フィリピーナと共に
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フィリピン生活:カテゴリの記事一覧です。

2009年10月14日

6.ビコールへ

10月7日はレガスピ行きの飛行機に乗り遅れ、一旦マニラへ戻った。ホテルは知り合いに頼んで、マニラのキンバリーホテルを代理店を経由して予約してもらう。
キンバリーホテルは、ロビンソンモールから歩いて5分ほどの場所にある、3つ星ホテルである。今回予約した部屋は、デラックスという少しだけランクが上の部屋であるが、価格は日本円で一泊5000円ほど。ホテルに電話をして予約をすると、この部屋は7200円となるから、代理店経由だと2000円ほど安くなる。
キンバリーの部屋に入ると、昨日まで宿泊していたホテルよりも、星が一つ増えたことを実感した。わずかな金額の差で、部屋の広さ、雰囲気、設備が全てが整っている。加えてここの朝食はまあまあ良いことを、以前宿泊した時に知っていた。インターネットが有料であることを除けば、料金の割にはとても良いホテルだと言える。
インターネットは1時間100ペソ、6時間で400ペソ。もう一つ長い時間のパックがあるとのことだったが、時間と料金は特に訊かなかった。6時間400ペソのカードを購入して、早速インターネットに繋いで見ると、有料だけあってとても早い。

予定外のマニラ宿泊延長で、特に予定がなかったので、モナのお腹の超音波検査をしようという話になった。田舎でも超音波検査はあるが、よく見かける白黒のエコー画像である。マニラでは、3D、4D画像を見ることができる施設があるとのことで、早速繋いだばかりのインターネットで調べてみる。
ちなみに4Dって何?という話があるかもしれない・・・。僕も3Dはわかるが、4Dはよくわからなかったので、電話で施設に質問をしてみたところ、3Dは立体画像の静止画、4Dは立体画像の動画ということで、時間のディメンションが加わったものが4Dということになるらしい。
インターネットですぐにいくつかの施設がヒットした。
その中で良さそうだったのが、モールオブASIAの中にある施設だということで、電話で予約を入れ、すぐに再びモールオブASIAへ。
今回は本当にこのモールに縁がある。電話で予約した際、4Dによる検査の価格に驚いた。4000ペソ(8000円)である。ちなみに、普通の白黒超音波検査が1000ペソだということで、モナの田舎の750ペソよりも高い。ちなみに田舎での妊婦の定期健診は、一回が350ペソから500ペソほど。診察内容で、若干価格が変わるが、それはドクターが週に2度ほど、ある個室に来て診察をするだけである。そこには超音波診断などの設備はないので、それが必要な場合には、その設備がある施設に行って、750ペソを支払って画像をとってもらう。そして次に定期健診の時に、その画像を持っていき、ドクターに見せるというシステムになっている。そのあたりは、日本とは随分と違う。

話は戻るが、わざわざマニラのモールで検査をするからには、やはり4Dを試してみたいということになり、高いとは思いつつもそれを予約した。
そこでの検査の特徴は、お腹の中にいる子供の顔を、まるで写真のように撮れるということだった。
それほど高い料金であれば、予約などせずに行ったとしても、すぐに検査してもらえると思ったが、既に2人の予約が入っていて、約2時間後に来てくれとの話だった。

前払いの検査料金の4000ペソを支払い、いざ検査室へ。
6畳ほどの小さな部屋の奥に、リクライニングベッドがあり、そのベッドに横たわる妊婦から見える位置に、大きな液晶画面が天井から吊るされている。ドクターらしき女性がそのベッドの前で、超音波診断装置を前にして座っている。
モナがベッドの上に横たわり、大きな丸いお腹を出すと、ドクターがその丸いお腹にジェルを塗り、エコー端末をジェルの上からモナもお腹にあてた。
モニターには、よく見かけるエコー画像が映しだされている。見ていても何が何やらさっぱりわからないが、ドクターが色々な箇所にカーソルを当てて、何かの大きさを数箇所測定しているようだ。モニターには、それぞれの箇所を測定した結果が表示され、4種類の計算結果がパーセンテージで現れる。その横には、標準値という値があり、その標準値の範囲に計算結果が入っていれば、子供の大きさは問題ないということらしい。
僕は子供の顔よりも、手足がきちんとあるかや、よくはわからない計算結果が標準値の範囲に入っているかが気になり、モニターの中のその数値をずっと目で追いかけていたが、結果はとりあえず正常そうだった。

一通り測定が終了すると、次に顔の位置を探し、それらしき物が見えると4D画像に切り替える。カメラのピントを合わせるように、診断装置のつまみをいじっていると、時々人間の顔が、ふわっと現れた。
ドクターの「この子は鼻が高い」と言った一言に、モナは大喜びしながら、「誰に似てるかなぁ、お父さんかなぁ」と、少し興奮気味になっている。
しかし40分ほどがんばってみたが、何かが邪魔をして、顔の正面を捉えることができず。ドクターから、プレセンターが邪魔をしていると説明があったが、そのプレセンターの意味がわからなかったので、質問をしてみた。すると、母親の体から胎児に栄養を与える部分だということで、きっとへその尾と、それが繋がっている部位なのだと解釈した。
そこが丁度正面にあるために、顔が隠れて見えないということだが、高額診断料を取っているせいか、ドクターも簡単には諦めない。
「モールの中を1時間ほど散歩して、子供の位置を変えてからもう一度診て見ましょう」ということになった。

再びモールの中を探検する。しかし少々疲労気味の二人は、スターバックスでコーヒーとケーキを頼み、散歩を半分ほどサボることにした。ドクターの手が空いたときに電話がくることになっているが、1時間経過しても連絡はこない。結局2時間も待たされた。

僕は顔はどうでも良くなっていたが、とりあえず再び診察室へ。今度は無事に正面から顔が見える。モナは僕に似ていると言うが、僕には子供の顔がエイリアンのそれのようにしか見えず、誰に似ているかなどさっぱりわからなかった。しかも高いと言われた鼻は、どこをどう見ればそんな話になるのか、皆目検討付かず。
とりあえず、当日は白黒の写真が貼り付けられた簡単な診断書をもらい、後日カラー写真と動画の入ったDVDをくれるそうだ。
ふ〜む、診断が終了し、4Dは画像処理に時間がかかるために、結局普通の白黒の画像が、胎児の動きもリアルタイムに見れるのでいいのではと感じ、4000ペソはかなり高いと感じたが、しかしあらゆるところにビジネスのネタが転がっていることに、あらためて気付かされたので、ちょっとした勉強代と思い諦めた。
あの画像処理を高速でできたら、同じ時間をかけたらもっとリアルな顔が再現できるだろうし、同じ画質であれば、動きがリアルタイムで見ることができる。PSのCPUを使えば、それも可能ではないか・・、実現できたら売れるかも・・などと、ちょっとした職業病が出ている自分に気付き、はっと我に返った次第

夜はロビンソンモールで僕がお気に入りの、イタリアンレストランへ。
今回は、フィリピンへ来て最初の夜に、一人で行ったきり2度目の来店であるが、店員が二人のオーダーを取りに来たときに、こんなやり取りがあった。
「I know your request(私はあなたのオーダーをわかっている)」と、笑顔で言う。
僕が「Ano?(何?)」と言うと、店員は「Meat Ball Spagetti(ミートボールスパゲッティー)」と、僕が頼もうとしていたものを、見事に言い当てた。何のことはない、僕がそこへ行った時には、必ずそれを頼むのをその店員が覚えていてくれたのだが、そんなやり取りが少しあるだけで、何か嬉しく温かい気持ちになる。
モナはサーモングリルを頼み、二人でそれを分け合いながら、二人揃って満腹状態でホテルへと帰った。

10月8日、朝4:30am起床。荷物の整理をして5:00amにチェックアウトをし、すぐにタクシーに乗り込む。ビコールへのフライト時間は6:45amだから、普通であれば余裕の時間である。

フィリピンの人々が動き出す時間は早い。朝6時前には、仕事へと向かう人が沿道を大勢歩いている。そして、昨夜から遊んでいたと思われる人や、夜の仕事を終えた女性も、キャンティーンで食事をしたり、その周辺をうろついている。中には日本人の顔も数人見えた。だから早朝と言えども、通りには結構な人がいる。

フィリピンに来ると、いつも早寝早起きの生活になるが、朝はいつも、かなり早い時間から人々が動き出している。
そんな様子を見ていると、フィリピンの人々は実は勤勉であって、僕をはじめとした多くの日本人は、フィリピン人の働く姿勢を勘違いしているのではないかと思ってしまう。
実際に工場勤務をしていた時には、朝6時にはきちんと出社し、夕方6時まで工場の仕事で束縛され、さらに残業をし、日曜日には家の畑仕事をするという女性を多く見てきた。そんな彼女たちは、日本人には真似できないほどの働き者だと言えるが、朝の沿道で見かける人は、女性だけではない。男性もちらほらと見えるし、自転車やオートバイのトライシケルも動き出している。
働けど働けどサラリーが上がらない実態があるから、人々の平均生活水準が上がらないだけで、何かのきっかけがあれば、フィリピンの国力は、相当伸びる要素を持っているような気がしてならない。
しかも人口が一億近くいるのであれば、かなり優秀な人材も、それ相応に必ずいる。そんな優秀な人材を海外へ逃がさず、きちんと上に引き上げる仕組みを意識的に構築するだけで、フィリピンは変わるのではないだろうか。
ただし、変わることが良いことばかりではないという面も、多々あることはあるのだが・・。

モナはタクシーの中で、今のところ予定通りに事が運んでいることを、田舎に電話報告している。現地は雨らしい。早速モナの心配症が始まった。
「飛行機大丈夫かなぁ。今度は飛ばないっていったら、大変だなぁ」と、しきりに心配しているので、いつものように僕が
「心配しても、天気は変わらないよ。考えすぎは体に悪いだけだ」と言った。
するとモナが、「ヘイセルにも同じことを言われた」と、へへへと笑いながら答えた。

そして余裕をもって空港についた僕たちは、今日こそ無事にビコールへ行くことができると思いながらチェックインをしたのだが、既に報告したような、妊婦の搭乗規定に対する対応である。
本来乗れるのもが、対応の悪さで乗れなかった場合には、ただでは済ませないぞという気迫をもって、なんとか飛行機に乗り込み、ようやくレガスピに降り立った。

僕は着陸5分前ほどから、視界が良好であることに気付いていたので、引き返すことはまずないと確信していたが、モナは着陸するまで心配していたようである。
飛行機を降りて、到着ロビーにたどりついたモナに、心の底から安堵している笑顔がこぼれていた。

僕にとってはほぼ7ヶ月ぶりのレガスピ空港である。
レガスピの街から若干離れた、山と草原に挟まれたような風光明媚な場所に、この空港がある。滑走路は一本だけで、出発ロビーと到着ロビーが、本当に小さな田舎の空港だ。
建物の外に出ただけで、安心感のある田舎の空気が漂っている。マニラと違い、雨上がりのひんやりとした風が、心に染みるように気持ちが良い。

モナがトイレに入っている間に、早速大勢のタクシードライバーが、乗っていけと近寄ってくる。いらないと、手を振りながら、乗車拒否をすると、「Somebody pick you up?(だれか迎えにくるの)」と訊いてきたので、「Yes」と答えたところから、客を掴みそこなったドライバー達との会話となった。
参考までにタバコシティーまでの料金を訪ねてみたところ、1000ペソと言われた。地元の人が乗る丁度倍の値段だ。それは高すぎるというと、「800ペソだったらいいか?」というので、僕は「それでもだめだ」と言う。相手は首を横に振りながら、無理な注文だという素振りを見せるが、別のドライバーが、「彼にふっかけても無駄だよ。彼の奥さんはフィリピーナだから」と説明してくれた。トイレに行ったモナを見ていたドライバーだった。
それでまた話が盛り上がった。ビコールにはよく来るのか、子供は何人いるのかなど、にこやかに話しかけてくる。
値段をふっかけてくるドライバーと、それを断った客の会話とは思えないフレンドリーな会話に、僕はまたフィリピン人に不思議な魅力を感じてしまう。中国では絶対にありえない光景だ。
そこへモナが戻ってきて、「何の話をしているの?」と訊かれたので、「あなたがマガンダ(美人)だって、ドライバーが言ってきたよ」と答えると、「なにぃー、ボラボラ(お世辞)ばかり」と、まんざらでもなさそうに、彼女は笑っていた。

無事にレガスピに到着し、田舎らしい空気や人を感じながら、気持ちが安らぐひと時だった。

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2009年10月12日

5.マニラにて2

翌日は午前中に大使館へ、前日受け付けてもらった書類を受け取りに・・。ただ受け取るだけなので、10分もかからない。書類をもらったのがほぼ10時なので、ちょうどオープン時間であるモールオブASIAへ、再び行くことにした。
モナのフォーマルドレスを買うためである。

お腹の大きい彼女が、結婚のセレモニーで着るフォーマルウェアがないので、それを探しに行った。これはロビンソンでもハリソンでも、散々探したが、色が白、もしくは薄い明るい色で、妊婦に合う形となると、探し出すのは至難の業だった。やはり儀式は、お腹が大きくなる前にすべきだと、痛感するも遅し。
しかし紫色のフォーマルドレスを発見。普通の女性が着たら、十分セクシーなラインのドレスでありながら、妊婦でも着ることができる。試着してみると、問題はない。唯一の問題は、紫という色である。きっとモナママが、なんでこの色なの?と、二言三言ありそうであるが、もしだめだと言われたら、そのドレスは出産後の何かの機会にとっておけばいいだけの話なので、とりあえずそれを購入することにした。
そして、紫のドレスに合わせてシルバーのピカピカ光っている靴を一つ買った。靴も面倒で、妊娠のためにハイヒールは極力避けたいとのことで、ハイヒールではない、ドレスに似合う靴というのが、なかなか無い。妊娠中に結婚セレモニーをするというのは、本当に大変なことである。

モールオブASIAは、おそらく大きな建物が3つで構成されている。その全部をモールオブASIAと呼ぶのか、それともその一つのビルディングだけをそう呼ぶのか、実はよくわかっていない。少なくとも、その一つのビルディングは、SM(シューマート)だということである。
建物の中に入ると、広い空間を贅沢に使った作りになっており、床は大理石調で美しく輝いている。日本でも新しいモールは、同じような輝きを放っているが、あのように広大なエリアを贅沢に使ったモールにお目にかかることはない。それらの資本が一体どこから出ているのか・・、不思議な気がする。
その辺一体は、海を大々的に埋め立てした場所なので、政府も絡んだ一大プロジェクトのような気もするが、詳しくはわからない。

そのエリアには、ありとあらゆるものが入っている。
センタービルの入り口を入ると、すぐに広いホールがあり、車が展示されている。ミツビシ、マツダ、ボルボ、トヨタ、ホンダ、ヒュンダイ、フォードと、覚えているだけでピカピカに輝いている8台の車があった。
価格は日本円で200万円から300万円ほどだが、トヨタで車の価格表をもらってみてみると、日本で購入するより若干安いか同じという価格設定である。価格が日本と同程度でも、内装が革張りだったりと、その分若干安いような気がする。
フィリピンではホンダ車の人気が高いようだが、しかし故障しないのはトヨタだと、みんなが口を揃えて言う。トヨタのクオリティーの高さは、フィリピンでも知れ渡っているようだ。そのせいか、タクシーはトヨタ車が増えているような気がする。

そのエリアに入っている飲食店の数も、半端な数ではない。日本食からイタリアン、メキシカン、中華まで、なんでも揃っている。50以上のレストランやファーストフード店が入っているのではないだろうか。もしかしたら100くらいはあるかもしれない。
日本で有名な吉野家もその一画にあり、牛丼の味は日本のそれと似ている。値段は普通の牛丼が70ペソ(140円)、スーパーというのが120ペソ(240円)(80ペソと140ペソだったかな?)程度と、モールの中ではとてもリーズナブルな価格設定になっている。
回転寿司もあったが、さほど美味しくない料理をちょっと食べただけで、二人で2500円も取られた。モールの中の飲食店の値段は、日本とほとんど変わらない。
僕がフィリピンの工場に通っていた頃は、作業員の一ヶ月のサラリーが残業無しで8000ペソ程度。残業をして12000ペソ程度だったので、その感覚で考えると、法外な価格に思えるのだが、おそらく稼いでいる人もたくさんいて、高給取りも多くいるのだろう。要は貧富の差が激しく、2極分化しているに違いない。いや、もっと正確にいうと、サラリーを全く稼ぐことのできない人達もいるはずで、3極分化、もしくは4極分化しているといった方が正しいかもしれない。個人的な努力では簡単に変えることのできない、ヒエラルキー(階層)が出来上がっているようにも見受けられる。

他にはジュエリー、ファッション、薬、おもちゃ、シューズ、バッグ、化粧品、家電製品、本屋、CD/DVD、食料品スーパー・・・思いつくものはほとんど揃っている。
高級品が多くを占めているが、海外ブランドは意外に少ない。海外ブランドで目立つのは、時計と化粧品くらいのものだろうか・・。ビトンやコーチ、ブルガリ、シャネルなどの有名ブランド専門店を見かけることはなかった。

とにかく、何から何まで値段の高いモールに、ものすごい数の人が訪れる。日曜日ともなると、まるでお祭りの夜店巡りをしているようだ。
フィリピンの人口は今、8千万人ほどであろうか。小さな国というイメージがあるが、人口は意外と多く、少し前の日本と変わらない。
マニラの人口密集度がどの程度のものか、詳しくは知らないが、数百万人の人がいるのは間違いない。東京ほど人が分散していないことを考えると、大きなモールに人が大勢いるのも頷ける。
それだけの人がお金を使い出すと、その経済効果はすごいものになるはずだが、おそらくそれらから吸いあがるお金は、一部の人の財布に入るだけなのだろう。働く人のサラリーが低いのだから、どうしてもそうなってしまう。
そのあたりが、フィリピンが飛躍できない要因の一つであると思われる。

それでも少しずつではあるが、フィリピンは変わってきている。
顕著に変化があるのは、物価が上がったという好ましくない現象であるが、それ以外で今回気が付いたのは、タクシーである。
以前マニラでタクシーを拾うと、メーターのスイッチを入れる人は皆無だった。乗る前にドライバーに、200ペソと言われたり、乗って車が動き出してから、なぜメーターを入れないかと言うと、150ペソとか200ペソなどと言われたものだったが、今はほとんどのタクシーがメーターで運行している。こちらが何も言わずとも、タクシーはきちんとメーターをスタートさせ、降車時もおかしなチップを要求されない。
タクシー乗客のクレームを処理する組織が、きちんと機能しているからだそうだ。
クレームを受けると、場合によってはタクシーのライセンスを取り上げられるために、タクシー運転手も無理をしないようである。
だからタクシーだは、以前に比べて乗りやすくなっている。

社会が正常になりつつあることの、表れの一つと期待したいところだが、一方では役人の不正もまだまだ多いようだ。いわゆる袖の下、フィリピン(英語)ではアンダー・ザ・テーブルという言葉を使う。それを顔をしかめて、フィリピンはだめだと言う人も多いが、いざ立場が変わると、それを堂々と利用しようとする人も多いから、その手の話がなくならない。
僕自身も、おそらく結婚の手続きに関しては、そのアンダー・ザ・テーブルを利用することになりそうである。
日本人からお金をふんだくろうとする人も多く、そんな人たちや理不尽に思える役所の対応に対抗するために、仕方がない。
実際今回のケースでは、その手を使った方が安く済むという不思議な現象に直面している。まっとうな手段より、アンダー・ザ・テーブルの方が安い?なぜだろう?
詳しくはまた後日談で・・・。

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カテゴリー:フィリピン生活
エントリー:5.マニラにて2
2009年10月10日

4.マニラにて

話が前後して申し訳ないが、昨日の記事で紹介した理由により、マニラ滞在が4泊5日から5泊6日へとなった。2日目からはモナが合流し、ずっと一緒である。
今回の訪比目的は、とにかく結婚に関することを進めることなので、モナがホテルに到着した午後、早速モールへ指輪をチェックしにいった。

最初に言ったのはロビンソンモール。まあまあの物があったが、しかし値段が高すぎた。プライスそのものが予算オーバーだったが、現物と比べてその価格が高すぎるのも気になるところである。
金は重さと価格が比例するというのが、僕の考えである。もちろんそこには、ブランド料やデザイン料がオフセットとして存在するのは承知しているが、そのオフセット金額プラス、商品の重さに応じたプライスという解釈である。

ロビンソンモールのショップでは、指輪1個が、さほど重さもないのに、日本円で10万ほどの値札が付いていた。ほとんどが、日本円で10万〜20万である。二人分を購入すると、その倍の価格となる。いくらデザイン料、ブランド料が高いと言っても、世界的に名の知れたブランドでもないローカルショップで、そんな指輪をずらりと並べて商売が成り立つのだろうかと、首をかしげてしまう。

続いてハリソンプラザに行った。この場所は今度は安すぎた。18Kで1個2万ほどで購入できたが、まるで厚みがなく、ぺらぺらの軽いものばかり。デザインもいま二つである。値段に釣られて買いそうになったが、やはりモナ本人が気に入ったものを買いたかったので保留。

とりあえず次はモールオブASIA・・・新しいベイエリアにできたビッグモールだ。ここにもジュエリー店がいくつか入っていた。
最初に入った店に、デザインの気に入ったものが2点あった。1点は高すぎで問題外だったが、もう一点は少し無理をすればなんとか・・。その無理をして何とかというのは、半額セール期間中の半分の値段・・である。半額でなければ、到底手が出ない。僕はもう少し別の店もチェックしてみたかったが、モナがその指輪がいいと言い出したので、OKを出した。実はモールのはしごで、二人とも少し疲れていた。
購入条件は、サイズ直しを2日で行うことである。店員は早速どこかへ電話をし、2日で直すことを了承したので、その場でお金を支払い、ようやく購入決定。

実はフィリピンに来る前々日、日本の大手のジュエリーショップへ下調べに行ったのだ。
安くて良い物があり、尚且つサイズ直しが翌日までできるのならば、購入するつもりで見に行ったが、価格はともかくサイズ直しに融通が利かないということで、プライスチェックだけにとどまった。だから、指輪の重さやデザインと、その価格は大体頭に入っていた。

日本と比べてみると、貴金属はフィリピンでも高い。金の価格が決まっているのだから仕方がないが、その価格は日本と遜色ないレベルだ。チャイナタウンに行くと安い物があるらしいが、その代わり様々なリスクも潜んでいるとのことなので、そのあたりを熟知していない方にはお勧めできないようである。
僕は熟知どころか、行ったこともないので、詳しい方のアドバイス通り、そこへ行くのは最初からやめにした。
指輪購入に際しては、ある方からアドバイスをもらっていたのだ。それは、いい加減なところで買うと、サイズ直しや名前入れの際、店で見たものと見た目の全く同じ偽者にすり替えられるということだった。
それはありえる話だと思い、受け取りの際に現物であることを確認するために、刻印の特徴、重さ、小さなスクラッチの場所などを注意深くチェックした。受け取りの際に細かい特徴が一致すれば、それは最初に店で見たものと同じということである。ただしこれは、店で見た物が、もともと本物であるという前提である。きちんとしたモールに入っている高級店なので、日本の感覚で考えれば偽者はありえないが、さてどうやら・・。アジア諸国で高級品を購入する場合、疑えばきりがない。まあまあ安心して購入できるのは、シンガポールや香港・韓国の免税店やブランドショップくらいのものだろうか。

中国は偽者も数多く売っているが、その価格が完全に偽者価格なので、その分安心である。以前フィリピンで、きちんとしたモールで購入したブランドサングラスのメッキ部分が、使用半年ではがれたことがあったので、それ以来フィリピンで売っているそれなりのプライスが付いたブランド物には、手を出さないようにしている。
指輪はフィリピンにおける、それ以来の高価な買い物だ。

今回購入した指輪は、おそらく大丈夫だろうとは思うが、数年経過すれば、それが本物の金か否か、それくらいはわかる。18Kと言いながら、実は14Kだったというのは、僕には識別する方法はわからないが、まあ極端に変色、変質がなければ問題なしだろうと割り切っている。
どこかに売るのであれば別であるが、そうでなければそれを身に着ける人間の気分の問題だけのような気もするからだ。

その日は食事もモールで済ませ、帰りはほとんど閉店間際となってしまった。日曜日の閉店間際ということもあり、タクシー乗り場はおそろしいほどの長蛇の列となっている。
アジア一大きいと言われるビッグモールに、溢れるほどの人がいたのだから、それは当然だったのかもしれないが、その列を見るまで、まるでそのことに気付かなかった。
タクシー乗り場を横目で見ながら、そのすぐ奥にあるジプニーへと行ってみると、まったく並ばずにすぐに乗車できた。モナは妊娠の体でジプニーはきついと難色を示したが、モールを散々歩いた足で、更に1時間もタクシー待ちで並ぶほうが、よほど体に悪い。その場所から少しでも離れてしまえば、タクシーを拾うのはさほど難しくはないので、とにかく一旦ジプニーに乗ってしまおうと思った。その際行き先はどうでも良い。ジプニーで一番難しいのは、行き先がわからないという点であるが、適当なジプニーに乗り込み、どこでも降りられるところで降りてしまえば、後はタクシーがホテルまで連れ帰ってくれる。そのように考えれば、行き先のわからないジプニーに乗る不安は半減する。
ジプニーはすぐに発進し、快適なスピードで進んでいった。

タクシーにこだわっていたら、おそらく1時間も並んだだろうことを考えると、なんて素晴らしい乗り物なんだと感激してしまう。高級品を身につけて乗り込むと、多少リスクはあるものの、使い方次第で最高の機動性を発揮する。しかも価格は一人7ペソ(14円)だけである。
おそらく安全面でお勧めしない方もいるとは思われるが、僕は以前もジプニーを使ったときに、乗り物はタクシーだけだと思っている日本人が可愛そうだと思ったことがある。現地の本当の生活に溶け込めない(拒否している)日本人に、ひ弱な一面を感じてしまうからだ。長年贅沢で便利な生活に慣れてしまうと、過酷な環境での生活が難しくなってしまう。特にスピリットの点で、脆弱になっているような気がする。
ジャングルに裸で放り出されたら、日本人はたちまち死んでしまうだろう。これは無意味な仮定かもしれないが、しかし、どんな環境・状況でも、たくましく生き抜いていく力があるのとないのでは、人生の面白みが全く違ってくるような気がしてしまう。


翌日、結婚要件具備証明というものを申請するために、マニラの日本大使館に行った。これはフィリピンで結婚の手続きをする際、この日本人は結婚をするための条件を兼ね備えていることを証明する英語の書類である。要は重婚などを防止するために、大使館が日本語で書かれた戸籍謄本をチェックした上で発行してくれる、英語の独身証明書である。
フィリピン側では、それを持って、フィリピーナの相手の日本人が独身であることを認識するわけだ。

フィリピンには何度も訪れているが、大使館に入ったのは初めてだった。
数名の日本人とフィリピーナのカップルが、同じように結婚用の書類をもらいにそこへ来ていた。
VISA申請のために訪れるフィリピーナもいるようであったが、他には海外から日本の選挙に投票するための申請をする窓口もあり、その申請に訪れている在フィリピンの日本人が数名いた。

申請受付窓口は2つ開いており、その両方にフィリピン人の担当者が座っている。担当者は日本語、英語、タガログを話すことができ、戸籍謄本チェックの様子を見ていると、どうやら漢字も読めるようであるし、日本の住所の構造もよくわかっているようだ。
どんな国でも民族でも、5%は極めて優秀な人間がいると言われているが、もしかしたら彼ら彼女らは、その5%に入るエリートなのではないかと思いながら、その顔をまじまじと見てしまった。
人当たりの良い親切な対応で、事務的で無機質な対応を予測していた僕には、何となく嬉しい誤算だった。

申請は簡単に受け付けてもらった。自分の住所の記載方法と、モナのミドルネームで若干の記入ミスがあったが、それは受付担当者がその場で説明をしてくれながら、書類を直接赤字で訂正してくれた。
思っていたより簡単に済んだという印象である。結婚要件具備証明は、翌日発行ということで、受付をしてもらえれば、あとはそれを受け取るだけである。
費用は証明書一枚で550ペソとなる。

国際結婚の手続きは、意外と複雑で面倒くさい。僕もまだ、その全貌を掴んでいない。
大使館から発行された証明書を持って、次はモナの田舎のシティーホール(市役所)へ申請という運びになるが、そこから先は、地方によってやり方が若干ちがったりするようである。
日本のように、二人のサインが入った書類を市役所に提出すれば終了というわけにはいかないようだ。
フィリピンの場合、市役所に結婚の申請を出すと、それから10日間、その申請の事実が公表(張り出し?)され、誰からも異議申し立てがなければ、次のステップに進めるということらしいが、その時点では、具体的なやり方をよくわかっていない。

ちなみに、大使館前でタクシーを降りると、フィリピン人数名が寄ってきて「結婚?結婚?」と、片言の英語で聞いてくる。どうやら申請書類の代書屋さんのようであるが、実際に手続きをしてみると、少なくとも大使館での申請は、お金を払って代書屋さんにお願いすることもなさそうだ。
普通に日本語が読める人であれば、申請書類の書き方例も備わっているので、それを見ながら問題なく記入できる。

さて、指輪と大使館での申請が終了し、マニラでの大切な用事は終了した。
次の用事は、僕の髪の毛の手入れだ。モナに、髪が長すぎると言われ、用事が済んだら髪のカットだと、厳しく言いつけられていた。
フィリピーナは、短い清潔なヘアースタイルを好む傾向がある。
ロビンソン近くにある、過去1度行ったヘアサロンに行き、髪を短くカットしたところ、次にモナは、白い髪が目立つといい始めた。確かに最近白髪が増えたような気がする。そこで次に彼女は、ヘアーカラーだと言い出した。以前は目立つ白髪だけをモナに抜いてもらっていたが、さすがにこれは1日かかるので、ヘアーカラーをした方が手っ取り早いと言われた。
再びモールオブASIAへ。今回は、タクシーで名だたるモールを行ったり来たりしているような気がするが、それだけでほとほと疲れてしまう。
約600ペソ(1200円)で、髪をダークブラウンに染めてみた。髪の色を染めたのは、生まれて初めての経験である。日本でそれをやると、いくらかかるのかわからないので、1200円が高いか安いかはわからないが、とにかく見事に白髪が消えた。
モナは僕を見上げながら「若くなったなぁ、ポギー(ハンサム)だなぁ」と、御満悦。
こんな時、僕はいつも一言「バカ!」と言うだけである。

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エントリー:4.マニラにて

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