フィリピーナと共に
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フィリピン生活:カテゴリの記事一覧です。

2012年07月11日

575.騙された

我が家の電気は、アレコという会社から買っている。まるで保険会社のような名前だが、その会社は日本の関東地区なら、東電にあたる会社だ。
いつぞやの記事で、このアレコの借金が大きく膨らみ返済もできなくなったため、中央の電力会社からアレコに対する送電が止まるという話しを書いた。結局数日間の停電で事は収まったが、最近そのアレコに、大きな問題が発覚した。

昨年の12月あたりから、電力ビル(請求書)を見るとSPA(スペシャルペイメントアレンジメント)という項目が追加され、月に600ペソほどが請求項目に追加記載されるようになった。経営不振のための実質的な値上げで、当時から僕とモナはそれを腹立たしく思っていたが、電気が止まると困るので渋々払っていた。
そもそもアレコの借金が大きく膨らみ返済がままならなくなったのは、会社幹部が会社の金を私用で湯水のごとく使ったからという噂があったため、そのつけを我々に押し付けるのは見当違いも甚だしいという気持ちがあったのである。
しかもフィリピンの電気料金は、日本並みに高い。そのような高い料金を徴収しておきながら、何故の経営不振なのだと声高に詰め寄りたくなってしまう。

しかし最近ある弁護士が、このSPAとは実は寄付であり、利用者に支払い義務がないことが分かったと騒ぎだした。このSPAを請求項目の中に入れ込み、いかにも支払い義務があるようにしたのは余りに酷い騙し打ちであり、自分も随分余分に支払ってしまったので、現在その使途を調査中で、今後徹底追及すると言っている。
我が家も半年間、それを全く知らずに支払っていたわけだから、同じように騙された気分になっている。寄付と同等のお金だとは一切言わず、請求項目と同列に並べて徴収していたのは、あまりに卑怯なやり方だ。
しかも過去にアレコは、我が家に対し水増し請求までした事実がある。当時は電力メーターの読み間違いだと説明を受けたが、近所の家も軒並み同じことをされていたので、これは間違いではなく確信犯だと気付き、多く支払った分は次月分から取り返した。それから我が家は、その会社を一切信用していない。
もし他に電力会社があるならすぐにでも切り替えたいところだが、残念ながら、我が家はお宅から電気を買わないと言えば、インターネットどころか、テレビも冷蔵庫も扇風機も使用不能になる。悔しいけれど、アレコから電気を買うしかないのである。

それにしても、半年も経過してから事が発覚するのは、如何なものだろうか。
電力料金に関しては、市役所を含めた官公庁関係だって支払っているのだから、このSPAとはなんだということに気付いたり騒いだりしても良さそうなものである。ローカルラジオ局もあるが、まるでそのことに対して言及した形跡がない。もしかして、皆さんグルかと疑いたくなってしまう。
こうなるとこのフィリピン、何を信用し何が信用できないか、さっぱり分からない。
もしそれが寄付なら、取り返せるものなら意地でも取り返したいし、今後は一切、余計な寄付などしたくはない。寄付金などという使途が追及されにくい金を支払えば、その金で会社幹部が遠慮なく遊び回る可能性があるからだ。

公共料金でこのような問題が出るのは驚きだが、さすがにこれは、「いやぁ、やっぱりフィリピンだぁ〜」などと呑気に構える気にもなれない問題である。
それは正真正銘のフィリピン人市民も同じようで、一人の弁護士の呼びかけに、相当の人が協力に応じる構えを見せている。



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カテゴリー:フィリピン生活
エントリー:575.騙された
2012年07月10日

574.ようやく・・

ここ数日間のインターネットが不調の話しは書いた通りだが、それがあまりに酷いので、僕はそれについてブチブチと愚痴をこぼしていた。
それを聞いたモナが昨日朝、このビレッジの管理会社に電話をし
「このままだと、うちの旦那さんが暴れちゃう」
と言ったところ、これまで三年間もぐずぐずして何も進展しなかったインターネットラインを引く件で、ようやく管理会社が重い腰をあげ、バイアンテルという電話会社を呼び相談したらしい。
よほど僕が、暴れるとまずい要注意人物と思われているのか、それともどんどんピノイ化して僕が丸くなっていることを知らずに、日本人を本気で怒らせると怖いと思っているのか、たまたま期が塾したからか、そのへんの事情はさっぱりわからないが、とにかくこれまで三年間、ビレッジの住人代表数名(いずれも有力者)が粘りに粘り交渉を続け、さっぱり事態が進展せずにさじを投げた案件が、うちの旦那さんが暴れるという一言で事が動き出したのは奇跡としか言いようがない。
ビレッジの管理会社は、正式にビレッジにラインを引くのはまだできないが、ビレッジの外の道路から塀越しに直接家に引いてもよいことにする、それでどうかと電話会社に話し、電話会社もそれであれば300mまでのケーブルを電話会社持ちで引きましょうということで決着がついた。今のところ300mであれば、ほとんどケーブルが我が家まで届きそうで、不足があったとしても少しである。そこで余計な実費がかかったとしても、安定したインターネットが引けるのであればこの際多少の出費は目をつぶることにし、とにかくみんなの気が変わらないうちに我が家は早速バイアンテルに契約しにいき、今週中に無事にインターネットラインを引ける話しに相成った。
バイアンテルは、以前の古い家で僕が使用していたインターネットラインである。グローブやスマートというメジャーなラインよりもはるかに速く安定していることを実感していたことから、我が家がビレッジの管理会社を外して直接交渉をしていた会社だ。
これが実現したら噂が噂を呼び、このビレッジの住人がバイアンテルと契約をし始める。バイアンテルはそれが狙いだ。
これでようやく、超遅くて不安定な電波式インターネットから解放される。しかもバイアンテルが支給してくれるモデムはWiFi対応で、家の中でWiFiが使用できるようになる。
大変遅ればせながら、我が家のインターネット時代幕開けだ。
しかしここはフィリピンだ。今週中という約束が来週中になり、それが今月中になって今年中に変わる可能性も十分あるから、実際にラインを引いてくれるまで、浮かれて喜ぶのはまだ早い。

それでも嬉しくなって、それをギョウちゃんに教えたら、
「いやぁ〜、我が家はエッチな動画のダウンロードが遅くて・・」
などという話しになり、その後しっかり、
「あっ、今はもう、そんなものはダウンロードしていませんけどね」
と言い訳のように言う割に、
「でも今度、サイトのアドレスをモナちゃんに教えておきますから、どうか二人で新しいスタイルでも勉強してみて下さい、ほらほら、目張りじゃなくて、なんていうんでしたっけ?モザイクですか?あ〜、そうそう、そんなのもないやつで、あっ、でもおかしな請求もないですし、ウィルスってやつもない安心サイトですから」
などと、しきりにギョウちゃんは、そのサイトを絶賛していた。よほどお気に入りだったらしい。
なぜサイトアドレスを僕ではなくモナに教えるのか、その真意を僕は即座に理解できなかったが、後でよく考えてみると、僕が入手したサイト情報を僕がこっそり見るよりも、モナが仕入れた情報を元にどれどれと一緒に見た方が、まるでファミリー劇場でも観るように二人で鑑賞できるという、ギョウちゃんの思いやりがそこにあったのかと気付き、僕は恐れ入った。
もっとも僕がダウンロードをし始めたら、それをディスクにやいてこちらにも回してくれというお願いこそが、ギョウちゃんの真の狙いかもしれないが。
とにかく動画にも耐えられそうなので(少なくともこれまでよりは、はるかにマシ)、これからは日本のドラマやニュースも見ることができそうだ。

ついでにギョウちゃんに、あるブログサイトを教えてもらった。昨日携帯でそれをちょろちょろ読んでみて、僕は久しぶりにはまってしまった。
ギョウちゃんに言わせると、書いている方はフィリピンに住んでもう二十年以上の、フィリピン生き字引のような人らしいが、内容は僕が書くブログ記事の視点と全く異なり、ご自分の人生観や哲学をさりげなく織り交ぜながら、フィリピンを俯瞰して捉えたものになっている。フィリピンをよく知りたいと真面目に思う方に、是非お勧めしたい。
最近は年に数回、気の向いた時にしか記事をアップされないという噂を聞いたが、読み物として保存版になるほど価値のある記事をたくさん掲載されているので、最初から読んでみるととても面白いと思われる。
ブログサイトの名前は「manila_no_kazeのブログ」である。僕のリンク集に貼り付けさせて頂きたい。
これはギョウちゃんお勧めでも、正真正銘、優良サイトである。



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カテゴリー:フィリピン生活
エントリー:574.ようやく・・
2012年07月09日

573.強みと弱み

昨日から相変わらずインターネットの調子が悪い。最悪だ。仕方なく携帯を通してパソコンをインターネットに接続していたが、これも遅い。
ふと自分の携帯をみたら、WiFiが2台接続中となっている。一つは自分のPCだが、さてもう一つは何か。
モナがちゃっかり自分のiPhoneで、僕の電波を拾っていた。二人でアクセスしたら、その分速度が落ちるではないか。
「おいおい、もともと遅いんだから、電波泥棒しないでくれよ」
その時ギョウちゃんから電話があり、僕のスマートも昨日から全然繋がらないと言われた。これは完全に怪しい。
「ねえ、ねえ、ギョウちゃんのところも・・あれ?」
モナにもそのことを伝えようとして振り返ったら、既に彼女はそこにいなかった。
こんな風に、ここ二〜三日、インターネットではとても苦労して、もう嫌気がさしている。
ブログ記事一つ、アップするのに一苦労だ。

インターネットは絶不調だが、我が家には最近、素晴らしい情報伝達ツールが登場した。それはベル(娘の名前ではない)である。手に持って振るとリンリンリンとなる、鈴蘭の花のような形に取っ手がついたやつだ。レガスピのモールで75ペソ(150円)で売っているものを僕がみつけ、「全員集合って時にこれがあったら便利だね」と軽く冗談のつもりで言ったら、モナがそれはよいアイディアだと言って本当に買ってしまった。
それ以後階下でそのベルが鳴ると、我が家の家族は全員一階のリビングに集合という、暗黙のルールが出来上がってしまった。さすがに一家の主が決めたことは、それが単なる思い付きでも周知徹底される。
ベルの音には不思議な強制力があり、これが鳴ると、どこにいても全員がぞろぞろと一階に集合する。僕も例外ではなく、仕事をしていようが本を読んでいようが、なぜかそれだけには逆らえない。
なぜ逆らい難いのかを考えてみると、ベルの音は、完全に一方通行の情報伝達だからということに気が付いた。もし声が掛かれば、動きたくない時は「なんの用?」「今ちょっと忙しい」などと言えるが、階下でベルが鳴る場合、そこに一切言い訳無用の響きがあり、かつ、誰がベルを鳴らしているか分からないから、何かをいう相手がいない。しかも言葉の命令と違い、そこに嫌味がまるでない。しかしあまりに効果絶大なため、小心者の僕は恐れ多くて、未だにそのベルを鳴らすことができない。
このベルが活躍するのは主に食事を始めるという時で、今日も朝食の準備が整ったあとに、けたたましい音が家中に響いた。僕はインターネットと格闘していた手をピタリと止めて、渋々一階に降りた。

ここ数日間、タバコシティーの我が家はとても涼しい。扇風機の風が当たると寒いくらいだ。昨日の昼、ベルはブランケットを体にまとって歩いていた。
この寒さの中で、モナは扇風機を回しながら、ブランケットをかぶって寝ている。寒いなら扇風機を止めようか言うと、それは止めなくてよいらしい。
今朝起きた時もとても寒かったが、朝食を取った後には突然陽射しが強くなり、部屋の中まで暑くなり始めた。今は部屋の中では、二台の扇風機を回している。
インターネットも天気も、何もかもがここでは気まぐれで、その都度気持ちを切り替えて対処しなければならない。しかし、天気が変わろうが停電になろうが、突然我が家に登場したベルは、これからいつでも変わりなく活躍しそうだ。

情報通信網など、線を一本切っただけで、何百万人、何千万人の人が右往左往することになる。この世には、実に強いものと弱いものがあるが、人間が凝り固まって作り上げた物ほど弱い。
日本は強いが弱い。漠然とではあるが、日本や日本人に、フィリピンやフィリピン人よりも脆弱性を感じる部分とは、そんなところなのだろうか。



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カテゴリー:フィリピン生活
エントリー:573.強みと弱み

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