フィリピーナと共に
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フィリピン生活:カテゴリの記事一覧です。

2012年01月25日

432.ありがとう

昨日は日本Sさんのビコール2日目の観光。
午前中は現地と電話で少しだけ話をしたが、午後から僕は出張だったため連絡が取れず、みんながどこをどのように歩き回ったのか詳細は知らない。

夜になって部屋に戻り、うっかり布団の上でうたた寝をしていた時に、モナからの電話で目を覚ました。
最後のイベントはレガスピのカラオケに落ち着いたようで、騒がしい音がモナの声の後ろで鳴り響いていた。日本時間で9時頃だったように記憶している。

当初僕は日本Sさんに、どうせなら我が家に2泊してくれと言ったが、日本Sさんは主の居ない家に2泊もするのは恐縮だと言い、昨日はレガスピのホテルに宿泊することになっていた。
宿泊するホテルは、最近リノベーションをしたばかりの素敵なホテルをビコールSさんが紹介してくれた。
2日間、他人のペースに合わせて歩きまわるのも疲れるだろうから、2日目の観光は少し早めに切り上げて、ホテルにチェックインした後は気ままにモールを含めたレガスピの散策も良いだろうと思っていたので、そんな時間からカラオケに行くというのは少し意外だった。

カラオケといってもマニラで見かけるような女性が横に座るバーではなく、日本にある普通のカラオケボックスだそうだ。料理の種類が豊富で、中々良いところだとモナが教えてくれた。
僕はこれまで、レガスピに家族で楽しめるそのような施設があることを全く知らなかったので、近場も良く見れば遊べるところがあるものだと、それも意外だった。

モナは家に帰ったらまた連絡すると言い、一旦電話を切った。
僕はTVを観て本を読み、また眠くなったら本格的に寝ようと思っていたが、寝ようとすると中々眠気がやってこない。ふと時計を見たら、夜の11時半になっていた。フィリピンの10時半である。
家に帰ったらテキストを入れるとモナは言ったが、それが届かないということはまだレガスピにいるのか、それとも家に帰る途中か、家には帰っているが酔っぱらってすぐに寝てしまったか、もしくは帰り道で何かあったか・・・。

少し気になってこちらから電話をしてみたが、呼び出し音はなっても応答はなし。
携帯を鞄に入れてしまうと携帯の着信に気付かないことがよくあるが、フィリピンでは夜の10時過ぎまで外にいることなどほとんどないので、少し気になり2度目のコールをしてみたら、やはり応答なし。
それから20分ほど過ぎた日本時間の11時50分に、モナから携帯の呼び出しに気付かなかったとコールバックがあり、これから家に帰るところだと言われた。
随分と遅い時間まで長居したものだと驚いたが、同行したダディーはカラオケや日本Sさんのお父さん(義父)との話しに盛り上がり、まだまだ帰りたくない様子だとか。
家で留守番をしているママに連絡をしているかを聞くと、モナが一度電話していると言った。

日本Sさんご一家をホテルに送り届け、モナが家に帰りつくのはきっと夜中12時頃になる。
それから更に車を走らせ、ビコールSさんが自宅へ帰りつくのは12時半か。
ビコールSさんに電話を代わってもらいお礼を述べると、自分も存分に楽しませてもらっていると言ってくれたが、1日ドライバーを務めさすがにお疲れだろうと思う。
そして日本Sさんやお二方の奥さんもお疲れのところを、ダディーが暴走して引き延ばしたのではないかと少々気になったが、日本Sさんの奥さんやご家族が楽しんでその場にいた事を後から知り安堵した。

ダディーは自分と同じような日本人婿を持つ日本Sさんのお父さん(義父)と、一体どのような話しをしたのだろうか。ダディーの性格から考えると、おそらく込み入った話はしていないだろうと想像するが、とにかく2人は意気投合したようで、その他のみんなも何かを発散するような、にぎやかで幸せな時間を過ごすしたようだ。

今回日本Sさんの我が家への訪問は、結果として僕にも様々な意味をもたらした。
自分の日本人の友人を我が家に招くことに、ダディーもママもモナも、本当に一生懸命考えて準備し対応してくれた。
友人のビコールSさん御夫妻も、まるで家族同様に今回の件に付き合ってくれた。
ビコールSさんは、友人の大切な友人は大切だと考えてくれ、家族も同様、家族の大切なお客は自分たちにとって大切なお客だという気持ちを持ってお客を迎えてくれたわけだが、つまりそれは、みんなが自分を心から友人や家族の一員だと捉えてくれている証だと思われるのである。
みんが気持ちを込めて動き回ってくれているのが日本にる自分に手に取るように伝わり、これを嬉しく感じないわけがない。

ママは今回、お客さん用にベッドカバー等を新しく作ってくれた。ミシンを使い1日がかりで手作りしてくれたそうだ。
買ってもたいした金額にはならないものだから買えばいいのにと僕は言ったが、ママとモナからもったいないという言葉が返ってきた。
これは決してお客をないがしろにした意味の言葉ではない。それは2人が、普段から質素倹約の心を忘れず家族の生活を導いていることの延長線上にある言葉であり、そのような考え方に触れるにつけ、日本人の僕は家族への安心感と信頼感を深めるのである。
しかももともと我が家には、それほど古くないベッドカバーがある。にも関わらず僕のお客にわざわざそれを新調してくれる気の使いようを知り、今回の来客は自分が現地にいなくとも、家族が心からお客を受け入れてくれると確信し安心することができた。

同時に、かつては日本の母親たちの多くができるだけ自分の手をかけ生活を支えていたことを思い出し、そのようなことに懐かしさと温かさを覚えるのである。
今の日本では、少しだめになると何でも買い替えてしまうが、我が家ではできるだけ手をかけて使えるものは使うようにしている。直せるものはがんばって直して使う。
僕も物を大切にする気持ちを持つことは大賛成だが、そこまで頑張らなくてもと言いたい時があるほど、ダディーやママ、モナはそのことを徹底している。
モナが日本で働いてお金を稼ぎ、そして日本人の自分が家族として入り込んだ時に、フィリピン人ファミリーの生活の中味が変わったとしても、そのような精神の部分までが見て取れるように変化してくれば、きっと僕の中には、払いのけたくなるようなすっきりしない感情が芽生えるはずであった。
だからその意味合いにおいて、いつまでも物やお金を大切にする気持ちを持ち続けてくれる家族には、自然と感謝の気持ちが自分の中に芽生えてくる。

こうして今回のイベントは、僕が遠隔の地である日本にいながら、フィリピンの友人や家族との絆や信頼を深めるものになった。
イベントとは一つの目的に意識や気持ちを合わせるものであり、このような時に、みんなの基本的なベクトルが揃っているかどうかが良く分かる。
日本Sさんご一家に対しては至らない点があったとしても、概ねビコール旅行を楽しんで頂けたようで、それはひとえに現地の友人Sさん御夫婦や家族の気持ちの現れであったはずだ。
どんなに豪華な料理や仕掛けでもてなそうが、気持ちがこもっていなければお客には楽しんだりリラックスしてもらったりすることはできない。
逆に気持ちがこもっていれば、少々行きとどかないところがあっても、それはきちんと伝わる。
こうして振り返ると今回のイベントは多くの意味を見出す結果となり、今僕は、素晴らしい友人や家族に恵まれたことを本当に誇らしいことだと、あらためて強く感じるのである。


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カテゴリー:フィリピン生活
エントリー:432.ありがとう
2012年01月24日

431.ダブルS

真夜中、ふと部屋の窓を開けて外の様子をみたら、雪が降っていた。
湿った雪ではなく見るからに柔らかそうな軽い雪で、一つ一つが風になびいて右や左に揺れながら降下している。どうやら相当気温が低いようだ。
その証拠に少し窓を開けただけで強烈な冷気が部屋に入り込み、あっという間に部屋の温度を下げた。これは夜のうちに少々積もりそうな気配だ。

つい先ほど、フィリピンの我が家から、スカイプによる宴会実況中継が入った。
ダイニングにて、2人のSさんが相当酔っていらっしゃるようだった。
身につけている服、開けっぱなしの窓、窓から入る風になびくカーテン。画面の向こうはこちらの寒さをよそに、南国ムードがむんむん漂っていた。

2人のSさんとは、同じビコールに住む日本人のSさんと、日本からフィリピンに遊びに来ているSさんである。日本のSさんの奥さんや奥さんのご両親も画面の端にちらほら映っていた。
日本から来たSさんが、空になりかけたデビルマーク入りジンボトルをカメラの前で振りながら2本目のボトルだとおっしゃっていたが、それはきちがい水の中でもきちがい中のきちがいじみた奴で、そんなものをガブガブ飲んだら死んじゃうよと警告したが、既にその毒に前頭葉が犯されている2人のSさんはその警告を聞いているのか聞いていないのか、すぐに次のボトルに移行しそうな勢いだった。

フィリピンの過酷な環境で事業を営むビコールSさんと、普段日本で神経をすり減らしながら大変な仕事をしているSさんであるから、たまにはきちがい水に心底浮かれて楽しんで頂くのは大いに結構だ。それでこそ我が家に来て頂いた甲斐があるというものである。
フィリピンは今の寒い日本と違い、ベッドに辿り着く前にリビングや廊下やベランダでひっくり返ったとしても、かえって気持ちが良いくらいで凍死する心配はない。せいぜい蚊にさされてあちこちが痒くなる程度の被害で済む。
何を観て何を食べて何を話しているのか、スカイプでちらりと参加した僕には分かりかねたが、とにかく楽しそうな雰囲気だけは確認できて何よりだった。

何せ肝心のホスト役である自分が日本にいるわけだから、そこにお客を招くとなればどうしても気になる。
ビコールのSさんに自分の代わりのホスト役をお願いし気持ちよく引き受けて頂いたが、そのSさんが来客のSさんと一緒に前頭葉を麻痺させながら場を盛り上げてくれたのは、本当に助かった。
ビコールSさんは、少々酩酊気味で車を運転して帰るなどと言っていたから、どうせなら泊まっていってくれたら良いと進言したが、おそらく気をつかい一旦自宅に引き揚げたのではないだろうか。
明日は日本からみえたSさんご一家をビコール観光にお連れしてくれるために、また早い時間からジャマイカの我が家に来てくれることになっている。

ビコールSさんには奥さん共々本日のクッキングや食材、そして観光などを手伝って頂いている。本当に申し訳ないと思いながらも、大変感謝している。
今日のことだけではなく、ビコールSさん御夫妻には自分もモナも日頃から細かいことに至るまで世話になりっぱなしで、いつか鶴の恩返しをしなければならない。
もちろんモナや我が家の家族にも、自分の友人の訪問に際して一生懸命考え準備をしてくれたことに、感謝の気持ちを忘れてはいけないと思っている。

2人のSさんは当然初対面だった。
ビコールSさんは、タガログが現地人並みに堪能で、フィリピン生活が長い分フィリピンに関する見識も並大抵ではない。
フィリピンに家を買い、できれば将来フィリピンで生活をしたい日本のSさんには、手応えのある話し相手ではなかっただろうか。
おそらく前頭葉がまだ健全なうちは、興味深い話しの数々を聞くことができただろうと想像している。
後半戦の話しや出来事は、翌日目覚めた時に日本のSさんの記憶に残っているかどうか怪しいが、「あまり覚えていないけれど楽しかったぁ〜」と言っていただけたらそれはそれでこちらも嬉しい。
もともとB型を地で行くSさんであるから、そんなそらとぼけた状態になったとしても、らしさが出ていて面白いと思う。

実は、僕もビコールSさんも日本のSさんも、血液型はB型である。
僕は昔から周囲の仲間に「典型的B型」の称号を頂いているが、そんな称号をくれる仲間も皆B型で、気がつけばいつもB型軍団が出来上がっていた。
これまでの経験上、同じB型の仲間というのは、「まあB型だからねぇ〜」でたいがいの事を許せてしまえる不思議な関係を築ける。
そして典型的B型の称号をほしいままにしてきた僕に言わせると、日本のSさんこそ「真正典型的B型」ではないかと僕は密かに思っているのである。

ここまで言ってしまえば、B型の特性とは何かを明らかにしなければならない責任を感じ、敢えて僕の持つ典型的B型のイメージを説明せねばならないと勝手に思うのだが、それは次のようなものである。

直感型思考性、直感型行動性、その直感で良く失敗をする、芸術肌、適当、情熱的、熱し易く冷めやすい、情緒的、直情的、「なんとかなるさ」でなんとかしてしまう(だから始末が悪い・・)、マイペース、同姓はBが合うが異性はBが合わない、おっちょこちょい、楽天的、マゾヒスト傾向、異端児、凝り性、止まりたいのに止まらない(誰かに止めて欲しい)・・・。

これらは決して日本のSさんをイメージして並べたことではない。自分や周囲のB型の仲間を長年見てきて、自分がぼんやりと感じているB型の特徴である。
その上で僕は、日本のSさんは真正ではないかと疑っている(笑)

若くしてフィリピンに飛び込んだビコールSさんや、この歳でフィリピンに飛び込んだ自分も本当は真正の疑いが濃厚(と書いてしまうと、フィリピンに飛び込んだ人は皆真正か?ということになるが・・)で、自分のことを棚に上げて話すようで申し訳ないが、フィリピンに深く関わってしまう人というのは、B型が多いのではないだろうか。
そして先に述べたB型のイメージというものを良くみれば、実にフィリピンに適合しそうな特性が並んでいる。
つまりB型は、一言で言えば南国気質だと言えそうな気がしているのである。

そのB型同士が集えば、その先は何が起こるか予想不可能となる。
直感や思い付きで目先がころころ変わり、予定が予定通り進まなくなる。これと思えば突き進んでしまう悲しい性を持っている。
日本のSさんの観光はまだ続くが、今日と明日、南国にて南国気質同士、無事に楽しんで盛り上がって頂きたいと、寒い日本から切に願っている。


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カテゴリー:フィリピン生活
エントリー:431.ダブルS
2012年01月22日

430.日本の金力

東京ゲートブリッジという新しい橋が来月開通するらしい。
羽田空港が近いために高さ制限があり、しかし橋の下をタンカーが往来するので最低限の高さも維持しなければならないことから、強度上の制約を受けて少し変わった形をしている。
全長は2.6キロメートルと東京で一番長い橋になるそうで、総工費が1125億円だそうだ。
日本にはこのような物がどんどんできている。
日本人は金銭感覚が麻痺しているから、そのような建造物が1000億円くらいでできてしまうのかなどとさらりと聞き流してしまうが、もし当たれば気絶しそうな宝くじの高額当選金3億円の300倍もの費用(宝くじが300回当たった)がかかったと言えば、それが如何に気の遠くなる金額であるかをあらためて認識できる。
そしてこの橋一本で、フィリピンの国家予算の1/30にもなる。あらためて日本とフィリピンの国力の差を感じざるを得ない。

しかしふと思ったが、1125億円ということは、日本人1人約1000円出すことになる。
もし4人家族であれば4000円の出費となる。
日本で道路や橋や施設などを作った時に、もしその時々でかかった費用を国民が負担することになれば、4人家族では東京ゲートブリッジで4千円徴収します、何々道路で2千円徴収させて下さい、公務員ボーナス月だから1万円徴収しますよ・・・などということになる。
そのように考えると、公務員の給与も含め、毎月相当の額の請求がきそうな気がし、その金額は、本当に請求がきたら暴動が起きるほど無理なものになりそうな気がしてしまうのである。
とすれば、今日本で日々かかっている費用とは、本当に国民全員で賄えるのだろうかという疑問が湧いてくる。

当然収入の無い人は、税金を払っていない。ご老人や子供は負担対象から除外である。
すると、収入のある人の負担は、大変大きなものになる。
このように考え出すだけで、収入と支出のバランスに違和感を覚える。現在国民は、本当にそれだけ払っているのだろうか?

もう少しマクロで考えてみる。
日本の税収は法人税、所得税、消費税の大きな3本柱となっている。ここ近年の大雑把な国の収入は、所得税は15兆円、法人税は8兆円、所得税は10兆円である。その他細かいものを合わせ、昨年の税収実績は41兆だった。
昨年度の国家予算は補正予算後で約95兆円。国民の大部分は既に御存知のように、半分強は公債等の借金で賄われている実態がある。

さてここで気になる話しがある。日本の公務員への給与支払いが、総額で50兆円から60兆円にもなるという話しである。
これは数年前の国会討議で出された数字だから、少々大げさな面があるにしても、まるで的外れの数字ではない。国の発表では公務員人件費は47兆円だったが、隠れた数字を入れこむと、もう少し金額は膨らむという話しであった。
地方税収入の合計は約30兆円程度で推移していると思われる。先ほどの国の収入と地方税収入を足しこんでも約70兆円。うち50兆円から60兆円が人件費に消える。

こうなるとますます妙な違和感を覚え、頭をもう少し整理したくなってくる。
借金を含め、国、地方で使えるお金は全部で120兆円(国税収40兆円、借金50兆円、地方税収30兆円)。そのうち約半分の60兆円が国・地方公務員の人件費。残り60兆円が各種事業に回せるお金となる。
まずは事業に使えるお金がおよそ60兆円であることは分かったが、それはまるまる借金ということになる。

かなりどんぶり勘定だが、そもそも国や地方の運営に関する議員や公務員の頭も、かなりどんぶり勘定になっていそうである。
実はまだまだ不思議なことがある。
そもそも国の借金とは何かということである。毎年50兆円も借金をするが、そのような大金が一体どこから出るのか。
毎年税収を上回る借金をするということは借金をしながら借金の返済をしているわけで、多重債務者と同じ自転車操業に陥っていることになる。
実際の国債返済は、毎年約20兆円があてられている。20兆円返して50兆円借りる。これがまかり通るのだから、自分もあやかりたいものだと強く思うが、僕個人にはそれだけの信用はない。
日本はこうしてお金を回しているのだろうが、国債の元金となるのは結局年金積立金や預貯金、保険金、海外投資(外国政府を含む)等となる。

こうして積み重なった借金残高は約650兆円。
人口を1億人としたら、1人頭650万円の借金となる。日本の世帯数は約5千万であるから一世帯あたり1300万円の借金を抱えていることと同義である。
日本人全員が2年間無給で働けば、借金は帳消しとなり晴々と再スタートできることになる。

現在日本国民の金融資産はいくらほどなのだろうか。10年前で1200兆円などと言われていた。
国富(国の総資産)では日本の資産は現在3700兆円と言われている。アメリカは4200兆円だから、人口比、面積比を考慮すると日本の国力はかなり大きいことになる。
これがバックボーンとなり、これほど借金まみれの日本国通貨である円が、世界の中で相変わらず強い。各国は口では日本に様々なプレッシャーをかけているが、結局は日本の信用が一番大きいということになる。お金のことになると、みんな正直だ。
その背景には、世界各国の借金もかなり大きいことがある。
欧米は偉そうに踏んぞり返っているが、同じように皆、借金まみれだ。アメリカはドルを安易に大量に印刷するため、ドルの価値が大幅に落ち込んだ。ユーロもその後を追っている。
日本は生真面目だから、生み出される付加価値から大きくはみ出して、無用に円を印刷しないのだろう。

お金とは本当に不思議なものである。
毎日新聞が大量に印刷されているように、1万円札もちょっと1万枚ほど印刷してそれを頂けば、ちょっとした金持ちになれる。
国はわざわざ借金などしないで、どんどんお札を印刷してしまえばいいじゃないかと思えるが、それをやってしまったら、日本の円の信用はがた落ちとなる。
お金が気安く出回れば、インフレになる。
世の中、お金に限らず希少なものは価値が上がり、大量に出回れば価値が下がるからである。お金の価値が下がれば、100円で買っていた野菜が200円でないと買えないということになる。お金の価値が下がるということは、そのようなことを意味する。
価値が下がると分かり切った貨幣は、世界でも信用を失う。
よって国は、国が生み出す付加価値を睨みながら、印刷するお金の数量をコントロールしなければならない。

ここでようやくフィリピンのことに考えが及ぶ。
安易直感型のフィリピンは、ペソの印刷をきちんとコントロールしているのだろうか。
現在フィリピンはインフレが激しく、多くの国民の生活が圧迫されている。
誰かが勝手にペソを印刷し、勝手に誰かに小遣いをやっているなどないのだろうか。
「公務員の来月の給与が足りない?あっ、ちょっと待って、すぐ印刷してくるから・・」
なんてことがあっても不思議ではないフィリピン政府の体質である。
年間国家予算3兆円と大変規模の小さい政府だが、そのくせ地方自治体長の資産が200億円などという話しも聞いたばかりだ。これも大変不思議な話しである。
日本とフィリピンの国力の違いを考えれば、今の円・ペソ為替レートも違和感がある。
どこの国でも大変なお金の操作をしているが、フィリピンのそれはかなり怪しい。
それはどこまで緻密に真面目に行われているのだろうか。

このように、たまにはお金のことを考えるのも楽しいが、フィリピンのそれについて考え出すと、出口のないトンネルに入り込んでしまうような気がしてしまう。
それでもマクロでお金の仕組みや流れを感覚的に掴んでいる人は大きな金運に恵まれる機会も増えそうだから、例えそれが無謀なことだとしても、少し挑戦してみようかなどという気になっている。


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posted at 18:09
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カテゴリー:フィリピン生活
エントリー:430.日本の金力

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