フィリピーナと共に
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フィリピン生活:カテゴリの記事一覧です。

2012年01月09日

423.荷物は?

やられましたぁ。
成田到着後、預けた荷物を待っていたが、いくら待っても出てこない。
いやな予感はあったが、最近僕のそんな予感はだいたい当たってしまう。
乗客の荷物が出揃い、各自が自分の荷物を手にどんどん税関の方へ行ってしまう。
取り残されたかたちとなった僕のところへ、係員が声をかけてきた。
荷物のタグを見せると、係員は手に持っている書類と照合し、「あ〜、あります、あります、この荷物は今、バンコックにあります」ときた。
「それって無いってことじゃないの・・・」
まあ、行方不明よりははるかにマシというものだったが・・・。

実はその予感はあった。マニラからバンコックへの便が遅れ、だだっぴろいバンコックの空港で乗り継ぎに大変な思いをした。
もともと乗り継ぎに時間の余裕がない組み合わせだったので、案内係が飛行機の出口に待機していると思っていたが、これが当てが外れた。

それにしてもバンコックの空港は立派だった。設備も素晴らしい。マレーシア、シンガポール、香港・・・。アジアの国々の主要空港は、いずれも成田空港がかなりみすぼらしく見えるほどである。フィリピンがアジア地区で取り残されているのが良くわかる。

なんて感心しながらも、乗り継ぐ便のゲートを探してひたすら歩いた。
途中で荷物やボディーチェックがあったが、ここが大混雑していた。
バンコック発の日本行き便はマニラでチェックイン済みで、ボーディングパスをマニラでもらっていた。
そのボーディングパスに書かれたボーディングタイムを、バンコック到着した時で既に15分も過ぎていた。しかもボーディングパスに書かれたゲートナンバーは、実際のゲートナンバーとまるで違う表示だった。
よって成田行きはどこかと、空港係員に2度ほど訊いて何とかゲートに辿り着いた。
最初は日本行きの便に乗るまで必死だったが、ようやく飛行機に間に合い飛び立って一息ついたところで、あのタイミングで、マニラで預けた荷物がうまく引き継がれているのだろうかと疑問が湧いた。
だから予想通りと言えば予想通りだった。

係員は本日の午後便で荷物が日本にやってくるので、明日には届けられるから心配いらないと言うが、僕は普通の日本人のように、こちらに着替えも何もない。明日はお客さんとミーティングなのに、スーツもYシャツもない。その鞄に全て入っている。よって明日では困ると言った。
たまたまマニラから同じように乗り継いできたフィリピン人の方がいて、その方の荷物も僕の荷物と一緒に本日午後バンコックから日本へやってくるが、その方が川崎で同じ方面だから、車を一台チャーターしその方と僕の荷物を本日中に指定場所へ届けてくれることになった。

このような場合、あらたに税関申告書を記入しなければならないということで、職員とやり取りをしながらそれを書いた。
場合によってはスーツケースを開けて検査するので、鍵も貸してくれと言われた。
スーツケースの中に、実はちょっとした基板が入っている。それは日本から持ちだしたもので、基板の一部が壊れているのでバツ印をマジックで書いてあったりするから、決して売り物ではないことが一目瞭然だが、これは何だという話しにはなるかもしれない。
通常よりも細かく、中に何が入っているかを聞かれる。いつもならば特に申告しないが、タバコが1カートン入っていると言ったら、それを200本と記入してくれと言われた。
実はマニラでタバコを2カートン買おうとしたが、モナに持ちこみは1カートンまででしょうと言われて止めた。それで止めて大正解であった。税関職員に、現地にVISAを持っていると減税対象が拡大するという噂を聞いていると確認したら、それは関係なく、タバコは200本までと言われた。もし鞄にそれ以上のタバコが入っていたら、再び成田に来て税金を納めてもらうことになるなどと言われた。
お役人の発想とは、相変わらず面白い。タバコの税金を払うためにわざわざ成田に?そのようなことはあり得ない。
それにしても本当に厄介なことだ。

着陸したのは7時を少し過ぎたあたりだったが、税関を抜けて表に出たのは8時半にもなっていた。本当に迷惑だ。
手持ちの日本円が800円の小銭だけだったので、銀行のATMに行った。
カードを入れてお金を引き出そうとしたら、その時間はまだ扱っていないと出た。
その時にはかなりどきりとした。悪い事が重なると自分の不運を嘆いたが、すぐ近くにセブン銀行のATMを発見し、そこで無事にお金を引き出すことができた。
ほとほと疲れ、ほとんど手ぶら状態で今回の宿に到着した。
今日はほとんど朝に移動を終え、ほぼ一日休日だと思っていたが、結局昼近くになっていて半日つぶれてしまった。

ところどころで成人式の恰好をした若者がいた。
そうか、今日は成人式か・・・。美容師のshunsukeさんは忙しいかもしれないなぁなどと思いながらマンションに来てそこでパソコンを開けたら、そのshunsukeさんからコメントが入っていたので、驚きながらも忙しいさなかにわざわざ・・と感謝し恐縮した。

今回の宿は、部屋が狭くて陰気だ。
窓が全てすりガラスになっていて解放感無し。ベッドも無し。
エアコンをがんがん入れているが、部屋がなかなか暖まらず、寒くて仕方がない。
そのような部屋のフローリングに直に敷いた布団は、とても寒そうだ。夜は寒さで眠れないかもしれない。
このマンスリーマンションを提供した業者の担当は、大変良く知っている人なので、明日にでもさりげなくクレームを出しておこう。
既に一か月契約をしているので部屋の変更は簡単にはできないが、一か月経ったらホテルに移動しようかなどと初日から考えている。
それにしても侘しい初日になってしまった。


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カテゴリー:フィリピン生活
エントリー:423.荷物は?
2012年01月08日

422.淀んでいる

僕は夜の便でタイへ飛び、そこで日本行きの便に乗り換える。
モナは昼の便でレガスピに帰る。
よってモナの飛行機に合わせホテルをチェックアウトし、2人でターミナル3へ行った。
セブパシフィックのチェックインカウンターは恐ろしいほどの人でごった返していたが、手荷物しかなかったモナはエクスプレスレーンに並び、あっという間にチェックインを終了。おかけで2人一緒にゆっくり昼食を取る時間ができた。

モナと別れた後、僕は時間がたっぷりとあるのでさてどうしようと考えた。僕の飛行機はターミナル1である。
移動せずにターミナル3で時間を潰すか、移動してしまい落ち着いて仕事でもするか・・。

結局移動してしまおうと、何気にタクシーに乗った。
そしてタクシーの中で、なぜ自分がタクシーに乗っているのかとハッとした。
時間がたっぷりあるのだから、無料ターミナル循環バスを利用すれば良かった。いつもそれを利用しているのに、今日はタクシーを使ってしまった。
ターミナル3からターミナル1は意外と遠いので、少し高めの空港イエロータクシーで、メータは160ペソ。
よってチップ込みで200ペソを払った。これでコーヒーが2杯飲めた。

ターミナル1に到着すると、ビルディングの前が人でごった返していた。
しかし良く見ると、全員が建物の中に入るために並んでいるわけではなさそうだ。到着ロビーの前でたむろするのは分かるが、出発ロビーの前で一体何をしているのだろうと不思議に思い人ごみの中で様子を見てみたら、見送りが大勢いることが分かった。
しかし、ただ椅子に座ってボーっとしている人、単に立ちつくす人も多い。出発する人を待っているのだろうか。
その人たちは何をしているのか結局分からないが、とりあえず僕はビルディングに入る列に並んで中へ入った。

中に入って全体を見渡すと、チェックインカウンターがずらりと並んでいるだけで、コーヒーショップのようなものは無さそうだった。待合用の椅子は人が一杯で座れない。
僕はほとんどターミナル1を利用しないので、ゆっくりするにはターミナル3の方がずっと適していることなど、とっくに忘れていた。
チェックインを済ませ出発ゲートの方へ入ってしまえば、たばこが吸えるラウンジがあることを覚えているが、肝心のチェックインカウンターがまだまだオープンしない。
わざわざお金をかけてターミナル1に移動したのは失敗だった。

空港職員に、コーヒーが飲めて時間が潰せる所はないかと尋ねたら、出口を出て右にずっと行けば、食事とコーヒーの店があると教えてもらった。
言われた通り一旦ビルディングを出て、人ごみをかき分けるように進んでレストランに入ってみたら、空いているテーブルがほとんど無いので相席をお願いした。
その店はカフェテリア方式になっているようで、テーブルに座っても注文を取りに来る事がない。これ幸いにホテルの部屋から持ってきた飲みかけのミネラルウォーターを飲み、タクシー代の半分を取り返してた気分になった。
その水は僕が荷物になるから部屋に置いていけばとモナに進言したもので、それをもったいないとモナが持参し空港で僕に手渡したものだった。
この「もったいない」という言葉をママやモナが頻繁に使って実践するので、僕にももったいない病が感染しているようだ。

今日のマニラの天候は雨。朝から天気が悪かった。
モナの飛行機が飛ぶだろうかと心配したが、天候不順でフライトが一時ホールドになったものの1時間遅れで飛び立ち、何とかレガスピに着陸したという電話をもらった。
もしかしたらモナの乗った飛行機はレガスピに着陸できず、マニラに引き返してくるのではないかと思っていた。
そうなったら僕はすぐにターミナル3に引き返し、夜まで2人でコーヒーなどを飲めると思っていたから、無事着陸したという情報は安心したようながっかりしたような、複雑な気分だった。
もしモナが今日マニラに泊まることになったら、自分も一緒にマニラでゆっくりしたいなどと本気で思っていた。
そうなって後で困るのは自分だから、とりあえず予定通りに事が運んで良かったということだが、実は今回、日本へ行くことにとても抵抗感がある。
以前は日本でラーメンを食べよう、寿司も食べたい、かつ丼だ、牛丼だとワクワクしていたところも少々あったが、今回はそのようなことも全くない。心の中で憂鬱の塊がどっしりと重く居座っている。どうやら僕も、本格的にフィリピンの生活に馴染んでしまったみたいだ。

1人になるとその憂鬱感が増幅されたようで、ますます胸の内で大きくなってしまった。
パソコンを広げても、ゲームをしてみても、何か中途半端で没頭できない。
実はこの原稿も、そのような状態で書いている。
いつもならさらさらと一気に書ける文章も、今日は小分けに書いている。少し書いてはぼんやりと窓の外を眺め、ため息まじりでまた書き始める。
そのせいか内容も、今日のマニラを覆っている重苦しい雲のようにすっきりせず、淀んだ文章になっている。

どこかでこの気持ちを切り替えなければならない。幸いなことに、日本に到着する9日は休みということなので、その休日を使って気持ちを切り替えようと思っている。
この淀んだ状態では、仕事に支障をきたしそうだ。日本で何か楽しみを見つけなければとも思っている。
日本語の本がいくらでも買えるではないかとか、休日は朝からあのコーヒーショップに入り浸ろうとか、観光気分で出かけてみようとか、そういったことをである。
夜の街を徘徊して楽しもうとか、そのような類のことは全く考えていない。不思議とマニラでも、全くそういったところに行きたいとは思わなかった。
仕事が1段落つけば少しはそのような気分になるかもしれないが、とにかく今は、そのようなムードではないということだ。
とりあえず明日は、お気に入りのラーメンを食べに行こう。


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カテゴリー:フィリピン生活
エントリー:422.淀んでいる
2012年01月07日

421.癒される

朝の5時、定刻通りにマニラに到着した。天候は曇り。空港の外へ出て見るとかなり涼しい。
見慣れた光景、見慣れた人種が周囲に溢れ、地元に帰ってきたという実感がわく。
よく家のトイレじゃないとウンチが出ないという人がいるけれど、僕も本日、それと似たような状況だった。昨日から何となくトイレに行きたい気分だったが、マレーシアの空港や飛行機の中よりフィリピンについてからにしようなどと考え、本当にマニラに到着してから空港のトイレに入った。
・・・・結果は安産で、めでたしめでたし。

とにかく地元に帰れる事実に癒されていたせいか、病は気からとは良く言ったもので突然体調が良くなった。
マレーシアの空港でマニラ行きの便を待っている間に、あれほど自分を苦しめた舌の痛みが、見事なほどになりを潜めた。
昨夜搭乗1時間前、小腹が空いたので試しにマヨネーズ&チリソースソーセージパンを買って食べて見た。チリソースと書いてあるからには少しは辛みの効いたソースが使われているはずで、前日であれば食するのは不可能だったはずのそれを試してみると、確かに味としての辛みを感じるものの、それが舌にしみて痛いということは無かった。
完全復調の兆しであった。人間の体とは、本当に不思議なものだ。

マレーシアでのチェックインは、少し手間取った。
それは日本人の自分が、マニラまでの片道切符(往復の残り)でチェックインしようとしたからで、その場合はVISAもしくは他国か日本へのエアチケット提示を求められる。
今回は日本へのチケットを持っていたが、敢えてそれを出さずにフィリピンのVISAのみを示した。
するとチェックインカウンターの人間は、そのVISAはフィリピンへの片道切符で入国させて良いかどうか迷うのである。
日本から片道切符でマニラへ行く際はそのようなことが一切無かったが、マレーシアの係員はうろたえる。前回も同様だった。
結局周囲にいる詳しい人間に確認を取ったりしながら、最後は日本へのチケットはないかと訊いてきた。
仕方がないのでマニラ発の日本行きのチケットを提示したら、これで全く問題ないと言うので、もしチケットが無かったら問題だったのかと尋ねると、問題無いがチケットがあれば完璧だと言われた。
どうもしっくりせず、通常はマニラとマレーシアの往復チケットでマレーシアに入国するのだから今後のことで不安になってしまう。

なにはともあれ、そんなことがあってマニラに到着した。
明日の夜は日本に向けてフィリピンを出国するので、また突然具合が悪くなるのだろうか。
少しそんな気がしている。
病は気から・・・であれば、そんな気がするだけで既に体は病気への道のりを歩み始めているはずで、そんなことを意識すればますます体は病気に傾いていくから、ある時点から加速度的に病気体質の体へと変化を遂げて1時間後くらいには気絶しているかもしれない・・・などという妄想を楽しみながらコーヒーを飲んでいる。

コーヒーを含めしばらく熱いものを飲む事ができなかったため、久しぶりに美味しくコーヒーを飲んだ。
空港のコーヒーは値段が高いだけのコーヒーであったはずだが、今は適温のホットコーヒーであれば何でも美味しく感じる。
自分の状況、おかれた環境で、見るもの触るもの味わうもの全てが一変する。そんなことが分かれば、普段から贅沢なことは言わない方が良いなどと思う。贅沢など言わず、普通に飲んで食べることができる幸せに感謝しなければならない、

・・・と、病後はそのような殊勝なことを考えるが、少し時間が経過するとそんなことなどすぐに忘れる自分であることを、僕は十分知っている。
普段意識せずに享受している当たり前の幸せを噛みしめるには、たまにはこの程度の病気も良いかもしれないなどとは、考えたのと同時くらいに笑ってしまう。
酷い目に遭っているさなかは、この苦しみから解放してくれたら何でも言う事をききますという心境になっていたのだから、これは神が与えてくれた普段気付かない幸せに気付く貴重な機会だなどと、本気で考える自分ではないと思っている。
自分がコーヒーの違いが分かる男かどうかは自信がないが、僕が世俗的で貧弱な精神の持ち主だということくらいは、良く知っているつもりなのである。
とにもかくにも、コーヒーを飲みながら、くだらないことを次から次へと妄想するゆとりが出てきた。

モナと合流するまでまだ2時間、もしいつものように飛行機が遅れると、更に待ち時間は1時間、2時間と増えていく。
それでもまあその時はその時で・・・などと悠長に構えていられるのは、僕が少しは人間的に成長した証だろうか、それともフィリピンの空気がなせる技だろうか・・・。
おそらくそれは、後者だろう・・・と、ここの癒される空気に触れながらそう感じている。


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カテゴリー:フィリピン生活
エントリー:421.癒される

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