の話しへ逆戻り。おそらくモナは、核分裂や核融合の本質を理解していない。とにかく素になる物質が無くなったら、太陽は活動できないということを分からせて、ようやく話が終結。

エネルギー保存の法則(加えられた熱量の分だけ内部エネルギーは増加し、外界に対して行った仕事の分だけ内部エネルギーは減少するという、常にその収支が合っているという法則。何もエネルギー源のないところからひとりでにエネルギーが生まれることはなく、逆に発生したエネルギーが消滅することもないということを表わしている)というものをきちんと理解していないから、こんなややこしいことになる。これは科学に携わっている者でなくても、ごく当たり前の感覚で身についている法則だ。
何もないところから熱や力を生むことができたら、確実にノーベル賞を取れる大発明である。

こんな話しは、彼女にとって面白いのかどうか良くわからないし、何かの役に立つことはない。しかし少しは頭の体操になる。つまり刺激になるということである。僕は普段仕事で考えることを常にしているが、家庭の中にいるばかりのモナは、普段の生活で使う脳の場所は限られる。そんなことで何年も経ったら、脳が退化してしまう。誰でも脳に対する様々な刺激が必要なのだ。元気な脳を維持するための方策として、これは意識した方が良い。だから時々は小難しい話をするのも悪くはない。

脳への刺激は何も会話だけではない。楽しいこと、悩み事、考え事も、脳への刺激となる。
悩み事による刺激は、それが大きすぎると心の病気になってしまうので、浮気で少し心配させて、奥さんの脳へ少し刺激を与えてあげよう・・などと考えた方がいれば、それは考え直した方が賢明だ。夜のボディーラングエッジも脳への刺激になりそうな気がするので、奥様想いの方は、逆にそちらで頑張ることをお勧めしたい(笑)。

日本人の方は、フィリピンで暮らしたりすると、しばらくは脳への刺激が一杯あるのでこれもお勧めである。イライラし、常になぜだと考える。ほどほどに身の危険があるのも良いかもしれない。
どうしても日本から脱出できないのであれば、日本在住のフィリピーナと付き合うことが、大きな脳への刺激になると思われる。これは僕のブログへ立ち寄ってくれる方には、解説不要と心得るので、これ以上詳述しない。

振り返り、先日日本へ来る時に空港で見かけた、日本人おじさんとフィリピーナのカップルは、いずれの旦那も年齢の割に格好が若く、生き生きとしていた。脳が若返っているのである。悩み事(だけではなと思うが)が脳を活性化させる証左である(笑)。

前回の記事では、脳の発達期に刺激を与えるのが肝要と書いたが、一旦定まった脳は、ある時期から年齢が進むにつれて、働く脳細胞が次々とご臨終になる。それを如何に食い止め、如何に活性化させるかは、本人の心がけ次第という部分が半分以上は占めるのではないだろうか。
今さらながら言うまでもないが、多趣味の方や何かに打ち込んでいる方は、いつまでも若く元気だ。もちろんPPに打ち込んでいる・・と言う方も例外ではない。それも含めて、それらは脳のトレーニングである。PPでトレーニングしている方の課題は費用対効果ではないかと推察するが、脳に関する効果については測りようがないので、各自の感覚的な判断に任せるしかない。

ここまで書いてふと思い出したが、少し前に「脳トレ」ゲームがブームになった。脳年齢を判定してくれる機能がついている。あれもまさしく、ここで書いたようなことが背景となり産みだされたゲームである。しかしあのようなゲームによるトレーニングと、PPでの実践によるトレーニングでは、そのダイナミズムにおいて大きな差が生じる。もちろん軍配はPPに上がる。
なにせ相手は、行動や考えの予測困難なフィリピーナである。ご立派な日本男児の全精力を引き出し、彼らを青色吐息にさせるつわものであるのだから、これ以上強力な脳トレーニングパートナーは、中々他では見つからないだろう(笑)

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カテゴリー:フィリピン生活
エントリー:119.脳への刺激2
2010年06月07日

118.脳への刺激

モナは子供に対して教育熱心だ。以前ベルに勉強を教える、そのあまりにも真剣な姿に驚いたことがある。普段あまり見せない厳しい態度も取るので、これが本当の彼女の姿か?と、少々たじろいだ。この態度がいつも自分に向かってきたら、耐え忍ぶことができるだろうかと心配になった。

学校に行けば僕のことなどそっちのけで、ベルの成績、学習態度、今後の教育方針などについて、先生と懇談する。一度はまり込むと、僕やベルが待っていることなどすっかり忘れて、話しに没頭している。普段は全くそのようなことがないので、ベルの教育には特別に熱心だということだ。

前回フィリピンの家に帰った時に、買い物に出かけたモナがアルファベットカードを買ってきた。100円ショップのようなところで買ったらしく、これ安かったと言って袋から出し、早速ユリの前で広げた。そしてまだ6カ月前のユリにカードを見せて、AppleのA、BananaのB、CarのCなどと始めた。カードにはそれぞれ、言葉と同じ絵が書いてある。ユリはそれを見ているのかいないのか、時々きょろきょろするのだが、その度にモナは、ユリを大きな声で呼び注意を引きつけようとする。それでもさすがに無理がありそうだ。
「まだ早いんじゃないの?」と僕が言うと、モナは
「そんなことない、今からトレーニングすれば、頭よくなるから」
と、聞く耳もたずに一生懸命アルファベットカードを読み上げては、ユリに一枚一枚それを見せていた。
一通りそれをした後、疲れたモナはベッドに横たわったのだが、僕がカードを拾い上げ一枚ずつ読み上げて、ベルが僕の発音のチェックをするという授業に切り替わった。発音の変なところは、モナも加わって直してくれる。最後には、「このカードいいなぁ」と、僕がしみじみと話すことになっていた。あくまでも自分用として、である。

今日はモナが、ユリにカラーブロックを買ってきた。色を教えるそうである。「なんでも勉強でしょ」というモナに、「そういうのは日本では教育ママというのだ」と教えてあげた。本気でけなすつもりの言葉ではない。まあほどほどにという気持ちはあるが、ほとんどが冗談である。

生まれたばかりの子供でも、言葉をたくさんかけてあげることが脳への刺激となり、脳の発育を促すと言われている。言葉だけではなく、様々なことで脳へ刺激を与えてあげることは、確かに悪いことではなさそうな気がする。
人間は不思議なもので、切断された神経でさえ、根気よく刺激を与えることでそれが再び繋がるということがわかってきた。その治療はアメリカが中心となって行われている。事故で神経が切断され、手や足が動かなくなってしまった子供のそれらの機能を回復させる治療が行われ、これまではもう二度と復活しないと諦められていたケースで、実績が上がっている。主な刺激はマッサージによるものである。
そうであれば脳も同じで、適切な刺激を与えてあげれば、本来知能に寄与しない脳細胞が活性化し、脳の働きが向上するということもあり得るわけだ。しかも脳自体がどんどん発育している時期にそれを行うことは、すこぶる効果がありそうに思える。
これはユリで実験をしてみるのも悪くない。

フィリピンでは大家族が一般的なので、子供の日常生活において、言葉による刺激、視覚による刺激は日本よりも多いように思われる。おまけにいつもテレビやラジオは大音量で、常に音楽やニュース、ドラマのセリフが流れている。外からは鶏と犬の鳴き声が常に入ってくるし、外に出ると町のざわめきのようなものが、日本とは少し異質である。このように考えると、子供にとってフィリピンは、日本よりも刺激が多いのではないかと思うのだ。

とすれば、フィリピン人の知能平均は、高いのではないかという考えも出てくる。もし本当にそうであれば、この脳刺激説は正しいかもしれないということだ。これは深く追求すると、脳の働きを活性化させる研究において、面白いテーマとなる。

例えば日本では、学力テストの全国都道府県順位が出ている。脳の働きや、能力・知能と学力テスト結果が一致するとは限らないが、参考までに次に述べてみる。上からの順位は

小学生は、1秋田 2福井 3青森 4富山 5東京
中学生は、1福井 2秋田 3富山 4香川 6岐阜

ちなみに大阪府はワースト5位に入っており、橋下知事が激怒した様子がテレビ画面を賑わせたことは記憶に新しい。
田舎が上位を占め、かろうじて東京がなんとか入っている。小学生の調査結果は、平均正答率が70点を上回ったのは秋田のみで、中学生で70点を上回っているのは、上位3県のみである。この3県は他と比べて飛びぬけている印象を受ける。この結果を見る限りでは、都会よりも田舎が強いという印象を受けるが、田舎の方が多いのだから当たり前のような気もする。少なくとも都会が上位を占めるということではなさそうだ。

これを無理やり先ほどの話と結び付けると、核家族化が進み、近所付き合いも希薄になった都会は不利で、そうではない田舎が有利と考えることもできる。もっとも県によって、学力向上に力を入れ、特別な試みをやった結果ということもあるわけだから、明確に因果関係を説明することはできないのであるが。

ではフィリピンではどうかというと、同居家族が多く、親せき付き合いが多いことから、日本のこの学力テストの結果と同じように、潜在能力の高い人間を多く内包している可能性は高い。
事実、フィリピン人のソフト開発能力やプレゼン能力は高いと感じる。また、若いフィリピーナと話をすればわかるが、最初は無意識に同世代の日本人女性と比べていると、フィリピーナは随分としっかりとした考えをもっていることがわかる。しかも高い会話能力を持っている。それは相手の話題や態度の変化に対して、臨機応変に対処できるからである。だから話をしていて飽きがこないし、密度の高い会話を楽しむことができる。

僕自身を振り返ってみると、モナとは18歳も年が離れているが、まるでそれを感じさせない何かがある。それは日常の考えや会話のレベルが、二人の間で大きくかけ離れていないことを意味していることに、僕はしばらくしてから気が付いた。
IQの世界では、知識と知能は明確に区別されているが、おそらく無意識に、フィリピン人の知能が高いことを僕が無意識に感じとっていると思われる。
逆に日本人は、会話に夢中になるような、引き込まれる人が少なくなってきた。特に若い方は、底が浅いことがすぐにばれる人が多い。若いうちは底が浅いのは当然であるが、底の深さを誤魔化すのも、一つの能力である。

さてこのように考えると、知能を発達させるには、やはり幼少時代の脳への刺激が大切かもしれないということが少し信憑性を増してくるから、正確なバックデータを元に、本格的に研究をすることが面白いのではないかと思われるのである。
せっかく潜在能力が高くても、それを引き出す教育システムがなければ猫にこんばんは、いっ、いや、猫に小判、豚に真珠である。残念ながらフィリピンでは、貧富の差に応じて、受けることができる教育レベルが上下する。いくら小判や真珠がそこいらに転がっていても、宝の持ち腐れという状況がある。これはフィリピンでは残念なことである。

参考までに、知能指数(IQ)と同列で、心の知能指数(EQ)というものがある。一時期日本の会社で、採用の際にはこれを重視しようなどという動きもあったが、最近はあまり聞かなくなった。
心の知能とは、自己や他者の感情を知覚し、また自分の感情をコントロールする技術であり、心の知能指数 (英: Emotional Intelligence Quotient, EQ) は、それを測定する指標であると書かれている。※http://viswiki.com/ja/心の知能指数
先日の7つの情の話しにあるように、人間が生きて行く上ではIQと同時にEQも重要である。
フィリピンではIQをはぐくむ土壌がありそうな気配はあるが、EQについてはどうなのだろうか。機会があれば、今度考えてみたい。
(脳への刺激2に続く)

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カテゴリー:フィリピン生活
エントリー:118.脳への刺激

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