フィリピーナと共に
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2012年10月03日

602.久しぶりにパソコンと格闘

 今朝早朝、おそらく五時頃に、「パパ、パパ」と起こされた。うっすら目をあけると、目の前に箒を持つユリがいた。どうしたのかを訪ねても、ユリはちょっと来てというだけである。眠い目をこすりながらユリに手を引かれるままついていくと、二階のリビングの床にお菓子の食べカスがぱらぱら落ちていた。ユリはそれを指差し、僕に箒を渡した。つまり、僕に掃除しろということのようだ。それを綺麗に掃き取り、これでいいかと訊くと、満足げに頷くユリは再び二階のTVに映っているアニメを見始めた。
 ユリは変に潔癖症で、自分の寝床も少し乱れているだけで機嫌が悪くなる。枕は所定の位置でなければならず、シーツのめくれは許せない。全てをきちんと綺麗に直すまで文句を言われる。しかし自分では上手にできないから、そのような時に僕にお呼びがかかる。時々僕は、「お前は女王様か」と声に出して言うこともある。
 そんなユリは、今週から公文塾に通うことになった。無料のお試し期間というものがあり、四回ほど通い、月謝を払って正式に通えるかかどうかの適性チェックしてくれる。といっても適性を確認するのは公文塾。大丈夫ですと言えば月謝を払う生徒が一人増えることになるから、どこまで真面目に適正確認してくれるのか分からないが、とにかく通ってもよいというお達しが出た。
 ユリ本人はやる気満々。アサイメントと呼ばれる家庭学習プリントも、積極的に取り組んでいる。習う科目は英語の一教科。小さいうちは、それだけだそうだ。ユリの英語は不思議と日本語英語的で、例えばユリの「この色は何?」は 「What this color? 」(正しくはWhat color is this?) となる。意味は通じるが、このような法的問題があるので、それが直ってくれたら儲けものか。といってもまだ三歳前で、モナは僕に詳しく相談するとまだ早いと言われるのが分かっているので、勝手にどんどん話を進めて決めた。彼女は本当に教育熱心だ。

 さて一昨日と昨日の二日間、僕はずっとパソコンと格闘していた。以下はiPhoneとクラウドコンピューティングに関する内容で、分からない人にはなんのこっちゃ?という話しになるかもしれないが、詳しい説明を書くとこれまたややこしくなるので、興味のない方はスルーして頂きたい。
 とにかく、これほどパソコンと格闘して汗をかいたのは久しぶりだった。
  iPhone用の最新OS、iOS6(Windowsで言えばXPとかVISTAとかWindows7といったOS)をiPhoneにインストールしたくて、iTune(アップルの音楽・アプリ管理ツール)というソフトをバージョンアップしようとしたら、それができなくなっていた。Windowsの訳の分からないエラーメッセージが出て、途中でインストールが止まってしまう。それでもiPhoneの新しいOSを試してみたくて、それはiPhoneから直接バージョンアップしてしまったが、パソコンのiTuneが古いバージョンの場合、PCとiPhoneが繋がらない問題が出る。よって今度は必死にパソコンをいじり、何とかしようと頑張ってしまった。古いiTuneがアンインストールもできないため、新しいiTuneの再インストールできない。とにかくパソコン側をまっさらにすれば、最新iTuneがインストールできるはずなので、パソコンのレジストリをいじったり結構難儀だったが、昨日昼前に、何とかiTuneのバージョンアップができるようになった。(本来はもっと簡単に普通にできるはず)
 ついでにパソコンとiPhoneをクラウド(インターネット上のメモリに、様々な端末から、どこにいてもそこにアクセスできる仕組み)で繋いでしまおうと、iCloud(アップルのクラウド)を動かしてみた。すると、それでやり取りできるファイルやファイル操作が限定的であることが分かったので、ついでにマイクロソフトのSkyDrive(マイクロソフトのクラウド)も導入してみた。これで、iPhoneで写真を取れば、自動的に自宅のパソコン上に写真が現れるし、ブログやその他の原稿も、PCとiPhoneで常に最新版を見ることができる。中々便利だが、iPhoneでワードの原稿を手直ししてもセーブできないことが分かり、少々お金を払いそれもできるようにしてしまった。こうしてみると、本当に便利だ。どこにいてもブログや、今取り組んでいる小説の原稿を書いたりチェックすることができる。ちょっとした手直しならiPhone上でやってしまうと、パソコン上の原稿もその通り自動的に変更される。ただし、iPhone上でワードの編集はOffice2という無料アプリケーションを使用してみたが、これはiPhone上での文字打ち込みが異常に遅く、しかも編集途中で頻繁に落ちてしまうため、あまり使い物にならない。よって編集がたくさんある場合、一度ワード文章をPagesというアップルのソフトで読み込み、その上で編集する必要がある。それをワードに戻す時には、Office2のファイルにPagesからコピー&ペーストしなければならず、それが少し面倒。この部分には課題が残るものの、pdf、ワード、epub(電子ブック用ファイル)と、様々なフォーマットデータをPCとiPhoneで編集、やり取りできるようになった。
 そこまでやり出すと、PCのバックアップも取っておこうだとか、Windowsのアップデートもしておこうなどと欲が出て、色々といじくっているうちに、丸二日かかってしまったとういわけだ。
 しかしクラウドコンピューティングは、慣れるととても便利だ。自動同期がなければインターネット上のドライブは単なる外部メモリだが、自宅のPCかiPhoneでいじったファイルや住所録、写真、その他データ変更が、自動で複数の端末(PCやスマートフォン)に反映されるのが面白い。しかしiPhoneで長文を打ち込むのは少し辛いので、こうなるとiPadが欲しくなる。もしくはiPhone用で、くるくる巻けたり折りたたみのできる、紙のように薄い外部キーボードでもよい。そうすれば、一つの原稿をいつでもどこでも加筆修正できる。しかもファイルを置く場所を誰かと共有化しておけば、複数のメンバーで写真なりファイルを見ることや手を加えたりできるので、使い方次第ではとても有効だ。企業内で、サーバーに置かれたファイルをみんなで確認したり手を加えるのと同じだと言えばそうだが、どこに居ようがそれができる。ならばVPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)でもいいじゃないかという話しもあるし、セキュリティーがどこまで信頼できるのかという問題もあるだろうが、個人レベルのファイルをいじる分にはVPNよりはるかに手軽で、しかもほとんど無料だ。
 こんなことを書くと、今さら何を言っているんだと言われそうで、これまでクラウドをよく知らなかったことがばれてしまうが、実際に使ってみるとこれはいい。そもそも僕はパソコン音痴だと以前から宣言しているので、古い話題で勝手に盛り上がっていることをお許し願いたい。
 クラウドコンピューティングはiPhoneでもアンドロイドでも何でも簡単に対応できるので、スマートフォンやiPadを使う人には、是非お勧めだ‥‥なんてことも、何を今さら?と言われそうだが。
 ちなみにモナのマックブックにも問題が出ており、そちらはモナが奮闘中。弟のロンを巻き込んでガタガタやっている。こちらは、マックブックのiOSのバージョンを新しくしないと新しいiTuneをアップデートできないという問題だが、マックブックのiOSバージョンアップが上手くいかない。僕はマックをよく知らないので、今のところ放っておいているが、このままうまくいかなければ降駆り出されそうだ。
 さて今日は、PCで書いたこの原稿をセーブして、ベッドに移動してiPhoneで読もうと思っている。ついでにブログへのアップも、ベッドの上でiPhone上からやってみよう。たったこれだけのことで、ブログ更新も随分楽しくなった。



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2012年09月30日

601.助け合い

 既に随分前の話しになるが、我が家のインターネットを無線式のものからケーブル式に切り替えた。当時、来週には設置できると回答をもらい、実際に使えるようになったのはそれから二カ月以上経過してからだが、とにかくビレッジ内へのケーブル引き込みの件でビレッジ管理会社と三年間騒ぎ続け、ようやくケーブルインターネットを引くという悲願が達成できたというわけだ。同時に我が家の中はWiFi対応となった。
 本日インターネットが遅いと思ったら、奥さんが映画とドラマをダウンロードしていた。昨日もやけに遅いと思っていたら、二人でiOS6をiPhoneとiPadに同時ダウンロードしていたためで、我が家をWiFiにしたのはよいが、みんなで使うと時々遅くなって困る。しかしケーブルレスはやはり便利で、しかも速度が安定しているため、日本のニュースや動画を手軽にみることができるようになった。スカイプも音声の途切れが減少し、通話品質が上がった。これらはとても嬉しいことである。

 さて、本日の昼食は、モナがコロッケを作ってくれた。最近モナの料理の腕が上がっているので、これも大変助かっている。彼女は料理について色々と勉強しているようで、最近コロッケが美味しいけれど何かしているのかと訊いてみたら、中に入れるマッシュポテトに少しバターを混ぜること、そしてポテトは皮がついたまま茹で、茹であがってから皮をむくのがコツだそうだ。皮に関してはポテトサラダを作る時にも同じだそうで、そうすることでポテトのうまみが外へ逃げないらしい。
 我が家では美味しいトンカツも作れるようになった。これまで我が家のトンカツは、スーパーで買った薄い豚肉で作る薄いトンカツ(というより、豚肉フライのような感じ)だったが、先日モナに、マニラで本物のトンカツを食べさせたら、彼女は肉の塊を買ってきて、自分で厚手のとんかつ用肉をスライスしていた。最近彼女は揚げものが上手になり、フライ類がとても美味しい。つまりトンカツもコロッケも十分いける。美味しいトンカツができるようになったことで、当然美味しいかつ丼も作ることができる。かつ丼の味付けは僕の担当だが、これはまだまだ改良の余地があるものの、近所の和食レストランよりははるかに美味しい。
 天ぷらはまだ苦手なようで、これは僕がやっても同じだが、中々うまくいかない。真面目に天ぷら粉を冷水で冷やさないと、やはりだめなのだろうか。かつてギョウちゃんの奥さんが我が家で作ってくれた天ぷらは、見事な出来栄えだった。つまり、火力とか鍋などの問題ではなさそうである。色々と試してみると、天ぷらは単純そうだが奥が深そうだ。

 コロッケを用意した昼食前に、突然親戚の子供(十二歳の女の子)が我が家を訪れた。ダディーの兄弟の子供らしいが、その子供が、なぜ突然やってきたのか誰も分からず、気付いたら家の中にいるという状態。本人になぜ来たのかを訊いてみると、本人も分かっていない。父親(ダディーの妹の旦那)にバイクで連れてこられ、その父親は我が家に顔も見せずに立ち去った。不思議な来訪だが、まあとにかく一緒にランチを食べなさいと、作りたてのコロッケをご馳走した。初めて食べるコロッケに、子供はとても美味しいと喜んでいた。コロッケとはおそらく日本だけの食べ物で、かつて欧米人にも、これは何だと何度も訊かれたことがある。当然フィリピン人にも珍しい食べ物のようだ。
 行儀のよい子で挨拶をきちんとできるし、好感のもてる子であった。ご飯を遠慮してお替りしない。美味しかったらたくさん食べなさいと言うと、恥ずかしいと答えるので、我が家で遠慮はいらないと言ったらたくさん食べていた。
 今の我が家に、たまたまマニラで買ってきた日本のチョコレートがたくさんあった。マラテロビンソンをスターバックス側から入り、左の方へ進むと、香水やバッグなどのブランド品を売っている場所があるが、その前でワゴンセールをしていたものだ。そこは価格がほぼ日本と同じで、例えばマーブルチョコレートは三十五ペソ、マカディミアナッツやアーモンドチョコレートも一箱百ペソだから、日本の定価程度の価格でチョコレートを買えるのが嬉しい。食後はそんなチョコレートなども振る舞い、子供は満足していたようだ。
 理由も分からず突然来た客でも、フィリピン人は何も考えずにこうやって自然に食事を共にし振る舞う。かつては朝からテーブルの向かい側に自分の知らない人間が座っていたこともあり、朝食後モナに、あれは誰?と訊くと、モナにも知らないと言われ驚いたことがある。適当というか寛容というか、少し不思議な世界がここにはある。
 ベルとユリは遊び相手が来てくれたと喜んでいたのでそれは全く構わないが、僕は密かに、父親はこのまま彼女を迎えに来ないのではないだろうかと心配していた。しかし昼食後、僕は迂闊にも昼寝をしてしまい、夕方起きたら彼女はもういなかった。父親はきちんと彼女を迎えに来てくれたようだ。しかし、なぜ子供を黙って置いていったのか、それは分からずじまいというところがフィリピン人の七不思議だ。たまにはきちんと食事を摂らせたいという目的ならそれはそれで良いが、分からずじまいというのが気持ちが悪い。ちなみにその子の家は、食事も満足に摂れないような家庭ではない。
 
 しかし最近は、このようなフィリピンの文化も悪くないような気がしている。図々しいのは困るしこちらの気分も悪くなるが、そうでなければ助け合いは悪くない。
 フィリピン人は日本人を金持ちと思っているが、もし日本人でもはっきり困っていると分かれば、フィリピン人は日本人を助けてくれる。一時よく騒がれていた貧困邦人の方々も、フィリピン人には随分助けてもらっているようだ。学生時代、僕は長期休みの度に自転車で貧乏旅行をしていた。食べ物がなくなると、一合でいいから米を恵んでくれと、電撃戸別訪問をして食糧を調達することも度々だった。随分たくさんの人の温かい心に触れた、僕の大切で貴重な思い出である。今の時代、それが日本で通用するのか分からないが、おそらくフィリピンでは十分通用するというのが、ギョウちゃんの考えである。
「一年くらいフィリピンを自転車で旅して、それをブログの記事にしたら面白いんじゃないの? うん、この企画は面白い、是非やろう!」
 そう言いだしたギョウちゃんは、自分でやってみるとは一切言わず、僕のこの旅行プランを具体的に考え始めた。孤独な貧乏旅行へ出かけるのは、あくまでも「僕」である。
 そんな話しで盛り上がったのは、マニラへ向かう車の中でのことであった。行く先々で、フィリピン人が面倒を見てくれるはずだから、飢え死にすることはないとギョウちゃんは言う。そう言われればそんな気もするが、その一年間、僕の家族の生活はどうするか。
「誰かが言ってなかったっけ? 旅に出るなら、お金はブログリーダーみんなで出し合うって。それでいいじゃない」
 ギョウちゃんは、笑いながら恐ろしいことを言い出した。僕の食費くらいは何とかなっても、我が家の生活費一年分となれば、決して小さな金額では済まない。食費を切り詰めるのは簡単だが、電気代、電話代、税金の類は決して安くない。どこまで本気か分からないギョウちゃんが怖くなり、とりあえずお茶を濁してその話しを終えた。
 
 そのギョウちゃん、デンゲ発症で一週間ほど緊急入院し、今は何とか退院してアラバン自宅で療養中。ご本人のブログコメント欄でご自身が告知したので、僕もここでようやくお知らせできる。
今は、一度ポランギに帰った奥様が再びアラバンに戻り、ギョウちゃんを甲斐甲斐しく介抱しているはずである。電話で話した感じだと、まだ体がだるくふらつくようだ。とにかく余計なことを考えずにゆっくり休んでもらいたいと思っているから、こちらからの電話はできるだけ遠慮している。
 現在、少しは回復しただろうか。最近僕が、最も気になっていることである。



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600.取りとめもなく

 最近はブログもおさぼり気味。決して止めたわけではなく、少しずつ以前のペースを取り戻したいと考えている。今日は取りとめもなく、近況のような内容を書いてみた。

 本日は中秋の名月。つまり十五夜となる。子供の頃、この日はいつも近所にすすきを取り行った。そのすすきと月見団子や栗や果物を皿に盛り、窓辺に飾り付けたことを思い出す。
 ちなみに昨日(九月二十九)は招き猫の日。なぜかと言えば「来る福」(九月二十九日)だからである。二十九日は日中国交正常化の日でもあった。この日に中国国内では、暴動の増大が懸念されていたが、どうだったのだろうか。今日は朝からボーっとして、そこまでトレースできていない。竹島問題・尖閣問題はどちらも酷いが、日本はこの問題のハンドリングを間違ったような気がしている。尖閣などこれまで棚上げで中国と上手にやってきたのだから、心情的には気に入らないがお互い棚上げ続行で良かったのではないだろうか。日中間はもはや、経済的にどっぷり交わっている部分がある。この問題がそれを解消する機会になるのであればそれでもよいが、果たしてそう上手くいくものだろうか。最近は中国を逃げ出し、フィリピンに進出する大手企業が目立っているという話しを聞いたばかりだが、おそらくフィリピンの人々の対日感情は、何かしらの扇動があっても中国人のようにはならないような気がする。その意味でフィリピンは、中国よりも平和だ。もっとも今回の暴動騒ぎでは、中国国内でそれを嘆く人たちの声もたくさん報道されている。それを見ていると、中国人もボーダレスが進む世界で、中国共産党の洗脳から解放されつつあるのではないかと感じている。
 そして十月一日の明日はコーヒーの日。この日がコーヒーの日であるのは、国際協定でコーヒーの新年度の始まる月が十月と決まっているためだ。よって年度初めの十月一日がコーヒーの日ということになっている。

 先週は二泊三日でマニラに行ってきた。やはり都会は金がかかる。マニラで軽くお茶を飲んで一休みというだけで数百ペソが飛んでいく。冷静に計算してみると、食事代など日本と同じかそれ以上になる。ちょっとした和食レストランで好きな物を適当に頼み、会計の段になって二人で三千五百ペソも取られると、日本円で考えて驚いてしまう。思わず食べたものを戻すからお金を返してと言いたくなってしまう金額だ。
 空港でパックに入ったスパゲッティー、ラザニア、コーラ一本、コーヒーで、六百五十ペソほど。タバコシティーで食べれば三分の一で済む。最近のマニラは何でも美味しくなったが、お金も本当にかかる。
 その前の週もマニラへ行き、その際和食の食材をたくさん買ったので(これも高かったが‥‥)、今回僕がマニラで勢力的に探して買ったのはコーヒー豆。今月初め、サラマさんから貴重な日本のコーヒー豆をお土産で頂いたが、それを貴重品として扱えない性分の僕はあっという間にそれを消費し、前回のマニラ訪問にてホテル下のカフェで買った豆も一週間もたず。よって今回は、三種類のコーヒー豆を二キロほど買ってきた。タバコに帰った日はスターバックスで購入した豆を開封し、一時間に二杯くらいのペースで飲んでいた。お店で飲めば一杯百ペソちょっとだから、その日の午後だけで、既に千ペソ分くらいのコーヒーを飲んでいる。ちなみにその豆は一袋三百八十ペソ。豆で買って飲むと格段に安上がりだ。しかもフレンチロースト(一番焙煎がきつい豆)を細かく挽いてもらったら、コーヒー一杯分に使用する豆の量が従来の半分で丁度良い。つまりコーヒー豆が二倍長持ちする。ついでにホテルの部屋で飲むため、スーパーに立ち寄り少し高級なインスタントコーヒーも買ってみたが、百グラム入り五百ペソもしただけあってそれも中々いける。豆はマレーシア産だが、インスタントコーヒー用にドイツで加工したものらしい。夜は歓楽街など一切行かず、二日目の夜はホテルの部屋でそれを飲みながら、TVで映画を立て続けに四本も観てしまった。
 
 コーヒーの日には一日早いが、せっかくだから少しだけコーヒーに関する話題に触れてみる。
 今日本では「成功する人は缶コーヒーを飲まない」という本が、にわかに売れているのを御存知だろうか。僕も前回日本を訪問した際、健康診断で糖尿の気があると言われ、糖分のきつい缶コーヒーは一切止めたが、その本によると現代日本人は糖分の摂り過ぎでたんぱく質が不足気味。それが仕事の効率に大いに関わっているというお話。缶コーヒーに含まれる糖分で体の血糖値が急激に上がり、膵臓がインスリンを大量分泌して血糖値を下げようとするが、それが眠気や倦怠感を誘う。そのために仕事の効率が下がるというものだ。
 情報元はその本ではないが、他にも糖分とインスリンの関係は、意外なところに作用していると噂されている。
 アルツハイマー病の原因の一つが、脳内にβアミロイドという蛋白質が蓄積することにあると考えられているが、それをインスリンが分解することも知られている。しかし糖分をたくさん取得すると、インスリンはもともとその主たる働きである血液中の糖分増加抑制に動き回るため、脳内でβアミロイドを分解するのに手が回らなくなってしまう。これが発見されたのはアメリカだが、今や日本でも研究が進んでいる。アルツハイマー病に、積極的にインスリンを使用した治療も研究されているが、糖分の取り過ぎがアルツハイマー病に良くないことは、どうやら確からしい。つまり、糖質を多く含む炭水化物、例えばラーメンとライスを食べるなどのダブル炭水化物による暴飲暴食は最悪の組み合わせで、そのような食生活を習慣的に続けていると、頭がボケ易いということになる。
 何でも過ぎるのは良くないが、糖分、炭水化物の取り過ぎには注意されたい。

 先週はサウナ、風呂、マッサージを体験してきたが、評判のネットワールドホテルのそれは、さすがに評判通りだった。風呂もサウナも日本と同じで、お湯はしっかり熱く清潔、かつサウナも強烈。これほど日本的な風呂はフィリピンで初めてだった。マッサージも強烈だったので、僕は二日目のマッサージは止めたが、あのお方はしっかり、二日間連続で極楽気分を味わっていた。僕は二日目、あのお方がマッサージを受けている間、二階のカフェでよく冷えたビールを一気飲み。サウナでしっかり水分を絞った体にそれは浸み入るようで、僕にはそちらの方が極楽だった。久しぶりの温泉気分に浸り、気分は爽快この上ない。

 普段田舎で暮らしていると、マニラは美味しいものを始め何でもあって、刺激が一杯だ。しかしその刺激も、たまには‥‥などと言ってのべつまくなしに満喫すると飽きてくる。夕食など、食べたいものを考えても思い付かない。和食も寿司もラーメンも焼肉も、さほど食べたいと思わなくなってくる。先月アラバンのUCCで、ハンバーグライスを食べて昇天のごとし喜びを感じたが、その記憶が刷り込まれている僕はマラテロビンソンのUCCに二回も行ってしまった。するとさすがにチェーン店らしく、それだけであれほど味わった感動は、ひとかけらもなくなってしまった。

 一転、昨日は隣町のレガスピで、親子四人水入らずで食事をしようということになった。いつも行くモールは、もはや入りたいレストランなどなくなってしまったので、たまには変わったところへ行こうと、港に隣接するモールへ行ってみた。企画の失敗だと思うが、鳴り物入りでできたそのモールはまるで人が入らず、テナントもどんどん逃げ出している。そこに入った珍しく綺麗な作りの和食レストランも、無残にも既につぶれていた。
 相変わらずモール内は閑古鳥が鳴いている。テナント待ちのスペースが半分のモールなど誰も行くわけがない。唯一そこでよいのは、海がすぐ近くにあることだ。ユリが海と船を見て興奮していた。見た目は少し心配だが、潮風を感じながら食べることができるフィリピン料理レストランを決め、そこでランチを食べてみた。ベルがメニューを見て、天ぷらがあると驚きの声を上げたので、それもオーダーの一つに含め注文した。ちなみにユリのリクエストはカンコーン(空芯采)。この辺のカンコーンは汚い水で栽培されたものが多いため、できるだけ食べない方が良いという忠告もあるが、無視してそれもオーダーに加えた。それにバーベキューとマグロのステーキ、チャーハン。
 最初に出てきたのは天ぷらだったが、それを見た瞬間、みんなの顔に落胆に色が‥‥。天ぷらと銘打ったそれは、立派な海老フライだった。しかし付け汁はしっかり天つゆ。フライの揚げ方が上手で、しかも中に入った海老が美味しいから、食べてみた結果それが一番美味かったのが笑えた。これで飲み物を四人分頼んで支払いは千ペソくらいかと思い、珍しく自分の財布にマニラの名残で千ペソ札が一枚入っていたから、それを気前よく出して、不足分はそっちで払ってとモナに会計をお願いすると、三百ペソ近いおつりが返ってきて驚いた。やはり田舎は安い。

 すきすき状態のモールで子供を遊ばせ夕食前に帰宅したが、ユリは帰った途端、電池の切れたおもちゃのようにベッドの上に大股を開いて眠りこんだ。こちらも歩き回ったおかげで疲れていたが、何とも幸せそうなその寝顔で、幸せのお裾わけを貰った。



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